「無限芸」で挑むお笑い力の限界がえげつない
また、このチャンネルの「顔」と言えるのがせいやが編み出したまったく新しいお笑いコンテンツ「無限芸」だ。無作為に選ばれたひとつのお題(アイテム)をもとに、時間が許す限りそのアイテムでひたすらボケつづけるという己のお笑い力の限界に挑戦している。
想像してみてほしい。「今あなたの目の前にあるもの、スマホでもペットボトルでもリモコンでもなんでもいい、それだけを使って15分モノボケをしなさい。ただし10秒無言の時間がつづいたら死にます」と言われたら果たして何分持つだろうか。私なら1分すら持つ自信がない。しかし、せいやは10分だろうが20分だろうが関係ない。まさに「無限」にボケつづける。しかもただ闇雲に乱発するのではなく、たとえば【軍帽】というお題が出れば、「軍帽を被ったルフィ」「溶けて小さくなったベガ」など、本ネタかと思うほどのボケを次々と繰り出していく。
「無限芸」という、ある意味で「修行」「拷問」ともいえるこの企画で、せいやの異常なまでの知識量と斜め上を行く発想力、鋼のような精神力をまざまざと見せつけられた。
万人向けのチャンネルではなく、それどころかほぼノー編集流しっぱなしという、YouTubeのトレンドに真っ向から逆行しているこの『イニミニチャンネル』は、ある意味では観る人間を選ぶチャンネルかもしれない。しかし、一度せいやの作り出す世界観を受け入れてしまえば、あとはただ何もない白い部屋に吸い込まれていくだけ。
そしてただ意味不明だったはずの
「イニミニレカピカレーライオニカチカロリパパランパンプッシュ」
の意味がなんとなくわかってくる。「イニミニレカピカレーライオニカチカロリパパランパンプッシュ」が共通語になる日はすぐそこまで来ているのかもしれない。
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