女子高生連続変死事件「みやまん」を追え。昨日までツイートしていた少女がもう…『Project:;COLD』の現在を報告

2021.1.16

彼女は二度と戻ってこない

そう思った次の日、彼女は死んだと告げられた。

私たちの友達がまた一人亡くなりました。死の呪いはまだ終わっていなかったんです。

悔しい。生きている間に「心配だ」と彼女のツイートにリプライを送っておけばよかった! うっすら、わかっていたのに! でも、もう間に合わない。もう取り返しがつかない。彼女は二度と戻ってこない。

そんなヒリヒリした体験を毎日できるコンテンツが、通称「みやまん(彼女たちのバンド名「都まんじゅう」の略)」こと『Project:;COLD』だ。

【初配信】初めまして!佐久間ヒカリ、高校三年生です!バンド始めます!【自己紹介】

女子高生6人が文化祭の思い出にバンドを結成。無事発表を追え未来への夢を語っていた矢先、メンバーがひとりずつ怪死を遂げていく。『まんがタイムきらら』的展開からグロテスクな死亡事件へと変貌していく。

新人VTuberか?と思われていた状態で唐突に投下されたツイートをきっかけに、『Project:;COLD』がやろうとしていることは一目瞭然になった。

知らない人が見たら勘違いしかねない生々しいツイート。現実の時間と同期した惨劇の物語が始まる合図となった。このプロジェクト、現時点では何かしらの組織が運営しているコンテンツだというのはわかっているものの、仕掛け人である総監督が誰なのかは伏せられたままだ。

女の子たちの連続変死事件を題材にした、ネットを軸にした視聴者参加型リアル脱出ゲーム、という見方もできる『Project:;COLD』。見せ方は非常に凝っており、SNSをはじめとしたネットのあらゆるツールを利用し、観客に謎を投げかけている。

5分で分かるSNSミステリー『Project:;COLD』ver.12/23(声:杉田智和)

今回は『Project:;COLD』が悲劇の生々しさを盛り上げつつ、オカルティックな都市伝説感を生むためにこだわっている演出のいくつかに触れてみたい。

1.謎解きの分散

この記事の画像(全10枚)


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

関連記事

米光一成ベスト

オンライン化であらゆるエンタメが融合してゲームになった<2020年ゲームベスト8>

リアル脱出ゲーム

コロナ禍の「リアル脱出ゲーム」がリアル過ぎる。自粛上等、事件は自宅で起きている!

VTUVER

VTuberとは「人形浄瑠璃」あるいは「枯山水」である説

ケビンス×そいつどいつ

ケビンス×そいつどいつが考える「チョキピース」の最適ツッコミ? 東京はお笑いの全部の要素が混ざる

「VTuberのママになりたい」現代美術家兼イラストレーターとして廣瀬祥子が目指すアートの外に開かれた表現

「VTuberのママになりたい」現代美術家兼イラストレーターの廣瀬祥子が目指すアートの外に開かれた表現

パンプキンポテトフライが初の冠ロケ番組で警察からの逃避行!?谷「AVみたいな設定やん」【『容疑者☆パンプキンポテトフライ』収録密着レポート】

フースーヤ×天才ピアニスト【よしもと漫才劇場10周年企画】

フースーヤ×天才ピアニスト、それぞれのライブの作り方「もうお笑いはええ」「権力誇示」【よしもと漫才劇場10周年企画】

『FNS歌謡祭』で示した“ライブアイドル”としての証明。実力の限界へ挑み続けた先にある、Devil ANTHEM.の現在地

『Quick Japan』vol.180

粗品が「今おもろいことのすべて」を語る『Quick Japan』vol.180表紙ビジュアル解禁!50Pの徹底特集

『Quick Japan』vol.181(2025年12月10日発売)表紙/撮影=ティム・ギャロ

STARGLOW、65ページ総力特集!バックカバー特集はフースーヤ×天才ピアニスト&SPカバーはニジガク【Quick Japan vol.181コンテンツ紹介】