川後陽菜が語る――旅は生きる活力。「出会い」の日々がまた戻ってくるように

2020.8.31


宇宙旅行がしたいからまだ死にたくない

かわごとりっぷinマカオ

旅行は、行き先を選ぶところから楽しいですよね。基本的に「行ったらおもしろいね」とネタにできる場所にしたいなと思っています。「エジプトに行ったんだけど……」って話をしたいがためにエジプトにしたし、「トルコの気球よかった」って会話をしたいがためにトルコに行きました。

今年は、南アフリカに行こうと思ってたんですよ。これまでいろんな国に行ってきて、あとどこに行けば違いが出せるだろうと考えたら「アフリカ」に辿り着きました。

サファリの中のツリーハウスに泊まったり、民族体験をしてアフリカの子供たちと遊べるみたいなのを見つけてすごく楽しそうだなと。基本的には、見たことないものを見たい、やったことのないことを体験したいみたいな気持ちがベースにあるんですよね。

トルコ・カッパドキア。夢みたいな景色で現実離れし過ぎて、逆に不安になりました。今でも夢だったのかな?と思うくらいすごく不思議な時間でした。一生に一度は行ってみるべき

ただ、今は世界的に新型コロナウイルスが蔓延しているので、なかなか旅行の計画が立てられないですよね。一応、旅行仲間とは秋くらいに行けたらいいねとは言ってるんですが、来週ですらどうなっているかわからないような状況だし、特に、私が行きたいと思っているような国は向こう2、3年絶対に無理じゃないかと思っています。とりあえず今は国内旅行で考えていますが、こればかりは本当に仕方ないですよね。

GoToキャンペーンをやってはいるけど、旅行をしたことも言いづらい環境になっていると思います。現地の人が「来ないでほしい」と言っているケースもあるし、高齢者に迷惑をかけるから「帰省しないで」と言われたりもしているなかで、でも旅行はOKなのかどうなのか、やっぱり難しいと思う。明確な基準がないから、私自身もどうしようかなという感じです。

新型コロナウイルスの問題が落ち着いて、また自由に旅行ができるようになったとしたら、死ぬまでに行きたい場所があります。それがペルー周辺。マチュピチュに行って、ウユニ塩湖を見て、ナスカの地上絵を見るみたいなことを一生に一度はやっておきたいです。ただ、値段がすごく高いからいつもあと回しにしちゃうんですよね(笑)。

あとは、南極にも行ってみたいし、もしも宇宙旅行ができるようになったら宇宙にも絶対に行きたい。きっと自分が死ぬまでに宇宙に行けるようにはならないと思うんですけど、後世の人が行けるのに自分が行けないということが悔し過ぎて、いつまでも死にたくないと思うくらいです。

今は旅好きにとって厳しい状況ですが、まだまだ世の中には見てみたいもの、体験したいことがたくさんあります。再びあの楽しい時間を過ごすためにも、みんなで力を合わせて乗り切っていけたらいいなと思います。

川後陽菜
(かわご・ひな)1998年3月22日生まれ、長崎県出身。2011年に乃木坂46の1期生オーディションで合格したことを機に上京。グループ活動中は「川後P」の愛称でプロデュース業や『Popteen』誌の専属モデルを務めた。2018年12月にグループを卒業、現在はフリーでマルチな活動を展開している。


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