ExWHYZ・mikinaが生活の中で降り立ったなじみの駅で、自分なりの新たな好きや自分自身の知られざる一面を探して散歩する連載「自分開拓さんぽ」。
今回は東京の散歩の定番であり、学生時代から憧れていた街・下北沢へ。変わらない街の景色の中で、あのときよりも自分の興味があふれる街になっていることを知る。
すべてが手に入ると思っていた場所
散歩の定番ぽいのに、何回も訪れているのに。
書いてなかった下北沢に来てみた。

下北沢。
高校生のころ、異様に憧れていた街。
口癖が「下北行きたい〜」だったまである。
古着に曖昧な憧れがあって、とはいえ古着の年代の型にキュンとしてたわけではなくて。
ただ柄シャツとか。
珍しい立体のニットとか。
ぶかぶかのスウェットだとか、当時は穴場的な流行り方をしてた服を着てる人間が、ミキナの中で一番かわいかったのよね。
下北沢に行けば、服も雰囲気も、センスも手に入る気がして、ステータスのようなものだったのです。
最近は憧れのものに対して、“本当に好きなのか?判別テスト!!”をするようになったけど。
その結果、下北沢は高校生のころよりも興味があふれる街だったのでそれを書きます。
【下北沢駅】
降りるたびに、駅前がどんどん整備されてくなぁと思う。
店がフォルダ分けされてくような、街や空も広くなったような気もして。
ごちゃ! から のび! になった感じ。
次々と捕まる…
南西口から歩くと、すぐスーパーに吸い込まれる。
有機なんとかやら、麹なんとかやらの調味料が超売ってたりして。「なんかわからんがおいしそう」「作ってみたいな〜」のツボが押される。

そういう食のこだわりって、時間がゆっくり流れる人のものだと思ってたけど、ごく当たり前の趣味の類なのかもな。
で、このスーパーはライフ系列。こんな顔してるのに……ライフの深さを知るのです。

⭐YouTubeで見た、気になってたものを買いました⭐

さらに奥へ。
行けずにジェラート屋に捕まる。
そう、あれは捕まるに近い。
味の名前にスパイスが入るだけで捕まる率が上がる。



おいしかったけど、あまりにひとりだったので、おいしさに感激してたらもう食べ終わってた。
さらに奥に。
行けずにアクセサリー屋で立ち止まったりちまちま進む。
オシャレなキャンプ場みたいな、チル会場があってすごく素敵なんだけど。
ひらけてるんだけど。なんだか入れない雰囲気……。
なんなのよ、このいい場所は。
このへんはそこらからカレーの匂いがして気になるけど、以下同文。


どでかい寮みたいなシェアハウスを見つけたり、公園でたまる中学生を見る。
ドラマみたいな夕方だなぁ。
ここで思春期を過ごしたら、どんな大人になるんだろう。
カレーの食べ方はまだ難しい
奥に進みすぎるとしばらく住宅街になるので、また戻ることにした。

直感で入った古着屋は、2月にできたばっかりでラッキー! 刺繍を自分でしてると言っていた。
下北沢の古着屋はだいたい20時ごろに閉まるので、このへんで買い物は終わりだろうな。
ところでいい古着屋の店主はなんでみんな同じような顔をしてるの? 前世近い?
ここらでカレーの匂いに抗えなくなって、ご飯を食べて帰ることにする。よく耐えたほうである。


ひとりであいがけカレーを食べて、ご飯配分難しいよーと心で泣いていた。
この前あった保育士の友達に、
「三角食べできないタイプ?」
と、言われたのを思い出した。保育士の指摘すぎる。
大人の下北沢はどこもかしこも吸い寄せられてしまうね。
今の自分が本気で欲しいものや、楽しそうと思うものに、やたら出会う街になっていたようで。
今なら胸を張って「下北行きたい〜」と言えるかもな。♪
や、そんな大人、いないかぁ。


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