ExWHYZ・mikinaが生活の中で降り立ったなじみの駅で、自分なりの新たな好きや自分自身の知られざる一面を探して散歩する連載「自分開拓さんぽ」。
今回は、夏休みまっただ中の江古田駅へ。穏やかな時が流れる街の中で、今しかない夏を存分に味わう。
芸大への憧れ
今、外37度。体温より高い気温っていうのはつまり……体温より高い気温?(そうです)
考えたくもないのです。
今日、唯一冷〜〜〜〜を感じたのは歯磨きのあとに飲んだ麦茶だった。
でもあのスースーは感覚的に冷たいだけで、体を冷やせてるわけじゃないんだって。
わたしが小学生ならこれを自由研究の題材にしてるね。先生からのベスト視点賞はわたしがいただきだっつーの。
そう、世は夏休みなわけで……。
なんとなく大学を眺めたくなって日芸がある江古田駅に来たけど、夏休み、か。


昼下がり、バテる前にご飯を食べるか日芸を眺めるか。夏はお気楽な季節代表みたいな顔してんのに、ひとつの判断が命取りだなぁ。
とりあえず、ごはん処を調べていたら沖縄料理の文字。沖縄には9月にライブで行く予定だけど〜今のところお気楽が足りてないから、沖縄料理から摂取しようじゃないか。
店内は冷えすぎないぬるめの空調で、ゆるい陽が差してる。

頼んだゴーヤーチャンプルーは、ゴーヤ8割。
ゴーヤが薄切りで味つけもしっかり目だから苦くないもんで、しゃくしゃくと塩気が夏だった。
シークワーサージュースをインで腹9割。

今年はバテることなく胃を育成できています。
店を出て日芸を眺めたけど案の定校舎はお休みで、学祭の日をメモしてしまった。
わたしはあと5年は芸大に憧れがあると思う。
夏の夕方を体感する
歩いていくと「トレファク」を発見した。どの街にもあるのにどの街でも行っちゃうトレファク。
わたしは今になっても、なりきり先行で服を買ってばかり。これ着たら〇〇ぽい!みたいな。アイデンティティがないと思ってたけど、たぶんこれまたアイデンティティなので、いいと思う!
夕方が美しい街という印象だった。建物が低いからどの道も空が広くて、夕陽が見えて、家族で一緒に帰ってたり、蚊取り線香が香ったりした。



なんだか仲のいい人に軽くお土産を買いたいような店並び。古本屋もあったけど〜。わたしが散歩する日はもれなく古本屋は休みのジンクスがある。


日が暮れるころには夏休み中も登校してたであろう芸大生たちが街に増え始めた。
全部を、じんわり眺めてたら、この年齢での夏の夕方を体感できてよかった気持ちになった。
でもって、もしかしてわたしは生きるのを超楽しんでるのでは?になった。
このミキナの根を持ちながら、理解しながら、人間の仕組みを笑ったり憎んだりしながら、人生を楽しくぶん回そうとしている。
うん〜いい2025の夏だったと思う。



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