【きのうのテレビ:4/3】フルポン村上がずっとおもしろい『未完結の会』(てれびのスキマ)


毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる新連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

※全録レコーダーで順次視聴しているため、昨日観た番組は必ずしも昨日オンエアされたものに限りません。

昨日観た番組:朝ドラ『エール』、スラッシュパイルの有料配信

朝ドラ『エール』、二階堂ふみが演じることになるヒロインの子役・清水香帆が衝撃的なくらい二階堂ふみに似ている。NHKの子役を見つけてくる力、相変わらずスゴい。

スラッシュパイル『未完結の会』有料配信。フルーツポンチ村上、スーパー・ササダンゴ・マシン、大橋裕之、ジャルジャル後藤、MCに麒麟・川島という布陣。前回の『未発表の会』では、フルポン村上が数々の“奇跡”を巻き起こし、個人的に2019年のベストのひとつだったこのライブ、今回もノビノビとした村上がずっとおもしろい。どうしておもしろくなるかがよくわからない、村上考案のチープなカードゲーム「M-1知らんぷり」(名称も秀逸!)も大盛り上がり。本当にこのライブに村上はハマっている。ササダンゴ・マシンの人数限定配信の「秘匿性」(※)に思い切り舵を切ったプレゼンにも唸った。

※スラッシュパイルのお笑い配信ライブでは、「通常のライブと同様に視聴するチケット(権利)を買うことができたお客様のみご覧になれます」「販売枚数を限定します」とコンセプトを説明している。

『アメトーーク!』実はみちょぱスゴイぞ芸人。全体的に下ネタへの対処に寄り過ぎていたのは気になるけど、やっぱり品があるって大事だなあと思った。小峠の「みちょぱは、なんのビームも出さずにここまで来た」っていうのに大笑い。でも、にこるんビームの藤田ニコルもまたスゴい。

『勇者ああああ』、R-1王者となった野田クリスタル凱旋企画「野田フレンドパークⅡ」。新作を含めた野田ゲーに挑戦する企画。R-1でも使われた「もも鉄(太ももが鉄のように硬い男てつじ)」をプロゲーマー板橋ザンギエフがプレイすると思わぬ高得点に。この番組、最もプロゲーマーをムダに使いつつ、実は最もわかりやすくプロゲーマーのスゴさを見せてくれているのかもしれない。

今日観たい番組:『A-Studio+』に星野源。猫、志村けん追悼も

今日のテレビ。『A-Studio+』(TBS)リニューアル初回のゲストに星野源。

『タモリ倶楽部』(テレビ朝日)は「猫カフェはキャバクラだ」。ハライチ岩井と猫。猫といえば『猫探偵の事件簿』(NHK総合)というドキュメンタリードラマも。

『金スマ』(TBS)と『ダウンタウンなう』(フジテレビ)で志村けん追悼特集の裏被り。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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