幕張メッセにて4月26日、27日に開催された『ニコニコ超会議2025』。同イベントで、『キン肉マン』に登場する“超人血盟軍”の面々に扮したコスプレイヤーたちにインタビューを実施。“衣装や装飾に対するこだわりポイント”を聞いたレポートをお届けします。
コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”
コスプレイベントといえば会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも参加する上での醍醐味のひとつ。2025年も全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも大盛り上がりとなっている。
そうしたイベントに興味はあるもののまだ参加したことがないという方に向けて、本稿では今春に行われたコスプレイベントをプレイバック。取材時に撮影させてもらったレイヤーたちの写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。
ここでピックアップするのは、幕張メッセにて4月26日、27日に開催された『ニコニコ超会議2025』に参加していたコスプレイヤーたち。2024年を上回る13万2657人が来場して大盛り上がりとなった同イベントには、新旧さまざまな人気アニメのキャラクター(に扮したレイヤー)が集結。各所に撮影のための長蛇の列ができていたのが印象的だった。
その中でも、ひと際強烈な個性を放っていたのが、『キン肉マン』に登場する“超人血盟軍”の面々に扮したコスプレイヤーたち。こちらのグループは、昨年実施された『ワンダーフェスティバル2024[夏]』でも取材させてもらったのだが、そのときはキン肉マンソルジャー、ブロッケンJr.、ザ・ニンジャという構成だった。
このたびの『ニコ超』では、新たにふたりのメンバーを追加。以前はキン肉マンソルジャーを担当したアムロさんが今回はアシュラマンに扮し、そこにバッファローマンも加わることで、同チームならではの“Vの陣形”や“Xの陣形”も再現可能に。そんな一同に取材を相談したところ、それぞれが多彩なポーズで快く撮影に応じてくれた。
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「子供のころからの愛読書である『キン肉マン』のコスプレを、仲間とともに実現できました。超人血盟軍で“併せ”ができたのは、まさに友情パワーの成せる技! 昔も今も『キン肉マン』という作品に感謝しつつ、これからも陰ながら応援していきたいと思っています」(『キン肉マン』キン肉マンソルジャー/KICKさん)

「大好きなキャラクターの衣装なので、できる限り丁寧に作り上げました。なるべく厚みのある生地を選んで高級感を出したり、首元や帽子の装飾はシリコンと樹脂を使って一から作り上げたりと、細部までこだわっています。ジャケットを着ているのでわからないとは思うのですが、中に着込んでいる肉襦袢も今回の“併せ”のために新調しました。ブロッケンJr.の特徴であるタトゥーもしっかり再現しています。昨年は3人で“併せ”をしたのですが、新しいメンバーが加わったことで、ついに5人そろった状態での超人血盟軍を再現することができました。感無量です!」(『キン肉マン』ブロッケンJr./桃天さん)

「幼少期にアニメの『キン肉マン』にハマって以来、原作コミックはずっと心のバイブルでした。そうして同作のコスプレを始めて、気づいたら8キャラ目になっていました。今回、超人血盟軍の“併せ”で声をかけてもらって、最初はハードルの高さに尻込みしましたが、なんとかそれなりのものをお出しできたんじゃないかなと思っています。こだわったポイントは、体を大きく見せるために、バランスを崩さないようにしながら腕や足のサポーターを大きく調整したところです。それともう1点、こちらのコスプレは素顔でやるか悩みましたが、今回はあえてマスクで再現することにしました。バッファローマンらしい強面を表現できたので、こちらにして正解でしたね」(『キン肉マン』バッファローマン/JADOさん)

「『キン肉マン』の生誕45周年を記念して、今回は超人血盟軍5人そろってのコスプレで参加しました。ボードに合皮を貼り、その上から塗装することで造形パーツを作成。筋肉スーツもミシンで自作し、アシュラマンの特徴である3つの顔と6本の腕を再現しました。サンシャインの頭も制作して、はぐれ悪魔超人コンビの“併せ”ができるようにしたのもこだわったポイントです。次はキン肉マンスーパー・フェニックスのコスプレにも挑戦する予定で、年内には運命の5王子“併せ”も実現したいですね」(『キン肉マン』アシュラマン/アムロさん)

「5人そろっての“併せ”ということで、超人血盟軍の旗を制作しました。衣装に関しては頭巾の形がきれいに見えるように、うしろ側をキツめに固定するなど細かな工夫を加えています。そしてなにより、5人全員でイベントに参加できたことが本当にうれしくて、心に残る時間となりました」(『キン肉マン』ザ・ニンジャ/まりんさん)

QJWebでは今後も、全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、レポート記事を作成していく。連載形式で順次アップする予定なので、こちらもご期待いただきたい。
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