写真を撮ることにこだわりを持つアーティストや俳優による連載「QJカメラ部」。
土曜日はアーティスト、モデルとして活動する森田美勇人が担当。2021年11月に自身の思想をカタチにするプロジェクト「FLATLAND」をスタート、さらに2022年3月には自らのフィルムカメラで撮り下ろした写真をヨウジヤマモト社のフィルターを通してグラフィックアートで表現したコレクション「Ground Y x Myuto Morita Collection」を発表するなどアートにも造詣が深い彼が日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
過去を見つめる
第148回。
心に苦しく残るいつかに発現した暗い言葉や頬に流れた青い感情、幻のような速度で過ぎたあの夜のワインの味と花の色彩もいつしかモノクロになる。
思い出とはそういうものだ。
果たして本当にそうなのだろうかと写真をモノクロに編集して見つめてみた。
たしかに色は思い出せなかったが、このモノクロに色は塗れる気がした。
あのときの細部を修復するのは忘れっぽい自分には不可能だが、今の自分が色を載せることによってそれまで歩んだ道のりをどこか想い、感じることができそうだ。
今を感じて過去を見てみよう。


NAOYA(ONE N’ ONLY)、セントチヒロ・チッチ、工藤遥、RUI・TAIKI・KANON(BMSG TRAINEE)、森田美勇人、蒼井嵐樹が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。
関連記事
-
-
「奪われたものは取り返すつもりで生きていく」FINLANDSが4年ぶりのアルバムで伝える、新たな怒りと恥じらい
FINLANDS『HAS』:PR -
牧場バイトからアイドルへ、かてぃが歩んだ多彩な仕事遍歴
求人ボックス:PR