『ABCお笑いGP』準優勝の青色1号が頂点に!総勢20組が登場、太田プロライブ『月笑』9月レポート【ネタ動画あり/写真25枚】

2024.9.17
月笑9月トップ画像_青色1号

文=鈴木 梢 撮影=晴知花


太田プロダクション所属芸人たちがしのぎを削るネタライブ『月笑』。来場者および生配信視聴者の投票によって順位と獲得ポイントが決まるため、毎月熾烈な争いが繰り広げられている。また、年末にはその年間チャンピオンを決める「クライマックスシリーズ」が開催される。

太田プロ所属芸人はG1〜G6のランクに分かれており、G3〜G6が『Jr.ライブ』、G1とG2が『月笑』でネタを披露することができる。ライブでの獲得ポイントによってランクの昇格や降格が決まるため、『Jr.ライブ』と『月笑』のメンバーは常に変動し続ける。

7月ROUNDではサルベースが今年2度目の頂点に。G1、G2メンバーはもちろんのこと、ゲストにママタルト(サンミュージックプロダクション)が出演。サルベースとの意外な共通点を明かし、大いに盛り上がった。

ママタルト大鶴肥満、サルベースの共通点とは?太田プロライブ『月笑』7月レポート【ネタ動画あり/写真25枚】

8月はお休みだったため、『月笑』の開催は2カ月ぶり。今年もあとわずかとなるが、今月はどのような激戦が繰り広げられたのだろうか。その様子をレポートする。

『月笑』9月ROUND アーカイブ配信チケットの購入はこちら(9月23日(月)21:00まで)

※アーカイブ配信には、えりんぎ探偵による前説も含まれております。えびしゃのネタ映像は含まれておりませんので、あらかじめご了承ください

G2は8組、「今月のオススメ芸人コーナー」に3組が登場

G2には、ドロシー、杉並スラッシャーズ、爆走マシン、モシモシ、サイヤング、ハマノとヘンミ、ジョウダンアオナナテンパイ、群青団地の総勢8組が登場。

月笑9月_モシモシ
モシモシ(左:まぐろ、中央:あきちゃん、右:いけ)

『FNS27時間テレビ』(フジテレビ)で、いけが「100kmサバイバルマラソン」優勝をしたことがまだ記憶に新しいモシモシ。今回披露したのは「AIに奪われる仕事」をテーマにしたコント。第一志望の内定を蹴ったという娘(あきちゃん)と、その理由に納得している父(いけ)。母(まぐろ)が詳しく話を聞いてみると、とんでもない勘違いが判明する。

月笑9月_ハマノとヘンミ
ハマノとヘンミ(左:濵野将大、右:へんみ亮介)

ハマノとヘンミは、政治家と記者のコント。記者(濱野)は政治家(へんみ)にゴシップを突きつけ、その内容を問いただす。政治家は反論しようと身構えるも、記者の話を聞いてみると予想だにしない内容が飛び出して……?

月笑9月_群青団地
群青団地(左:横颯太、右:福田智哉)

群青団地は、ゲームセンターのバックヤードが舞台のコント。新人アルバイトと会話をしようとするも、どうにも盛り上がらずに悩む先輩(横)。ベテランアルバイト(福田)に助けを求めたところから、状況が一変。ベテランアルバイトの特殊技能とは一体なんだったのか?

G2のネタ披露が終わると、今月のオススメ芸人コーナーへ。太田プロの若手お笑いライブ『LIVE-O』で活躍する3組の芸人が登場した。芸歴1年目のトリオ・小覇王は合コンをテーマにした漫才、ピン芸人のつむぎ麦はカラオケの支払いで揉める女性を演じるひとりコント、鉄筋くらぶ57は「左右の靴下の見分け方」に関する漫才を披露した。

G1も8組が登場、1位は会社員の悪ふざけを描くコント

G1には、ぷぅ、青色1号、さすらいラビー、ストレッチーズ、ライオンロック、センチネル、それもまた一興、7月ROUND優勝のサルベースが登場。

ぷぅ 太田プロライブ月笑2024/9月ROUNDより

ぷぅ(左:エブリデイ竹内、右:はな)は、肝試しをテーマにした漫才を披露。さっそく、肝試しをシミュレーションしてみるふたりだが、竹内の様子がなにやらおかしい。竹内の途切れることないコミカルさと、はなの爽快なツッコミとコントの演技が、観る人を一瞬たりとも飽きさせない。

ライオンロック 太田プロライブ月笑2024/9月ROUNDより

ライオンロック(左:長峰悠也、右:小林メイロ)は、結婚相手の親へのあいさつをテーマにした漫才を披露。芸人として相手の親からどんな言葉を投げかけられるかをシミュレーションしていくはずが、親に扮する小林の発言がどれも予想だにしない内容で会場から笑いを誘った。

月笑9月_青色1号
青色1号(左:仮屋そうめん、中央:榎本淳、右:カミムラ)

『ABCお笑いグランプリ2024』準優勝の青色1号が披露したのは、上司から説教された部下たちの悪ふざけを描くコント。先輩(カミムラ)の冗談を真に受けた後輩(仮屋)がとんでもないことをしでかし、上司(榎本)も先輩も動揺する。「誰が悪いのか?」と言い合いになり、混沌を極めていく状況が笑いを巻き起こした。そして9月ROUNDの1位となり、今年2度目の頂点に輝いた。

月笑9月_えびしゃ
えびしゃ(左:大根勇樹、中央:サエキ、右:中村シュンスケ)

ゲストには、『U-25 OWARAICHAMPIONSHIP 2023』と『ツギクル芸人グランプリ2024』で優勝した、結成2年目・えびしゃが登場。強豪校の野球部を舞台とするコントを披露した。

月笑9月_エンディング

エンディングでは、えびしゃ中村が、ストレッチーズの福島敏貴(写真中央)からのある言葉で芸人を志したと告白。ふたりで当時のことを振り返り、お互いの心境を明かす場面も見られた。

『月笑』9月ROUNDは、9月23日(月)21:00まで視聴可能なアーカイブ配信を販売中。次回『月笑』は、10月7日(月)に開催予定となっている。

『月笑』9月ROUND アーカイブ配信チケットの購入はこちら(9月23日(月)21:00まで)

※アーカイブ配信には、えりんぎ探偵による前説も含まれております。えびしゃのネタ映像は含まれておりませんので、あらかじめご了承ください

月笑9月_エンディング

また、『太田プロライブ『月笑』2024 クライマックスシリーズ』の開催が、12月9日(月)に決定! チケットは10月に発売予定で、チケットの発売情報は次回以降の『月笑』や公式Xで告知予定となっている。

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鈴木 梢

(すずき・こずえ)1989年、千葉県市川市生まれ。出版社や編集プロダクション勤務を経て2019年からフリーランスに。主に日本のエンタメ/カルチャー分野の企画・執筆・編集を行う。もちもちしたものが好き。

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