ドラえもん大好きセクシー女優が分析する「映画ドラえもん」の魅力

2024.5.4
私なりに分析した「映画ドラえもん」(瀧本雫葉)

文・撮影=瀧本雫葉

編集=森田真規


『クイック・ジャパン』のコンセプト「DIVE to PASSION」にちなんで、「私だけが知っているアツいもの」について綴るコラム企画「DtP」。

セクシー女優・瀧本雫葉が「幼少期からずっと大好き」だという『ドラえもん』の、「映画ドラえもん」ならではの魅力を紐解きます。

何歳になってものび太になって冒険できる

はじめまして、瀧本雫葉です。普段はセクシー女優の仕事をしています。このたび、私が幼少期からずっと大好きな『ドラえもん』についてのコラムを執筆させていただくことになりました。『ドラえもん』といっても原作マンガやアニメ、映画などさまざまですが、今回は2024年3月に『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』が公開されたことに伴い、「映画ドラえもん」の魅力を私なりの視点で分析し、紹介させていただきます。

私の考える「映画ドラえもん」の魅力。それは、映画だからできる壮大な冒険と戦い、そして大人が観ても童心に帰ることのできる純粋なストーリーです。「映画ドラえもん」では、第1作目の『のび太の恐竜』、続く『のび太の宇宙開拓史』、『のび太の大魔境』と、通常アニメ放送の『ドラえもん』ではあまり描くことのない、壮大な規模でのストーリーが繰り広げられています。

2024年3月公開の最新作『のび太の地球交響楽』においても、タイトルにあるとおり、地球から音楽が消えてしまう──という危機にのび太たちが立ち向かい、大冒険を繰り広げていくという壮大なストーリーになっています。このように「映画ドラえもん」シリーズは、現代では存在しない恐竜や、普通なら行くことのできない宇宙や魔界などを舞台に、のび太の出会った大切な仲間を守るべく大冒険を繰り広げているのです。

2、3年前の部屋
2、3年前の部屋

では次に、“映画ならではの壮大なストーリー”この魅力について、もっと深掘りしていきたいと思います。私が壮大なストーリーに惹かれる理由、それは“年齢を問わず”観る者を魅了する没入感が味わえる、という点にあります。

『ドラえもん』自体は児童向け雑誌で連載されていました。このコラムを読んでいる人の中にも、幼少期に『ドラえもん』作品を観ていた、という人は多いと思います。実際、年齢を重ねるにつれて子供向け作品は遠ざかってしまうものです。しかし「映画ドラえもん」は、幼少期に観たのと同じような、純粋なワクワク感、敵に挑む恐怖、仲間との別れによる悲しみ、それらを壮大で没入感のあるストーリーによって、大人でも感じることができるのです。

2003年に『THE ドラえもん展』を観に行ったときの写真
2003年に『THE ドラえもん展』を観に行ったときの写真

『ドラえもん』の声優が一新されてからおよそ19年。「あれ以来『ドラえもん』は観ていない」という人たちがたくさんいるように思います。しかし、ドラえもんたちの声こそ変わっても、当時『ドラえもん』を観て、自分の欲しい秘密道具に思いを馳せたことのある人ならば、きっと“何歳になってものび太になれる。のび太になって冒険できる”はずだと信じています。

そして、のび太に共感しながらも、ドラえもんの保護者視点、さらに映画を見守る観客としての視点。大人になってから観る『ドラえもん』は、子供だった当時では気づけなかった視点に出会うこともできるのです。

以上が、私の考える「映画ドラえもん」の魅力です。このコラムを機にもう一度『ドラえもん』作品に触れ、藤子・F・不二雄先生の描いたSF(すこし・ふしぎ)の世界に入り込んでみてはいかがでしょうか。

瀧本雫葉(たきもと・しずは)1999年生まれ、神奈川県出身。プレステージ専属、ティーパワーズ所属のセクシー女優。最新出演作に『スプラッシュ雫葉』など
瀧本雫葉(たきもと・しずは)1999年生まれ、神奈川県出身。プレステージ専属、ティーパワーズ所属のセクシー女優。最新出演作に『新・絶対的美少女、お貸しします。 ACT.119』など

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