キャリアハイを更新し続けるENHYPENが初のWミリオンを達成!「コンセプトのラスボス」と称されるアルバムの魅力を紐解く
コロナ禍の2020年にデビューしたにもかかわらず、唯一無二の魅力と多様な活動を通して、K-POPボーイグループでも異例のスピードで世界中でファンを獲得し続けている7人組グローバルグループ「ENHYPEN(エンハイプン)」。
そんな彼らが、このたび新たな記録を達成。2023年11月にリリースした5th Mini Album『ORANGE BLOOD』が、キャリア初となるWミリオンセラーとなった。ここでは、『ORANGE BLOOD』を中心に「コンセプトのラスボス」とも称されるENHYPENのコンセプチュアルなアルバムの魅力を紐解いていく。
『ORANGE BLOOD』で初のWミリオン達成
K-POPボーイグループ史上最速で東京ドーム公演を2023年9月に大成功させ、デビューから3年で4枚のミリオンセラーアルバムを誕生させた7人組グローバルグループ「ENHYPEN(エンハイプン)」。
昨年11月17日にリリースされた彼らの5th Mini Album『ORANGE BLOOD』が、キャリア初となるWミリオンセラーを達成した。コロナ禍でのデビューをものともせず、信じられないスピード感でENHYPENは躍進を続けている。
彼らの人気の一端を担っているのが、ENHYPENならではのコンセプトを徹底的に作り込んだアルバム作品だ。一見すると難しく感じることから「コンセプトのラスボス」と称されることもあるが、その難解さがファンの想像力や探求心を刺激。ムードボードやコンセプトフィルムが公開されるたびに、さまざまな推測や考察が飛び交う事態となっている。
コンセプトで振り返るENHYPENのミリオンセラー作品
韓国1st Studio Album『DIMENSION : DILEMMA』では、多次元な世界へ足を踏み入れた少年たちが初めて自分の欲望を知り、アイデンティティの混乱に直面するなかで、どんなことも簡単に選択できないジレンマを抱えながらも止まらずに進んでいくストーリーを表現。タイトル曲の「Tamed-Dashed」では、ENHYPEN初となる爽やかなコンセプトに挑戦し、瑞々しいエネルギーを煌めかせた。また、デビュー1年足らずで初めてミリオンセラーを達成した記念すべきアルバムでもある。
韓国3rd Mini Album『MANIFESTO : DAY 1』では、大人が定義した成功に疑問を持った少年たちが、他人の言いなりになることなく自分の答えを見つけ出す物語を昇華。タイトル曲「Future Perfect (Pass the MIC)」では、デビュー初となるラップにチャレンジし、「僕らだけの未来のために火種を起こしてみせる」という鮮烈なメッセージを刻み込んだ。
また、ENHYPENは『MANIFESTO : DAY 1』を引っ提げて、初のワールドツアー『ENHYPEN WORLD TOUR ‘MANIFESTO’』を開催。全世界12都市で計22回の公演をやりきった。特に日本では、追加公演として開催された京セラドーム大阪公演にて、第4世代K-POPグループで最速の単独ドーム公演を成功させた。公演でもENHYPENならではのコンセプチュアルな映像が盛り込まれ、ファンタジーのような世界が生まれていた。
続く4th Mini Album『DARK BLOOD』は、ワールドツアーを経て世界中のファンと直接交流したからこそ生まれた作品と言っても過言ではない。「お互いの存在を忘れるなら」という仮定のもとにファンタジー要素の強い物語で描かれたアルバムに込められているのは、ファンとより密接につながりたいという想い。この作品でENHYPENは初めて、発売初日にミリオンセラーを達成した。
タイトル曲の「Bite Me」では、運命の相手である君の存在に気づき、証を残してほしいと願うストーリーをミニマルかつ中毒性のあるメロディで表現した。妖艶なオーラと完成度の高いパフォーマンスで、ダークファンタジーというコンセプトを完璧に表現してみせた。
なお、この曲の日本語バーションである「Bite Me [Japanese Ver.]」(日本3rdシングル『結 -YOU-』収録)は、『第65回 輝く!日本レコード大賞』(TBS)で「特別国際音楽賞」を受賞した際にステージで披露。ファンへの愛や感謝を強く感じるステージを見せた。
そして、5th Mini Album『ORANGE BLOOD』でも発売初日にミリオンセラーを達成、初動販売量も自己最高記録を更新し、アメリカ・Billboardのメインアルバムチャート「ビルボード200」にも7週連続チャートイン。日本では、オリコン週間アルバムランキングでも初登場1位を記録し、海外アーティストによる「アルバム連続1位獲得作品数」記録でBTSと並ぶ歴代3位タイから歴代2位タイに上がったのに加え、Billboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート「Top Albums Sales」でも1位を獲得するなど、熱い人気を集め続けている。そして、いよいよWミリオンまで成し遂げた。
そんな記念すべき一作となった『ORANGE BLOOD』は、世の中の有限さと必滅性に気づいた少年の「カルペ・ディエム」的な恋物語が綴られた、愛する存在とつながる喜びや幸せに満ちた作品。コロナ禍を経て、永遠がないことやファンとつながれる幸せを知った今の彼らだからこそ表現できるコンセプトとなっている。
タイトル曲の「Sweet Venom」は、『DARK BLOOD』収録の「Bite Me」と連なる一曲となっており、“君の毒”により自分は生きていると実感できるという甘美な少年心を表現。グルービーなベースラインが印象的なポップナンバーであり、ポピュラリティの高いイージーリスニングな楽曲をタイトルソングにしたのは、彼らにとって初の試みとなった。
2024年も止まらない“グローバルグループ”としての活躍
2月3日には、6カ月にわたった2度目のワールドツアー『ENHYPEN WORLD TOUR ‘FATE’』を終えたENHYPEN。全13都市21公演を完遂し、計32万7000人あまりのファンを魅了した事実は、デビュー4年目のボーイグループとして比類なき功績といってもいいだろう。
さらに、休むことなくアンコール公演『ENHYPEN WORLD TOUR ‘FATE PLUS’』(以下『FATE PLUS』)がスタートし、2月23日から25日の3日間、韓国・ソウル公演で圧巻のステージを見せた。4月24日からはアメリカ5都市でも『FATE PLUS』が開催されることも発表されている。
彼らの勢いは、2024年もとどまることがなさそうだ。世界規模での活躍にさらなるギアを踏み込み、グローバルグループとしてその名を轟かせていくのだろう。新たなコンセプトでのカムバックやライブなど、日本での活躍も期待して待ちたい。
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