福井俊太郎(GAG)連載「指が輝いてる人はピザ食べた人」第5回【阿佐ヶ谷×麺処 一笑×目には変顔を歯には変顔を】

文・撮影=福井俊太郎(GAG) 編集=福田 駿


昨年8月に始まった福井俊太郎(GAG)による新連載「指が輝いてる人はピザ食べた人」。総武線沿線の旨いグルメを、福井お得意の“決めつけ”を挟み込みながら紹介していく決めつけグルメ連載だ。今回降り立つのは、穏やかで一本筋の通った信用できる街・阿佐ヶ谷。グッドシティ・阿佐ヶ谷のこだわり強すぎ変態グルメを食べているうちに、とある日の“キレちゃいそうになった事件”を思い出したそうで……


ついに“総武線”の検索アルゴリズムに!

どうもぉ総武線好きを名乗るならグッズを持っていた方が箔がつくなと「総武線 Tシャツ」で画像検索をしていると、、なんと、、

指輝のサムネ、、通称【白身多めの溶き卵色サムネ】が出てきて飛び跳ねて喜んだ人間です、、まさか総武線を検索したらヒットするようになってるなんて、、これからは総武線の一端を担う自覚を持たなければいけませんね、、中央線快速に乗っている僕を見つけたら「自覚を持て!」と若手やんちゃプロスポーツ選手をコーチが怒るように注意してください、、

それでは、、恒例の、、OPV(オープニングVTR)の代わりとなるOGP(オープニンググルメピクチャー)をこぶしファクトリーさんの「ラーメン大好き小泉さんの唄」が流れているイメージでどうぞ!

♪ラーメン大好き ラーメン大好き ラーメン大好き ラーメン大好き 朝も昼も夜も夕方も♪

西洋食堂「らせん屋」さん
仔羊のハンバーグセット(チーズ焼きデミグラスソース)

街を探索してると店構えにグッと心を掴まれたので自分の、、グルメ当て勘、、を信じて飛び込ませてもらいました、、もう写真でお分かりだと思いますが、、超大当たりでしたね、、柔らかいお肉もデミグラスソースも下に敷いてあるマッシュポテトも新鮮な甘いお野菜も、、全てが激旨、、静かによく味わいながら食べる大人のハンバーグでしたね、、その証拠に大人が好むグルメ用語「仔羊(こひつじ)」が枕に入ってますからね、、大人が好むグルメ用語って基本的に「銀杏」「山椒」「燻製」など漢字2文字のルールだと思ってもらえれば大丈夫です、、だって「りんご」では大人は振り向きませんが「林檎」になると大人は喜びますもんね、、「3時のおやつ」では大人は振り向きませんが「羊羹」になると喜びますし、、「炊飯器」で炊いた「ご飯」より「土鍋」で炊いた「白米」の方が喜びますもんね、、大人は文字で食べる、、それもまた食の楽しみ方なのかもしれませんね、、少し話は変わりますが、、隣のテーブルにお洒落で大人なご夫婦がいらっしゃって、、その奥様がハンバーグの上に乗せてある野菜を見て「ねえ!このイタリアンパセリってさ、前になんかの言葉に似てるって言ってなかった?」旦那さん「いたれりつくせり?」奥様「そうそう!それそれ!キャハハ!」、、とても素敵な会話だったなぁ

♪小泉さん小泉さん 好き好き 小泉さん小泉さん 好き好き♪

阿佐ヶ谷のお手上げグルメをズズズゥと

阿佐ヶ谷、、良い街ですよね、、僕の印象は、、穏やかな気持ちになれる街、、一本筋の通った信用できる街、、なんですが、、多分「穏やかな気持ちになれる」は阿佐ヶ谷姉妹さんのイメージが街に投影されているからなんだろうなと、、あと「一本筋の通った信用できる」は、、ゆにばーすの川瀬(名人)氏が以前に住んでいた印象から勝手にそう思い込んでいる可能性しかないのですが、、名は体を表すように、、住んでる芸人は街のイメージを表す、、って意外とあるような気がします、、ちなみに私が川瀬氏を信用できるなと思ったポイントは、、

舞台での声量と楽屋での声量がほぼ同じやんぅぅ(低くねっとりとした声で)

です、、表と裏そして誰に対しても声量が同じ、、こういう人が警察官だったら悪事を働いてる身内の警察官でも捕まえますよ、、なので今後の警察官採用試験では、、声量の幅が少ない人、、という基準も加えて採用して欲しいですね、、そんな信用できる男ゆにばーす川瀬氏に「阿佐ヶ谷にこだわり強過ぎて変態的なラーメン屋さんがありますよ」と以前に教えてもらったのがこのお店、、

麺処「一笑」さん

一つ訂正なんですが芸人が何かを評価する時に使う「変態」は最上級の褒め言葉であり、、ダウンタウン浜田(雅功)さんの「こいつ腹立つわぁ」からの頭はたきツッコミと同じ意味合いとなります、、浜田さんから頭叩かれたらみんな褒められたと思って喜びますもんね、、お笑いの世界って変ですよね、、褒めてない言葉や行動に実は称賛の意味が込められてる、、我々はずっと、、お笑いという暗号解読をし続けているのかもしれません、、それと同様に「一笑」さんは、、豚骨暗号解読、、を続けられていらっしゃるんだろうなと、、だって、、

らーめん×トマベジ
博多風らーめん×トマベジ
ドロブタまぜそば×トマベジ

麺と豚骨スープだけの真剣勝負てぇぇぇ(低くねっとりした声で)

自信しか伝わってこないっしょぉぉ(低くねっとりした声で)

唯一無二のらーめんぅぅぅ(低くねっとりした声で)

私の体験談としましては、、緊張しながらレンゲですくったスープを「ズズズゥ」という音と共に口から喉へと通すと、、体内に入ってきたまろやかな豚骨スープに自然と両手を上げてしまうような感覚、、

旨過ぎて降参、、幸せの白旗を降りました、、

ただひとつ忠告しておく事は、、麺が4種類(らーめん、博多風らーめん、ドロブタまぜそば、和歌山風らーめん)野菜が8種類(プレーン、スタベジ、カラベジ、シビベジ、トマベジ、すっぱベジ、ウオベジ、ブラベジ)と組み合わせの選択肢が多いので

【券売機あるある】迷っていたら後ろに人が並んで焦ってとりあえず勢いでボタン押すしかねぇポチッあぁほんとにこれでよかったのかぁうわぁ違ったかもぉ!、、

にお気をつけください、、お店のSNSでも「どうぞごゆっくりご希望のメニューを選び、存分にお楽しみ下さい🍜」と表記してくださっていますので、、

キレちゃいそうになったときの対処法

一笑さんでススらせてもらった帰りに、、阿佐ヶ谷の街を歩きながら、、やっぱり穏やかな気持ちになれる街だなぁ、、自分も心を穏やかに生きないとなぁと強く想いました、、というのも先日、、私が年に2、3度ある、、すいません格好つけました月に1度はある、、キレちゃいそうになった事件がありまして、、ある劇場の楽屋で、、私がトレーナーとTシャツを出したという話になったんですね、、会話としては、、

芸人X: 見てください!これ福井さんの出したトレーナー!買って着てるんですよ!

福井: おぉありがとう!

芸人X: (ニヤニヤと)僕ってブランドイメージに合ってます?

福井: ごめん!そういうブランドイメージとかないから!

芸人X: (ニヤニヤと)次はパンツ出してくださいよ!あと、アクセサリーとか!

福井: ごめん!俺総合ファッションブランドやってないから!

芸人Y先輩: (ニヤニヤと)え?福井君?ファッションブランド立ち上げたの?

福井: いえ!話を大きくしないでください!トレーナーを出しただけなんですよ!

芸人Y先輩: (ニヤニヤと)俺買うよ!俺ライブスタンドのTシャツとかもずっと着てるし!

福井: お気持ちありがとうございます!ただまたちょっとライブスタンドTシャツって感じではないんですが!

芸人Y先輩: (ニヤニヤと)え?それはライブスタンドTシャツに失礼じゃない?

福井: すいません!そういう意味じゃないんですけど! 

全員: アハハ!

みたいな、、気心知れた芸人さん達と軽い談笑をしてたんですよね、、もちろんお笑い芸人が洋服を出すという事はイジられる案件ではありますので、、ここまでは何の問題もなかったんですが、、この後、、急に楽屋で話を聞いてたほぼ関係性のない芸人Z氏が、、

芸人Z氏: え?福井!今服出してんの?

福井: そうなんですよ!

芸人Z氏: え?○○○○みたいな感じ?(○○○○はあまりいい意味ではない)

福井: そうですね、、

芸人Z氏: ○○が出してる○○みたいな事?(○○が出してる○○もいい意味ではない)

福井: そうですね、、

芸人X: いやぁこれめっちゃ格好良いですよね!僕はこのデザインで買ってるんで!福井さんが出してなくても買ってますよ!

芸人Z氏: お前デザインもしてんの?

福井: いや、デザインなんてもちろんしてないですよ!

芸人Z氏: 知らんがなっ!

福井: 、、、

芸人Z氏: そんな皆さんご存じのみたいな感じで言われても!

福井: 、、、

芸人Z氏: お前が絵描けるかどうかなんて知ってる訳ないやん!

(福井の心の声): あぁキレそうぅぅぅぅダメダメダメぇぇぇぇ

もちろんZ氏も悪気はないのですが、、あまり私を知らない方だと何故か強めにイジッてもいいと判断されてしまい、、よくこういった事件に巻き込まれます、、ただ波風を立てたくない、、穏やかにいきたい、、そんな私がこういう場面で自分を落ち着かせる為にやる技がありまして、、今回も繰り出しました、、これです、、自然と相手に見られないよう下を向いて、、

下ですごい変顔をするぅぅ(低くねっとりした声で)

バレないようにすごい変顔をして自分の冷静さを保つぅぅ(低くねっとりした声で)

将来新しいアンガーマネジメントに認定されますよぉ実際これは我々のマネージャーだった方に教えてもらった技なので会社員でも使ってますからねぇ(低くねっとりした声で)

目には変顔を、、歯には変顔を、、

これが少しでも穏やかに人生を送る為の格言です、、また後日になると、、目には陰口を、歯には陰口を、に変わるので、、自分の人間としての格好悪さにお手上げです、、どうせ手を上げるなら麺処「一笑」さんの豚骨スープを飲んで、、旨過ぎて降参、、がいいですね、、


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福井俊太郎(GAG)

(ふくい・しゅんたろう)お笑いトリオ・GAGのネタ作り担当。『キングオブコント』では過去4度決勝進出を果たす。2023年から「福井俊太郎(GAG)プロジェクト」始動。GAG活動は「GAG福井」、個人としての脚本・執筆活動などは「福井俊太郎(GAG)」として活動する。低くねっとりとしたボイスが持ち味。

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