「肩紐がなくても形が保持できるようにボーンを8本縫いつけて、バニーガール衣装を自作しました」コスプレイヤーたちに聞いた“こだわり”

2023.12.27
(左から)なつはさん、フヨさん、那岐さん

文・撮影=ソムタム田井 編集=森田真規


『コミックマーケット103』の開催を12月30日・31日に控えたこのタイミングで、今年の夏に開催された『コミックマーケット102』と『となりでコスプレ博2023夏』の会場でコスプレイヤーたちに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”を、撮影させてもらった写真とともにお届けします。


コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”

コスプレイベントといえば会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも参加する上での醍醐味のひとつ。2023年も全国各地でさまざまなコスプレイベントが実施されたが、その締めくくりとして、12月30日・31日には東京ビッグサイトで、世界最大規模の同人誌即売会『コミックマーケット103』が開催。こちらも盛り上がることが予想される。

それに先駆けて本記事では、同年に実施されたコスプレイベントをプレイバック! 取材時に撮影させてもらったコスプレイヤーたちの写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。

ちなみに、ここでピックアップするのは『コミックマーケット102』および、同日に開催されたコスプレイベント『となりでコスプレ博2023夏』で見つけたコスプレイヤー。2023年4月~6月にかけて放送され、好評を博したテレビアニメ『推しの子』をはじめ、2024年1月26日公開予定の『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』や、『ジャンプフェスタ2024』にて劇場版の制作が発表された『チェンソーマン』など、話題性のある作品のコスプレで参加していたレイヤーが多く、取材を依頼したところ各キャラクターの特徴を捉えた多彩なポーズで写真撮影に応じてくれた。

「前々から、いつかバニーガールのコスプレをしたいなぁと思っていたところ、『チェンソーマン』のマキマとパワーのバニーバージョン・フィギュアが発売されることを知り、『これはコスプレするしかない!』と思って友達と誘い合わせて衣装を制作しました。こだわったポイントは、スタイルがきれいに見えるように工夫した衣装の造形です。本格的なバニー服にするために、内側にはボーンを8本、身体のラインに合わせて縫いつけていて、肩紐がなくても形が保持できるように制作しました。生地の質感にもこだわり、満足のいく形に仕上げられたので、いい思い出になりました」(『チェンソーマン』マキマ/フヨさん)

『チェンソーマン』マキマ/フヨさん
『チェンソーマン』マキマ/フヨさん

「衣装はフヨちゃんに作ってもらったものですが、生地はふたりで一緒に探しました。フィギュアと見比べながら光の反射や質感も入念にチェックして、最適な素材を選んだつもりです。それと頭部の角ですが、実はクリアカラーになっていて、屋外で光が当たるときれいに発色するように作ったのがこだわりのひとつ。きちんとコスプレをするのは今回が初めてだったので緊張しっぱなしでしたが、大勢の方に写真を撮ってもらえてとても楽しかったです」(『チェンソーマン』パワー/チワワ社会さん)

『チェンソーマン』パワー/チワワ社会さん
『チェンソーマン』パワー/チワワ社会さん

「アニメシリーズをリアルタイムで観ていた世代で、これほど好きになれたモビルスーツはほかにないので、がんばって制作しました。こだわったポイントは、50cmの竹馬を履いてモビルスーツならではの等身を実現したことと、翼が展開する仕様にして、ハイマットフルバーストという大技を再現できるようにしたことです」(『機動戦士ガンダムSEED』フリーダムガンダム/なつはさん)

『機動戦士ガンダムSEED』フリーダムガンダム/なつはさん
『機動戦士ガンダムSEED』フリーダムガンダム/なつはさん

「一番こだわったポイントはウィッグの造形です。何度も作り直して、3個目のウィッグでようやく納得のいく形に仕上がりました。とはいえ、まだまだ改良の余地はあるので、衣装と併せて改善しつつ、今後もいろんなコスプレイベントに遊びに行く予定です」(『機動戦士ガンダムSEED』ラクス・クライン/那岐さん)

『機動戦士ガンダムSEED』ラクス・クライン/那岐さん
『機動戦士ガンダムSEED』ラクス・クライン/那岐さん

「一番のこだわりは“八重歯の再現”ですね。私自身、『八重歯が特徴的』とよく言われていたので、自前の歯をそのままコスプレにも活かすことができてよかったです。今回撮影していただいたカメラマンさんにも八重歯を褒めてもらえたので、こだわってよかったなって思いました。ほかにも、少しでもMEMちょの雰囲気を再現できるように、メイクやウィッグセットをがんばったので、そういった点も見てもらえるとうれしいです」(『推しの子』MEMちょ/ゆずきさん)

『推しの子』MEMちょ/ゆずきさん
『推しの子』MEMちょ/ゆずきさん

QJWebでは間もなく開催される『コミケ103』をはじめ、今後も全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、リポート記事を作成していく。連載形式で順次アップする予定なので、こちらにもご期待いただきたい。


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ソムタム田井

(そむたむ・たい)ライター兼カメラマン。コスプレ文化の研究家として、『ORICON NEWS』『まんたんウェブ』『WebNewtype』『ファミ通.com』『Movie Walker』など、多数のWEBサイトや書籍に寄稿。コスプレイベントの企画やキャスティングを担当しつつ、世界コスプレサミット『Co..

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