【祝11周年】GENERATIONSが「LDH史に残る」異例の進化を遂げた4つのトピック
昨年11月21にデビュー10周年の節目を迎え、アニバーサリーイヤーに突入した7人組ダンス&ボーカルグループ、GENERATIONS from EXILE TRIBE(以下:GENERATIONS)。
いつも刺激的な話題を届けてくれる彼らは、今年、『GENERATIONS 10th ANNIVERSARY YEAR GENERATIONS LIVE TOUR 2023 “THE BEST”』『GENERATIONS 10th ANNIVERSARY YEAR GENERATIONS LIVE TOUR 2023 “THE STORY”』という2本のツアーを同時開催し、日本全国に笑顔と感動、感謝を届けている。
そんなGENERATIONSが『クイック・ジャパン』vol.169の表紙特集に初登場! 本稿では、グループが駆け抜けた10年について、印象的なトピックを挙げながら紹介していきたい。
目次
年齢もキャリアも異なる7人の出会い
GENERATIONSは、パフォーマー5人とボーカル2人で構成されたダンス&ボーカルグループ。
ボーカルは、2010年に開催された『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 2 〜夢を持った若者達へ〜』のファイナリスト、数原龍友・片寄涼太。
パフォーマーは、EXILE HIROが提案する新グループ結成プロジェクトにおいて、EXPG STUDIO(所属事務所のLDHが運営するダンススクール)内のオーディションから選出された小森隼・佐野玲於・関口メンディー、当時劇団EXILEに所属していたリーダーの白濱亜嵐、デビュー直前にサポートメンバーから正式メンバーへと転身した中務裕太の5人だ。
たとえば、当時唯一の20代だった最年長の関口メンディーは、類い希なる身体能力が認められて候補生となったが、ダンス歴はなんとまだ2年。
一方、高校生(16歳)だった最年少の佐野玲於は、小学生のころからストリートのダンスチームに所属し、大人に混ざって踊っていたという実力派ダンサー。
もともと同じ界隈で踊っていたダンサーが集まり結成されたEXILEや、成人済みの落ち着いたメンバーがそろった三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEとは違い、年齢もキャリアも異なる若き7人の出会いは、所属事務所・LDHと当時の音楽シーンに次から次へと新風を吹き込んだ。
【Topic1】メジャーデビュー曲が、メンバーの初主演ドラマの主題歌に!
2011年のプロジェクト始動から約1年。2012年9月に中務裕太が正式メンバーに加わり、現体制となったGENERATIONSは、2012年11月21日にシングル『BRAVE IT OUT』でメジャーデビュー。
尽きない欲望と恐れ知らずな生き様を、スタイリッシュなダンスとともに掲げる同曲は、白濱亜嵐が初主演を務めるドラマ『シュガーレス』(日本テレビ)の主題歌に起用された。
今となっては後輩グループにも俳優として活躍するメンバーが多数おり、彼らの所属グループの楽曲が主題歌になることも少なくないが、このタイミングでGENERATIONSが起用されるのは異例中の異例である。
その立役者となった白濱亜嵐は、初めからEXILEになることを志してLDHに足を踏み入れた男だ。
彼はアーティストデビューを見据えながら、2010年に俳優として芸能活動をスタートさせると、2011年から地上波ドラマに出演するように。そんな努力と執念が、GENERATIONSを華々しいお茶の間デビューへと導いた。
また、現在ではほかのメンバーも精力的に俳優業を行っており、関口メンディーはドラマ『パリピ孔明』(フジテレビ)に、片寄涼太はドラマ『推しが上司になりまして』(テレビ東京)に出演中。
それぞれ、今の自分ならではのアプローチで作品と向き合いながら、グループ活動との両立に励んでいる。
【Topic2】LDHなのに“身体を張ったお笑い”に挑戦!?
2014年、EXILEに加入した白濱亜嵐と関口メンディーは、GENERATIONSとしても新たな世界に足を踏み入れていた。バラエティ番組『ワオ』(フジテレビ)でのコント初挑戦である。
それまでも、長寿番組『週刊EXILE』(TBS)などではEXILEをはじめとする先輩たちの素顔を見る機会があったが、日焼けサロン仕込みの黒い肌、筋骨隆々の肉体美、多くを語らず生き様を見せる男たち……といった硬派なイメージが定着していたLDHにとって、コント番組は思いがけないオファーだったという。
だが、そこで果敢に攻めた結果、GENERATIONSは“バラエティに強い若手グループ”としてLDHの中で新たな立ち位置を確立。『GENERATIONS高校TV』(ABEMA)や『1分入魂』(日本テレビ)といった冠番組でも、たびたび、LDH史に残る爆笑を巻き起こしてきた。
とはいえ、身体を張った笑いだけでなく、中には小森隼のように、『ヒルナンデス!』(日本テレビ)の月曜レギュラーやラジオパーソナリティとしてトーク力を発揮するメンバーも。
本来のGENERATIONSは、テクニカルなパフォーマーが顔をそろえているグループなのだが、現在は圧倒的なライブパフォーマンスとおちゃめな素顔のギャップが、彼らの魅力のひとつとなっている。
【Topic3】初の単独ツアーで世界進出!
先日、今年12月9日にEXILE(AKIRA、TAKAHIRO、KENCHI、TETSUYA、NESMITH、SHOKICHIのみ)が初の海外単独公演『EXILE LIVE 2023 in TAIPEI』を開催することを発表した。
今でこそBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEやPSYCHIC FEVER from EXILE TRIBEといった後輩たちが海外で活躍しているが、まだ基盤がなかったころのLDHアーティストにとって、海外進出の前には高い壁があった。
2017年に開催したドームツアーで年間史上最多観客動員数記録を樹立した三代目 J SOUL BROTHERSでさえ、国内のライブ活動に専念してきた過去がある(だからこそ、この伝説的ライブが生まれたともいえる)。
だが、2015年、デビュー3年目のGENERATIONSは、初の単独ツアー『GENERATIONS WORLD TOUR 2015 “GENERATION EX”』を発表。そのタイトルどおり、メンバーたちはパリ・ロンドン・台北・香港といった初上陸の土地で、デビュー前に行った「夢者修行」さながらの全力ライブを繰り広げたのだ。
さらに2017年には、2度目のワールドツアー『GENERATIONS from EXILE TRIBE WORLD TOUR 2017 〜SPEEDSTER〜』を、2018年には『GENERATIONS CHINA TOUR 2018 “MAD CYCLONE”』を開催。
その前からメンバーたちは各国の言語を勉強していたのだが、片寄涼太はそこで学んだ中国語を活かして中国でソロファンミーティングを行ったり、2019年、Varietyが選ぶ“アジアの次世代スター8人”のうちのひとりに選出されたりと、名実ともに“アジアのプリンス”となった。
早い段階から世界に飛び出していったGENERATIONSメンバーの存在が、各国にLDHのエンタテインメントを広めるキッカケになったことは間違いないだろう。
【Topic4】デビュー10周年に24時間テレビを生放送!
昨年12月3日、デビュー10周年の記念日から間もなく、GENERATIONSは前代未聞の企画『GENERATIONS 24時間テレビ』(ABEMA)を放送した。
24時間ノンストップで駆け抜けた中には、7人によるライブパートのほか、彼らの“公式お姉さん”Perfumeとのコラボライブや、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのパフォーマーとのカラオケバトルなど、ほかのアーティストを巻き込んだ企画も。
その情報だけでも、彼らのエンタメ魂とタフネスをじゅうぶん理解していただけると思うが、「豪華ランチをかけてアピール対決チャレンジ!」という企画では、「本日みなさんのランチをご用意してくださった、シェフのみなさんです。どうぞ~!」という呼び込みでママレーションズ(メンバーの母親たち)が顔出し登場し、大きな話題となった。
自分の母親が手作り弁当を持って現れるというサプライズに、リアクション芸に慣れているはずの関口メンディーも、思わず立ち上がって「ウチ、初出しよ!?」と絶叫。
クールな印象の強い佐野玲於は恥ずかしそうにうなだれ、普段はLDH随一の歌唱力とどっしりとした佇まいで“Jr.EXILEのアニキ”的な雰囲気をまとう数原龍友も、この企画を発案したという自分の母親に「な、なんなの……? エンタテインメントが好きなの? ウチの家系って……」とタジタジ。
俳優として数々の映像作品に出演し、多くの視聴者を虜にしてきた片寄涼太も、終始照れくさそうな表情を浮かべながら参加していた。
なお、24時間テレビの最後には、現在、EXPG STUDIOのスーパーバイザーとして次世代アーティストの育成に力を入れている中務裕太が「ダンスをすることと、ちょっと人に優しくするくらいしかできない自分が、これだけたくさんの人に……。本当に夢のような時間でした。これからも一生懸命エンタテインメントを届けていきます!」と号泣する場面も。
たくさんの人に支えられながら、一心に夢を追いかけていたあの日の少年たちは、いつしかたくさんの人の夢を応援する極上のエンターテイナーへと進化を遂げていたのだった。
それでも、最後のコメントでの佐野玲於の言葉を借りるなら“GENERATIONSの夢物語”はこの先も続く。尽きない夢と、DREAMERS(ファン)の笑顔を原動力にして。
GENERATIONSはなぜ「未来を信じられる」のか?
2023年12月13日(水)より発売される『クイック・ジャパン』vol.169は、GENERATIONSとFANTASTICSのW表紙。表紙&第1特集では、10年という月日がGENERATIONSに与えた逆境と試練を振り返り、それでも「未来を信じられる」理由を紐解く。
合計約3万字のソロインタビューや、彼らの野心とポップさを表現した巻頭グラビア、本拠地である中目黒で撮影したソログラビア、全国ツアー岡山公演に密着したレポート、サポートメンバー(佐藤大樹/岩谷翔吾/浦川翔平/長谷川慎/藤原樹)からの証言、グループをよく知る関係者(チョコレートプラネット、NOPPO・shoji(s**t kingz)、早見あかり、金子きょんちぃほか)からのコメント、EXILE HIROが語るGENERATIONSの10年史など80ページ以上にわたる永久保存版の総力特集となっている。
『クイック・ジャパン』のECサイト『QJストア』では、7人のソロ表紙風デザインの大判ポストカードが1枚セットとなる限定特別版を販売。
※サイズは『クイック・ジャパン』と同じA5版、7種類から1枚がランダムでセット
※誌面は通常版と同内容
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ニューミニアルバム『beyond the GENERATIONS』11月21日発売
『GENERATIONS LIVE TOUR 2023 “THE BEST“』『GENERATIONS LIVE TOUR 2023 ”THE STORY”』と、ふたつのツアーを開催するGENERATIONSの初のミニアルバムが11月21日に発売。DVDにはミュージックビデオや『D.U.N.K. Showcase DAY3 (c)NTV』のパフォーマンス映像を収録。
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