Aマッソ加納の泣きそうになったというエピソードに、ニッチェ江上「お前、血が通ったんだな!」(あちこちオードリー)

Aマッソをめぐる大問題!?『クイック・ジャパン vol.164 限定版』フリートークを先行公開!

トップ画像=Aマッソ、インタビューより

文=てれびのスキマ 編集=森田真規


テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『あちこちオードリー』(8月2日放送)

阿佐ヶ谷姉妹、ニッチェ、Aマッソを迎えて「私だけがグッときたニュース」。Aマッソが芸歴14年目に対して、阿佐ヶ谷姉妹はなんと16年目。金属バット、見取り図、ランジャタイらと同期というのが時空が歪んでいる感じでおもしろい。ちなみに俳優養成所時代からカウントするとロンブーと同期だという。

Aマッソが取り上げたニュースはスタンダップコーギーの解散。加納は、芸人の解散はどうでもいいと思っていた派。芸歴1~2年目のころ、先輩2組の解散ライブでエモーショナルな雰囲気になった際、「さっっっぶ!」と思っていたという。

しかし、スタンダップコーギーの解散ライブを配信で観て、「絶対売れたるからな!」と叫んでいる奥村うどんの姿に泣きそうになったという。それを聞いて、「えー、変わっちゃったよ!加納!お前、血が通ったんだな!」とうれしそうに驚くニッチェ江上。自分でもびっくりしたという加納に、江上「うわー、グッとくるなあ」。

その流れで解散の危機はあったかと問われ、村上は一度そういう話をされたときに寝てしまったと告白。加納は解散話ではないと訂正し、「売れずにくすぶっていた時期に、ギア入れないとあかん、で話をしようとしたときに寝た」と補足。考え過ぎて眠くなったという村上は、起きたときに「私に全部任せて」と加納に言われたのだとか。

Aマッソのこの関係性が、とてもおもしろい。そんな村上が食事を選ぶ際、絶対成功させたいからと時間をかけて吟味するという話をすると、若林「Aマッソのことも考えろよ!(笑)」。

『水曜日のダウンタウン』(8月2日放送)

「どんな業界でも底辺から頂点まで3人介せば辿り着ける説」では、サッカー少年から現役日本代表までつながったり、NSCを卒業したばかりの芸歴1年目の芸人から松本人志までつながったりと、やはりスゴい。

中でも路上ミュージシャンからゴールをギタリストの頂点・布袋寅泰に設定したミュージシャン編がおもしろかった。まず路上ミュージシャンが布袋の存在自体を知らないというのも驚いたが、そこからシンガーソングライター、そして音楽プロデューサーにつながると、なんとCharaが登場。

Charaは布袋の連絡先を知らなかったが、大橋トリオを紹介し、中4人で辿り着く。大橋が布袋に連絡しようとすると、止めるスタッフ。「怒られそうな気したんじゃない?」と松本が笑うように、何度となく布袋を番組でイジってきている『水曜日』。

この日も、布袋のシルエットが幾何学模様のギタリズム柄。きっと布袋が怒ることはないと思うけど、逆にイジっていいよみたいに言われても、今後、イジりにくくなってしまうという判断もあったのかなと思った。『水曜日』流の距離の取り方。

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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2023年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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