スイーツ大好きボーイズグループ・甘党男子「武道館でお菓子を配りたい」ファンに誓った目標

2023.2.1
甘党男子

編集=QJWeb編集部


「ワールドスイーツトレンドアイドル」をコンセプトに、スイーツ好きを公言する6人組ボーイズグループ・甘党男子の定期ライブ『甘党祭』が1月28日に東京・浅草花劇場で開催された。今回は“メンバー考案のテーマに沿ったセットリスト12曲を60分間で歌い踊り切れるのか?”というテーマの新企画「ロクゼロミニッツ」として、1公演60分を1日2公演で実施した。

60分で12曲披露に挑戦

この日は甘党男子が月に1度、都内で定期開催している単独ライブ『甘党祭』が2023年に入って初の開催となった。ステージ端に置かれたモニターに“60:00”の数字が光り、第1部がスタート。会場内のSugar(甘党男子ファンの呼称)が一斉にペンライトを光らせてメンバーを出迎えた。

メンバーがステージに登場。「僕たちがワールドスイーツトレンドアイドル、甘党男子です! せーの! いただきまーす」と、恒例の挨拶を終えると、さっそくアイス担当・三上義貴の「よーいスタート」の声に合わせてカウントダウンがスタート。まずはこの日のために練習してきたという高速自己紹介を披露。「かずまです、よしきです、あっしーです、じんくんです、あきちゃんです、石ちゃんは? お休みです! 6人そろって甘党男子です!」と、喉の療養中のためライブ活動を休止中のシュークリーム担当・石塚利彦を気遣った紹介でファンを喜ばせた。

普段のライブではMCが長くなりがちというメンバーにスタッフから「(今回のライブは)60分間で12曲をやりなさい」との指令が下ったとのエピソードを交え、今回のセットリストの担当を発表。1部は、おだんご担当・成瀬敦志が「最後まで立ってられるのは誰だ?? 体力自慢セトリ」というテーマで選曲。「時間がないから、さっそくライブを始めよう」とメンバーが各自の立ち位置に立ち、1曲目に流れたのは「ガトーショコラ」。さらに「スイカ」「パイナポー」「わたあめ」「あんぱん」とアッパーチューンで動きの激しい楽曲がノンストップで5曲披露され、会場は一気に盛り上がった。

甘党男子
1部のセットリストを担当した成瀬敦志

MCに入り、タイマーを確認すると残りは39分。「全然大丈夫だな」「行けるな」とメンバーは余裕を見せつつも、残り7曲の時間配分を気にする三上、室井を横目に成瀬が「もっと休みたい」と発言。すると三上が「では、浅草のおいしいハンバーグ屋さんを紹介します。ぜひ皆さんもライブの合間に食べに行ってください」とトークを始めるが、なかなか店名を言わず「みんなが行きたくてもヒントが少な過ぎるんじゃない?」とほかのメンバーからツッコミが入る。しかし、三上は気にせず次の曲の立ち位置に。そしてメンバーが諦めて立ち位置についたところで、三上が「お店の名前は次の曲で発表したいと思います。店名は“モンブラン”」と実際にある曲名と同名の店舗を紹介し、曲振り。予想外の曲紹介にイントロ中もメンバーと客席が「え? ホントに?」とざわついた。

そのあとは最新曲「プリン」をはじめ、「パンナコッタ」「たいやき」等、人気曲7曲を連続で披露。12曲を最後まで歌い踊り切れたところで、タイマーの残り時間は7分と、見事60分に収めることに成功した。

甘党男子
菅井義久

普段は見られないシャッフル歌唱

第2部はキャンディ担当・室井一馬がひとりでステージに登場し、タイマーが表示されたモニターのボタンを押す仕草でカウントダウンがスタート。と、同時に「プリン」のイントロが流れ、ほかメンバーもステージに登場。中毒性のあるメロディーに合わせて腰を振る振り付けに会場は大盛り上がり。最初のMCでは1部同様、高速自己紹介を披露するも息が合わずにやり直し。初っ端から時間を使ってしまうはめに。

甘党男子
タイマーをスタートさせる室井一馬

2部のセットリストは三上が選曲を担当。「甘党男子の長い曲持ってきても60分で収まるんじゃないか、シャッフルもあるよ。よ!大統領!」と、メンバーの担当スイーツ曲のメインをほかのメンバーに代えて順に歌唱するというテーマタイトルを発表した。

甘党男子
2部のセットリストを担当した三上義貴

まずは室井がメインを担当している楽曲「キャンディ」を三上が歌唱、ソロで歌うサビの歌唱では「気持ちいいね!」と思わず叫ぶ場面も。次にたい焼き担当・神久保翔也の担当曲「たいやき」を室井がメインで歌唱、ラップ箇所を自己流にアレンジしてオリジナリティを表現。菓子パン担当・菅井義久の担当曲「あんぱん」は神久保がメインで歌唱、イントロで「まだまだ(勢いが)足りてないんじゃないの?」とメンバーに煽りを入れ、曲中でもアグレッシブなヴォーカルを聴かせた。成瀬の担当曲「御手洗団子」は菅井がメインで歌唱、冒頭のソロ歌唱では合間にステージ上から客席に語りかけるなどファンサービスを交え会場を盛り上げた。三上の担当曲「アイスクリーム」は成瀬がメインで歌唱、サビでは高音のパートを伸びやかに歌い上げた。

甘党男子
神久保翔也

普段は見ることのできないシャッフル歌唱に客席のSugarは大喜び。連続5曲を終えてMCとなり、室井が「この企画を言われてからずっと緊張していた」と発言、ほかのメンバーも口々にそれぞれの各メンバー曲の歌唱の難しさ、メンバーのすごさを話していたが、その時点でタイマーは25分を切っていることに気づき「時間がヤバイ!」と慌ててライブを再開。「かき氷」「BIRTHDAY CAKE」を含む4曲を連続で歌唱した。

残り10分を切っていたがMCとなり、室井が今後のグループの目標について語り始める。「今年はツアーをやらせていただきます。そこに向けてまずは2023年全力疾走で行くのですが、メンバー内で相談してひとつ目標を決めました。“武道館でお菓子を配りたい”」と、日本武道館でのライブを今後の目標のひとつにしていくことを発表。しかし、この時点で残りは8分。「すごくいい話をしているけどライブに戻ろう」と慌ててライブを再開し、「パルフェ」を披露。

歌唱後、今日は1部も含めて記念写真を撮影していなかったことに気づき、次の楽曲の間奏で撮影することを室井が提案。「無事に完走しよう!」との掛け声とともにセットリスト最後の楽曲「シュークリーム」が流れ、間奏中にステージ上にスタッフが登場し記念撮影も無事完了し、完走できるかと思われたが、途中で60分が終了となり、音源がストップ。ステージ上のライト、マイクも消され、客席からは突然の暗転に驚いた声が漏れ、場内は騒然となった。そんな暗闇のなか、メンバーは「今日は来てくれてありがとう」と叫び、ステージを去っていった。

甘党男子

次回の甘党祭『ロクゼロミニッツVol.3』は2月28日(火)浅草花劇場での開催が決定している。

甘党祭『ロクゼロミニッツ』セットリスト(2023年1月28日浅草花劇場)

第一部「vol.1」
M1 ガトーショコラ
M2 スイカ
M3 パイナポー
M4 わたあめ
M5 あんぱん
M6 モンブラン
M7 プリン
M8 パンナコッタ
M9 たいやき
M10 バームクーヘン
M11 御手洗団子
M12 パルフェ

第二部「vol.2」  
M1 プリン
M2 キャンディ(メイン歌唱:三上)
M3 たいやき(メイン歌唱:室井)
M4 あんぱん(メイン歌唱:神久保)
M5 御手洗団子(メイン歌唱:菅井)
M6 アイスクリーム(メイン歌唱:成瀬)
M7 モンブラン
M8 スイカ
M9 かき氷
M10 BIRTHDAY CAKE
M11 パルフェ
M12 シュークリーム(※途中で終了)

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