『M-1グランプリ2022』は“毒舌漫才”で勝負したウエストランドが優勝し18代目王者となった。決勝戦の直後に行われた会見では、優勝の喜びや事務所の先輩である爆笑問題からもらったアドバイスを明かした。
「運がよかった」ネタ順も勝因に
史上最多の7261組が出場した予選を勝ち抜き、王者となったウエストランド。ここまでの道のりについて井口浩之は「1回決勝に出たから余裕なんてことはなくて、常に緊張感がありました」と述懐。「とにかく予選が大変なので優勝してもう『M-1』に出なくていいんだと思うと本当にうれしいです」と話した。
前回出場した2020年につづいて、1stラウンドの出順は今回も10番目。最も待ち時間が長い出順となったが、河本太は「2020年は笑神籤が引かれるたびにウーて思ってヘトヘトになっちゃってたんですけど、今回は待つことにも慣れていたので10番目でもちゃんとできました」と振り返り、井口も「さすがに2回連続はないでしょと思ってたんですけどね」としながら「だけど結果、10番目でネタをしてそのまま最終決戦と、似たテイストのネタを連続でできたことが優勝につながったと思う。そういう意味では運がよかったです」と勝因のひとつになったと話した。
改めて優勝について聞かれ、井口は「『M-1』のチャンピオンになれる人生だとは思ってなかったので意外だなと思います。ネタで評価されることもなかったので、まさかチャンピオンになれるとはって感じです」とコメント。河本も「僕は(井口に)ついてきただけでなので、7000組の頂点とは思ってなくて」と語った。また「僕のことをよく知ってる方は僕がチャンピオンということに腹がちぎれるくらい腹立ってると思います」と優勝の驚きを独特の表現で表すと、井口からは「それは笑うときの表現だろ」とツッコミが入った。
そんな河本は優勝決定直後の涙の理由について聞かれた際も「家族の顔が浮かんで、早く娘の保育園で自慢したいです」とうまく答えられず、自ら「こういうことができないからお仕事が減るんでしょうね」と分析。しかし、今後の活動については「2020年、決勝に行ったときは次の年にコンビでいろいろ出させていただいたんですけど、あぐらをかいていたら2022年は1年間、見事に相方ばかりの稼働になったので、あぐらをかかずにがんばりたいと思います」と意気込みを見せた。
爆笑問題が設立したお笑い事務所・タイタンに所属するふたり。本番前に河本は太田から「審査員とかじゃなく、目の前にいるお客さんとテレビを観てるお客さんを笑わせることがすべてだからそこに集中しろと言われた」と熱いアドバイスをもらったというが、河本は「ネタが飛びそうになったら放送禁止用語を言って、ぐちゃぐちゃにしちゃえ」と言われたという。これに井口は「そうならなくてよかった」と安堵の表情を浮かべた。
ウエストランドの関連記事
関連記事
-
-
天才コント師、最強ツッコミ…芸人たちが“究極の問い”に答える「理想の相方とは?」<『最強新コンビ決定戦 THE ゴールデンコンビ』特集>
Amazon Original『最強新コンビ決定戦 THEゴールデンコンビ』:PR -
「みんなで歌うとは?」大西亜玖璃と林鼓子が考える『ニジガク』のテーマと、『完結編 第1章』を観て感じたこと
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
「まさか自分がその一員になるなんて」鬼頭明里と田中ちえ美が明かす『ラブライブ!シリーズ』への憧れと、ニジガク『完結編』への今の想い
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
歌い手・吉乃が“否定”したかった言葉、「主導権は私にある」と語る理由
吉乃「ODD NUMBER」「なに笑ろとんねん」:PR