8本のスタンドマイクが並んだOCTPATHの“1st LIVE”。復帰した高橋わたる、白と紫に覆われた会場で「これがめっちゃ見たかった…」【独占写真あり】
2022年2月に『IT’S A BOP』でデビューした8人組ボーイズグループ「OCTPATH(オクトパス)」。『SUMMER SONIC 2022』に出演、いくつもタイアップソングが決まるなど活躍を見せつつ、複数メンバーの活動休止なども経験したデビュー1年目。
そんな彼らが初のワンマンライブ『OCTPATH 1st LIVE -MY PATH-』を、9月23日に東京ガーデンシアターにて行った。7カ月間の活動を並走してきたTHme(OCTPATHのファンネーム)のため、今できる最上級のエンタテインメントを作り上げていた──。
目次
攻めの姿勢を見せたオープニング
どんなアーティストでも、“1st LIVE”の機会はキャリアで一度しか訪れない。2nd LIVEも3rd LIVEもそのとき限りのナマモノであることには変わりないが、“始まり”はいかなる物事にとっても特別だ。
OCTPATHが開催した『OCTPATH 1st LIVE -MY PATH-』には、そんな“1st LIVE”に対する想いが、これでもかというほど詰め込まれていた。タイトルには「今後絶対に8人でやっていく、こんな強い意志がある僕たちの道を見てほしい」という願いが込められているかのようで、活動休止中の冬馬の存在も感じさせる温かなライブだった。
本稿では、9月23日に東京ガーデンシアターで行われた『OCTPATH 1st LIVE -MY PATH-』昼公演の様子をレポートする。
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デビューソングの「IT’S A BOP」により、ライブはスタート。力強くも息の合ったダンスは自信にあふれ、彼らが地道に努力を重ねてきた事実を物語る。海帆がアクロバットを決めるシーンでは、オーディエンスから思わず歓声が漏れていた。古瀬直輝と四谷真佑も伸びやかなロングトーンを響かせ、1曲目にしてこの日へ向けてすべてを注ぎ込んできたことが伝わってきた。
パワフル×ソフトなモーションのメリハリが映える「Wild」につないでも、その勢いはまったく落ちることはない。普段は穏やかな太田駿静の笑みも妖しく煌めき、高橋わたるはキメのシーンでウインクを炸裂。このステージのために用意したダンスブレイクのクオリティも抜群で、緻密なフォーメーションと大胆な振り付けは彼らのこだわりを強く感じさせた。
最初のMCでは、体調不良による療養から復活した高橋がOCTPATHカラーの白と紫に覆われた会場を目にして「これ見たかった、めっちゃ……」と瞳を潤ませる場面も。「THmeただいま~!」と端から端までぐるっと見渡し、投げキス&エアハグでファンへ愛を送っていた。
MC後には、翻弄されていく色男の恋模様を歌った「Playboy」を投下。末っ子の小堀柊もかわいさを封印し、いたずらな笑顔でオーディエンスを虜にする。強気な攻めのOCTPATHを魅せるオープニングとなった。
多様な組み合わせで魅せた「OCTPATH Showcase」
中間パートで繰り広げられた「OCTPATH Showcase」は、彼らの秘めたる可能性を大いに感じさせた。暗闇の中で降り注ぐスポットライトに照らされながら海帆がビートボックスを披露したかと思えば、紡がれるビートに合わせてほかのメンバーが踊る。「Are you ready?」と観客を焚きつけ、海帆・古瀬・太田・高橋のダンスソロへつながれた。四者四様の個性でそれぞれが得意とするジャンルを堂々とパフォーマンス。高橋がセクシーな振り付けで美しい腹筋を魅せつけた場面では、会場中に黄色い悲鳴が鳴り響いた。
色っぽさに悩殺されていると、今度は栗田航兵と小堀のユニットであるシュークリームが「夢にエール!パティシエール♪」をカバーしかわいさで骨抜きに。先ほどまでクールな振り付けでカッコよさを振りまいていた彼らはどこへやら、キュートなキラキラアイドルの一面をのぞかせた。
栗田と高橋は“エンタメコーナー”と題して、パントマイムにチャレンジ。ボールを投げ合うジェスチャーでは会場のファンも巻き込み、楽しみながらコミュニケーションを取っていく。四谷が作詞・作曲した曲を古瀬・太田・四谷が歌い上げるボーカルパート、海帆が作った曲を海帆・小堀でステージングするラップパートと魅せつけ、最後は全員のダンスでフィナーレ。OCTPATHのエンターテイナーたる素質をじゅうぶんに魅せつける時間となった。
冬馬が振り付けを担当した「Be with you」に込めた想い
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