「女房・子供を泣かしていい時代じゃない」ハチミツ二郎の「二刀流」な生き方(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『刺さルール!』

ハチミツ二郎に密着。2年前に「エロ本」のクラウドファンディングがきっかけでIT会社「ソノリテ」に就職し、2足のわらじを履いているハチミツ。「もしかしたらうちの会社とハチミツさんのシナジーが生み出されていくんじゃないか」と社長。この「シナジー」というビジネスワードが、その後、大喜利で頻出していくことになるのがおもしろい。

現在は基本週5日、完全フルリモート勤務でゲーム開発の仕事をしているそう。「芸人しかやってこなくて、今、笑いのないものを考えるのが楽しい。使っていなかった部分なんで」というハチミツは劇場の楽屋でも出番ギリギリまでPCで作業をしている。

そんな彼の舞台に上がる前の「ルール」は、「舞台に上がるまで相方と目を合わせない」というもの。ギリギリまで別の仕事をして、いざ本番になっても舞台で初めて相方と目を合わせ、その場でネタを伝える、いかにも“ザ・芸人”の佇まい。

ハチミツが吉本の劇場のトリ、つまり「ショーストッパー」であることや、かつてはタイタンライブに出ていたなどといったことを「(ハチミツの)本を読んだから知っている」と嶋佐がしきりにアピールするのが伝わらなかったのか、無視されてしまいシュンと哀しい顔になっているのがやたらおもしろかった。

サラリーマンとして、ITという最先端な会社できっちり働きながら、芸人としては、昔気質の芸人然としているハチミツがたまらなくカッコいい。ハチミツ「芸人も女房・子供を泣かしていい時代じゃなくなっているんですよ。そうなったら二刀流でいいんですよ」。

『千鳥かまいたちアワー』

「バカップル」企画ビーチ編ということで、VTR合間に千鳥、かまいたちの4人が恋愛話などを回想する展開に。

結婚する際、貯金がまったくなかった大悟は吉本から結婚式用に300万借金。それを3日で使ってしまったという最低エピソード。「もう1回初めてみたいな顔して行って」もう一度借金を頼むと「お前、3日前にも来たよな?」などと言われつつも貸してもらえたそう。しかもなぜか増額し500万。ノブ「一生、吉本おれよ!」。

濱家は奥さんと付き合いたてのころは借金もあったそうで、それでも後輩と居酒屋に行った際は、会計の時間になると彼女に電話。一緒に飲むみたいな振りをして、お金を濱家のポケットに入れてくれていたという。ノブ「浅草キッドの話じゃ!」。

逆ナンのエピソードでは、大悟が20歳くらいのとき、バーで飲んでいたらキレイな30歳くらいの女性から「ちょっと一緒に飲まない?」と誘われた話。彼女は京都の芸者さんだったそうで「1週間後にご飯行かない?」と言われ、お金もないのにがんばって大阪のしゃぶしゃぶの店に連れて行ったそう。帰り際、「あんたまだ女にカッコつけるようじゃダメよ」と背伸びしているのがバレバレで諭されたという。そんな“いい女”との遭遇エピソードに、ノブ「この話を聞いて俺は芸人になろうと思った」。こちらも昔気質の芸人エピソード連発。

この記事の画像(全1枚)


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

関連記事

ニューロティカサムネ

僕たちは、ニューロティカに育てられちゃった芸人です。ハチミツ二郎、小峠英二、まちゃまちゃwithアツシ「武道館大丈夫?座談会」

“M-1敗者”として寄り添う千鳥の優しさ「スベって帰る新幹線でB席はキツイやろぉ?」(てれびのスキマ)

「かまいたち激推し芸人」に登場した蛙亭に、山内「俺らをとことん踏み台にしようとしてる?」(てれびのスキマ)

7ORDER安井謙太郎の採用体験記

7ORDER安井謙太郎の採用体験記──妥協なきエンタメの現場で「一緒に働きたい人」とは?【求人ボックス特別企画】

天才コント師、最強ツッコミ…芸人たちが“究極の問い”に答える「理想の相方とは?」<『最強新コンビ決定戦 THE ゴールデンコンビ』特集>

「みんなで歌うとは?」大西亜玖璃と林鼓子が考える『ニジガク』のテーマと、『完結編 第1章』を観て感じたこと

「まさか自分がその一員になるなんて」鬼頭明里と田中ちえ美が明かす『ラブライブ!シリーズ』への憧れと、ニジガク『完結編』への今の想い

歌い手・吉乃が“否定”したかった言葉、「主導権は私にある」と語る理由

クイック・ジャパン/QJWeb/QJサポーターズ

クイック・ジャパンを一緒に盛り上げるメンバーを募集しています!

QJWebはほぼ毎日更新
新着・人気記事をお知らせします。