くりぃむ上田とオードリー若林が若手時代を回想「運命の人に会った気分になった」(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『上田晋也・若林正恭の撮れ高』

今回の舞台は、テレビの情報番組で超有名なスーパー・アキダイ(この日も取材を受けていた)がある練馬区の関町。だがアキダイには1歩も入らず、アキダイまわりだけで撮れ高30分を作るというもの。しかも、ロケスタート時は雷雨。3時間の時間制限があるため、ロケバスで待機することもできない。

まわりを見ても住宅街で、ロケスポットはあまりなさそう。最初に話を聞いたアキダイ真横の系列店の店員も「ないかなあ……」という答え。ということで雨やどりを兼ねて、この焼き鳥店でたい焼きを食べることに。すると若林が、かつてたい焼き屋でバイトしていたことがあると話し、たい焼き器を借りて若林が上田にたい焼きを焼くことに。

バイトは3年ほどやっていたそうで、「9時から17時までずーっと焼いてて、集中してたらあっという間に17時になってて。そのとき俺、芸人目指してたんで、あ、たい焼き屋さんになっちゃうと思って辞めたんです。あまりにも自分に合ってて」と回想。若林がたい焼きを焼いている間に、雨がやみ晴れてくるという奇跡。

コインランドリーの横を通るときは、今度は上田が昔を回想。「俺が久我山に住んでいるときに、相方が千歳烏山に住んでた。家電(いえでん)で『じゃあ、今からそれぞれ家を出よう。かち合った場所でネタ作りをしようぜ』ってなってさ、ちょうど久我山の駅の上を上がったところのコインランドリーで会った」「200mくらい先から相方が見えたとき、ホントに運命の人に会った気分になった(笑)」。

余白があるぶん、こういった回想から、若林がミニ四駆に今ハマっているだとか、上田が家族でボードゲームや脱出ゲームをやっているとかいう話も聞けていい。今回も若林が上田をイジりまくり、懐深く上田がそれを楽しんでいる感じで仲のよさが窺える。

最後に、おもちゃ屋で水鉄砲を買って打つことに。だが、公園が水鉄砲の撮影NGで、結局、アキダイの駐車場を借りるというユルユルっぷりで心地いい。

『かりそめ天国』

「必死だなと思われたくなくて冷静を装うこと」はないかという投稿。有吉も投稿者同様、半額セールはいつも今気づいたような態度を取ると。一方のマツコは、逆におおげさにありがたがる。どちらも見栄の一種で「人間の性」だと。

そうした流れで買い物の話になり、今は店で見てネットで値段の安いところを調べて買うのが主流だが、ふたりはそれが面倒。「欲しいと思ったときにしか買い物に行かない」、その場で買わないと「冷めちゃう」と意気投合。有吉が、帽子を買うときも被ってきた帽子を捨ててその場で被りたいと言えば、マツコも靴を買ったらそれまで履いていた靴を靴屋に「捨ててください」と置いていったことがあると一致。有吉「どうしようもないところが一緒なんだよね(笑)」。

箱や袋が邪魔というのも共感し合うふたり。「無理して時代に合わせるのをやめよう」という話でも、ふたりの意見は同じで有吉は「歯をセラミックにしたくない」と断言し「マツコさんがセラミックにするって言ったら止める」と。マツコも即座に「お互いに止めよう」と言い合う。有吉「『マツコ会議』で注意してよ、ホントに!」マツコ「あたし、本当に気をつけてるの。若い子と話していると、あれ、あたしおかしいのかしら?って思っちゃう」有吉「やめてよ、TikTok始めないでよ!(笑)」と、よく若い世代の人に話を聞いている『マツコ会議』で変に感化されないよう釘を刺す有吉。「すぐ電話する覚悟だから!(笑)」。ふたりの息の合いっぷりがおもしろい。

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