港区青山生まれの昭和プレイボーイ、経験人数262人!近所で20歳年下女性と不倫し息子の学校のPTAでも有名な浮気パパに…そして還暦を迎え下半身のサ終【佐伯ポインティのご長寿猥談 #4】

文=佐伯ポインティ イラスト=五月女ケイ子 編集=山本大樹


長い人生を積み重ねてきた人々が語る生涯最高の恋愛や性体験とは、どんなものなのか?

猥談を生業とする佐伯ポインティが、65歳以上の男女に濃〜い猥談を直撃取材! 戦前生まれの高潔なおばあさんからバブルの絶頂を味わったイカれたおじいさんまで、愉快なご長寿たちが登場します。

※本連載は一部に性的に過激な描写が含まれています。苦手な方は閲覧をご遠慮ください
※扱う時代背景を勘案し当時の表現を使用しているため、一部現代では不適切な行為の描写も出てきます。本連載はそれらの行為を肯定するものではありません

ついにインターネットの網が猥談情報をキャッチ!

著者の佐伯ポインティ

これまで何度も、“猥談を話してくれる老人”を見つけることの困難さを書いてきたご長寿猥談。かなりダメ元な気持ちで「猥談してくれそうな老人に心当たりある人いませんか」という、文字化けぐらい意味不明な募集のフォームを投稿してみたところ、1通のタレコミが……。

「バイト先のスナックの常連さんに今年65歳のダンディなおじさんがいます。下ネタが好きで、自分のセフレなのか彼女なのかの恋バナもしていたので、猥談聞けそうです」

来た!!!!!!

ついにインターネットという“網”が、猥談をする老人を捉えました!!!

喜び勇んで、さっそく中目黒駅のスナックへ、担当編集の山本氏と向かいました。

青っぽい色味のライトが綺麗な、洒落たスナック。そこに、灰色のラフな半袖パーカーを着た身軽そうな男性がいた。老人というには若く見える、ハンサムな顔立ちだ。な、なんとなくだけど、モテそうな雰囲気がある……。

さあ、モテ老人に猥談インタビューだ!

〜ご長寿猥談プロフィール No.4〜
ケンジさん(65歳)
・タクシー会社勤務
・昭和35年(1960年代)生まれ、65歳
・寺島進似の男前、経験人数 約250人
・29歳で結婚し、58歳のときに離婚

青山生まれのハンサム親父、登場!

ポインティ(以下、ポ) 今、65歳以上の方の恋愛や性愛の体験談を取材してまして……。

ケンジ おお、よく老人ホームでも恋愛のトラブルが起きたり、事件に発展することもあるっていうじゃない。俺も65歳なんだけどさ、若いころは「老人になっても恋愛感情とかあるもんなのかな?」って思いもあったよ。でも、あるにはある。でも、もう下半身が全然使い物にならないね。薬も効かないしさ。だからもう、一緒に酒飲んで、添い寝してくれるだけでもいい。俺はたぶん一生スケベだからさ、舐めたり揉んだりしたいっていうのは、たぶんこのまま80歳とかになってもあると思うんだよ。

 すごい、いきなり全部言うじゃないですか。ちなみにケンジさんは今どんなお仕事されてるんですか?

ケンジ 仕事は、タクシー会社の内勤。乗務員さんのお世話っていうか、クレーム処理とか事故の対応とか、そんなようなことをやってるよ。

 職歴も気になります!

ケンジ 一番最初は会計事務所で5年くらい働いたかな。そのあとは不動産関係の会社を立ち上げたんだけど、リーマンショックのときに手を引いて、しばらくは外壁や屋根の修繕工事の営業をやってたんだ。とにかく歩く仕事なんだよ。1日20キロ、30キロくらい平気で歩く。その仕事をしてるときに糖尿になっちゃって、足を手術することになったから、今の仕事に転職したんだ。

 糖尿病に……! ちなみにケンジさん、ご出身はどちらですか?

ケンジ 港区の青山!

 めっちゃシティボーイだ〜!

ケンジ 実家がそこだったからね。曾祖父さんが呉服屋をやってて、ウチの親父が3代目。俺が継いでたら4代目になるはずだったね。

 ケンジさんはなんで家業を継がなかったんですね?

ケンジ まあ、斜陽の業界だったしね。最後はウチの親父が50代くらいのときに外で女を作って、家を売っ払おうとしてたんだ。

 ええ……駆け落ち的な?

ケンジ まあそうだね。家族を捨てて、そっちの女のところに行くっていうから。そのときは俺は22歳くらいだったんだけど「やりたいことやるなら勝手にやれ、でも家族の縁は切るつもりでやれよ」って言ったんだ。そしたら尻込みしちゃってさ。意外と根性ねえなって思ったよ。

 むっちゃ切り込んだコミュニケーションしてますね。

結婚前までに経験人数96人「夜の大谷翔平」

 ケンジさんはご結婚されていたことはありますか?

ケンジ 28年間、結婚してたよ。57歳のときに離婚した。小中学校時代の同級生だよ。

 すごい! 幼馴染と結婚したんですね。

ケンジ まあ、付き合ったのは大人になってからだけど。同窓会の幹事のメンバーで久々に飲んだときに、「そういえば昔、ちょっと気があったな」って思い出して。それでご飯を食べに行くことになって、3回目か4回目くらいのときに「結婚しよう」って言ったんだ。

 お〜即断ですね!

ケンジ 「結局誰と一緒になっても同じことだ」っていうのが、俺の結婚観だったからね。「私でいいの?」って言うから「いいんだよ、お前96人目だし」って。

 なんだそれ‼︎ どういうこと???

ケンジ 奥さんは家のことをやって、子供を育ててくれればいい。俺は金を稼いで、外で女を作るのは男の甲斐性だっていう、そういう気持ちね。

 ゴリ昭和っすね⁉︎ ……結婚する前からそういう恋愛スタイルだったんですか?

ケンジ まあそんな感じだよ。仕事でもそれなりに稼いでたし、飲み屋で初めて会った子を口説いて「どうしてもヤりたいんで今日、ヤらせてくれませんか?」ってお願いしてね。だいたい成功率は3割くらい。夜の大谷翔平だな!

 調子よくなってきましたね〜! ケンジさんは昔からけっこうモテたんですか?

ケンジ 中学2年生までは丸坊主の野球少年だったんだけど、肘をケガして辞めて、髪を伸ばしてからはモテるようになったね。「ケンジくん、いい感じじゃない?」って学校で噂になるくらい。

 じゃあ野球やめてよかった〜!って感じでした?

ケンジ まあ、もしかしたら野球の世界で大谷翔平になってたかもしれないけどな(笑)。

 はは(苦笑)。

「浮気をしなきゃいけない場面は必ず出てくる」

 飲み屋で声かけたりするときに、ケンジさんはどんな女性がタイプだったんですか?

ケンジ 基本的に若い頃なんてヤりたい盛りだからさ、誰でもよかったんだよ。仕事も忙しかったからね、付き合ったりデートしたりとかもなかった。口説くときも一晩だけ、しても3回くらいかな。

 忙しいけどセックスはする、っていう。でも、子供は欲しかったんですか?

ケンジ やっぱね、俺も青山に生まれて、4代目だから。うちの曾祖父さんが頑張って江戸川区のほうから出てきて買った土地だからね。それが5代目、6代目……と続いていけばいいなってそのときは思っていたよ。

 でも、結婚してからもケンジさんの性生活は変わらず?

ケンジ そうだね。嫁も俺とのセックスは嫌いじゃなかった、みたいに言ってたけど。でも、結婚しても相変わらず外で女と遊んでたね。ウチの嫁が96人目で、離婚するときには262人くらいだったかな。

 え⁉︎ 本当に数えてるんですか⁈

ケンジ 数えてるよ。

 じゃあさっきの96人目っていうのもマジだったんですね……。冗談かと思った。

ケンジ そう。もう全員の顔も名前も覚えてないけど、そのときのセックスの印象は覚えてるよ。

 じゃあ、262マイナス96で……結婚してからも160人と……?

ケンジ 新婚旅行から帰ってきたときに言ったんだよ。「結婚式で、俺はお前と永遠の契りを交わしたから、どんなことがあっても必ずお前のところに戻ってくる。でも、浮気はする」って。

 なんだそれ! どういう反応だったんですか?

ケンジ シクシク泣いてたよ。

 そりゃそうですよ‼︎

ケンジ 当時はウチの親父も一緒に住んでたらから「なにを泣かせてるんだ!」って怒鳴られてね。どの口が言うんだって話だけど(笑)。でも、俺が望む望まないにかかわらず、浮気をしなきゃいけない場面は必ず出てくる。だから言わないよりは言ったほうがいいじゃん、って。

 しなきゃいけない場面⁇⁇

ケンジ 浮気をしなきゃいけない場面ってのが、あるんだよ。

モテ老人流 ラブホに入るときの“流れ”の極意。

 ちなみに、結婚している間の160人っていうのは、主に飲み屋での出会いですか?

ケンジ 飲み屋だけじゃないよ。職場もあったし、お客さんもあった。

 それじゃあ、けっこう修羅場もあったんじゃないですか?

ケンジ 歯医者の友達に、受付の子を紹介されたときが一番気まずかったなあ。その友達が「ケンジはいつでも寿司食わしてくれるよ」って言うもんだから、そのマミちゃんって女の子と一緒に恵比寿の寿司屋に行ってね。

 え、そのときケンジさんいくつですか?

ケンジ 41歳だった。そのときはもう、息子も3人いたよ。それで、その子と2人で飲んで、そのまま恵比寿駅に行く道にある、ラブホの前を通ってね。いつも俺が女の子とラブホに行くときの流れがあるんだけど、知りたい?

 え、なんですか? なんかやりとりがあるんですか?

ケンジ 「このラブホちょっと寄ってみるか〜」って感じで、自然に俺が先にひゅっと入るんだ。もし後ろをついてこなかったら、ナシっていうことだから。わかりやすいだろ?

 え、先にラブホに入るんですか? 誘うわけでもなく?

ケンジ そう、ふらっと入るんだよ。あとはラブホの前にいる女の子がついてくるかどうか。もし少しでもしたい気分だったら、ついてくるでしょ? したくなかったら、入ってこない。

 たしかに。まあ、理にかなってるのか……? 変な嘘はついてないですし……。

ケンジ それで、マミちゃんはついてきたんだよ。それでそのままセックスしたんだけど、もうその子がキラキラした目で俺を見てくるんだ。久しぶりにね、「好き好き光線」みたいなのがビーーーって出てた。

 好き好き光線。

ケンジ 260人と寝たけど、そんな経験は5人くらいしかないの。俺はね、基本的に女性の性欲を満たすために尽くす男だから。終わったあとはカラッとしてることが多いんだよ。でもその子は違った。本気で俺のことを好きなんだ、って感じたね。

妻&浮気相手との地獄面談をバックレる!

 そこから、どう修羅場になっていったんですか?

ケンジ マミちゃんを紹介した友達の歯医者っていうのは、うちの近所で歯科医院をやっててね。カミさんも知ってる人なんだ。なんなら、その歯医者の奥さんとウチのカミさんも仲が良かったから、家族ぐるみで付き合いのある奴で。

 え⁉︎⁉︎ そんな近場で不倫したんですか⁇⁇

ケンジ だから3ヶ月くらいでバレて、ウチのカミさんと、マミちゃんと俺で三者面談をすることになった。カミさんもいつもの浮気とは違うって気付いたみたいね。

 たしかに、浮気はしまくってるけど、マミちゃんみたいなガチ恋は初めてだったんですね。

ケンジ そう、女の勘は怖いね。でも三者面談の日、俺は仕事で行けなかったんだ。

 え!?! じゃあマミちゃんと奥さんのふたりで面談したってことですか? すごいな。

ケンジ そのとき不動産の仕事が忙しかったから。で、家に帰って「今日、あいつと会ったんだろ?」って聞くわけだ。そしたらカミさんが「会ったわよ。あんたと浮気関係じゃなかったら友達になりたいくらい、いい子だったわ」って。

 なんですかその展開⁉︎ いいセリフすぎる

ケンジ 若いけど、外面はちゃんとしてたからな。その時、マミちゃんはカミさんに「ケンジさんのせいで、私が迷惑してるんです」って言ったらしい。

 え、どういうことですか?

ケンジ あとから聞いたら、ウチのかみさんとは敵対関係になりたくないと思ったらしい。だからあえて、ってことだよね。最終的には、マミちゃんとは7年付き合ったから。

 そこから7年⁉︎ 長っ‼︎

息子の学校のPTAでも有名な浮気パパ

 その後、マミちゃんとはどんな感じで会ってたんですか?

ケンジ もうウチのカミさんも黙認してたから週5、6で毎晩一緒に飲んでたね。歯医者の休みが木曜で、俺も週休3日制だったから、木曜の昼にランチを食べて。そのあとラブホのデイユースでたっぷりセックスしてね。ただ、けっこう家の近くで会ってたから、ご近所さんにバレててね。息子の学校のPTAの間でめちゃくちゃ有名だったんだよ。

 「あれ? 〇〇くんのお父さんじゃない?」みたいになってたんだ。すご。

ケンジ うちの息子も、その歯医者行ってマミちゃんと面談してたからね、俺のことで。

 どういう家族なんだ……。マミちゃんのどういうところが好きだったんですか?

ケンジ 若いっていうところよりも、求められてるってことのほうが大きかったかな。だからなんでもしてあげたい。単なるスケベジジイの感覚だよ。

 じゃあそのときは、ほかの女性とも遊んでなかったんですか?

ケンジ 遊んでないな。ある意味、マミちゃんで打ち止めだった。彼女の親にも会ったしね。

 え⁉︎⁉︎ もう訳わからない話いっぱい出てくるじゃないですか。

ケンジ デートのときに親父さんが車で来てね、駅前で会ったんだよ。それで「今日はお預かりします」ってご挨拶して。外堀を埋められてる感じだったかな。

 マミちゃんからは結婚したいとかの要求はなかったんですか?

ケンジ ここからはおかしい話で、7年付き合ったんだけど、6年目のときにマミちゃん、別の男と結婚したんだよ。それを教えてくれたのはウチのカミさんだった。

 なんだそりゃ!?!?! 登場人物のムーブが訳わからなすぎる! でもそれが現実っぽい!!!

マミちゃん、7年の不倫ののち、まさかの別の男と結婚!

ケンジ カミさんは、マミちゃんを紹介してくれた歯医者から結婚したことを聞かされたわけだ。愕然としたよ。いちおう本人にも聞いたら「だって私、結婚したいだもん」って言ってたよ。

 すごい人だなマミちゃんも。それで7年が終わったってことですか?

ケンジ そう。結婚してる相手とずっと続けるわけにはいかないでしょ。

 え、ケンジさんずっと結婚してたじゃないですか。

ケンジ まあ俺はカミさんに「浮気するから」って最初に言ってたから。

 マミちゃんとは最後、どういう感じだったんですか?

ケンジ 俺はね、マミちゃんの結婚相手にも会ってるのよ。そのときマミちゃんが旦那を見つめている目がね、最初に俺に向けられていたキラキラした目だったんだ。それで俺が引かなきゃな、と思って。

 好き好き光線、ここで伏線回収された……変なドラマだな……。

ケンジ そのとき俺ももう48だったしな。マミちゃんに子供が産まれたときは出産祝いで8万円くらいあげたんだよ。

 なんか、しみじみしちゃいますね。

ケンジ あいつも俺のことは一生、忘れないと思うよ。俺も一生忘れないだろうしな。

ついに妻から20年越しの離婚宣言「あなたとは生活できない」

 ちなみに、それだけ不倫しまくってたケンジさんが離婚することになったのは……?

ケンジ 銀婚式の直前だよ。俺ももうすぐ銀婚式だから、ってちょっとイベントとかも勝手に考えてたんだけど。

 おもろ。イベントってなんすか。

ケンジ そしたら1週間くらい前になって、向こうから言い出された。「もうあなたとは一緒に生活できない」って。「じゃあ俺が出ていくわ」って言ったら「いつ出ていくの?」って容赦なく返されて。

 生活ができないっていうのは、どういう?

ケンジ 生理的に嫌になったんじゃない? 何度も裏切って他の女のところにチョロチョロ行って。ようやく収まったかなと思ったら若い女と7年も付き合って。

 奥さんもだいぶ長いこと我慢させられてますけどね。

ケンジ さすがに「嫌になるのが遅いんじゃないか?」とも思ったけどね。「こっちは20年も遊んでるんだぞ」って。

 ケンジさんが一番言っちゃいけないやつですよ。他人事すぎるって。

ケンジ それで2ヶ月だけ時間をもらって、そのとき付き合ってた3人の女の子に「住ませてくれないか」相談して……。

 うわ、3人と付き合ってる。

60代、暴れん坊の終焉…「昔の俺を知らないだろ」

ケンジ それで家賃半分払うからって、スナックの女の子の家に住ませてもらうことになったんだ。そこでも性を謳歌してたんだけどね。でも、もうピクリともしないね、下半身が。

 あ……ちんこがサービス終了しちゃった……。

ケンジ 糖尿病もあったな。だからしばらくは大人のおもちゃとか使って頑張ってたよ。性欲っていうのは三大欲求だからさ、常に新しいことに挑戦して、更新していくもんなんだよ。今までは感じなかったところで感じるようになるとかさ、そういう挑戦が喜びになるわけだから。でも、もうダメだな。

 なんかスポーツ選手みたいなこと言ってる。単刀直入に、今はどんな感じのセックスをしてるんですか?

ケンジ 今はもう、お一緒にお風呂入って、触り合ったりね。ホテルに一緒についてきてくれるだけで、もうその気持ちがありがたいんだよ。でも、行為ができなくて申し訳ないって気持ちもあるわけ。

 だんだんフィジカルな快感より、精神的なほうに寄ってるんですね。

ケンジ そう。行為になったら獣になりたい自分がいるけど、もうなれない。だからガッカリするんだよ。相手の子に「できなくてもいいのよ」なんて言われると、余計にガックリくる。そんな慰めはいらないんだよ、って。

 「なんでできないの!?」って言われるほうがマシ、みたいな。

ケンジ そうなんだよ。「昔の俺を知らないだろ」って負け惜しみみたいなことを思ったりしてね。65も過ぎると、そんな感じだよ。

取材を終えて

当たり前に、結婚するときに「浮気する」と宣言し、離婚されてもフワフワと遊んでいた女性と暮らす天性の遊び人、ケンジさん。こういう遊んでる人ってどうなるんだろう、の先を見せてくれたインタビューでした。

ケンジさんの人生は、色男である自分を乗りこなすように進んでいき、長く続いた幼馴染の妻との離婚や、大好きな不倫相手との決別を、当然のごとく受け入れていました。

『闇金ウシジマくん』に「人にやっちゃいけねえ事なんてねえ。罪を背負う覚悟があればな。」というセリフがありましたが、まさにそれで、ケンジさんは自分の罪を受け入れて歩んでいました。こういうのを、罪な男って言うのかも…?

途中、妻と不倫相手とケンジさんの関係が、敵対とも修羅場とも言えない、謎の人間関係に突入したのも面白かったですね。人間関係には白黒じゃ割り切れないところがあって、関係の入り乱れ具合に昭和っぽさも感じました。

炎上しない時代の人間関係、という感じでしょうか……。

さあ次はどんなエピソードが聞けるのか、それでは次回のご長寿猥談でお会いしましょう〜!

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佐伯ポインティ

(さえき・ぽいんてぃ)マルチタレント。1993年生まれ、東京都出身。早稲田大学文化構想学部卒業後、株式会社コルクに漫画編集者として入社。2017年に独立し、猥談系Youtuberとして活動をスタート。18年には日本初の完全会員制「猥談バー」をオープンした(現在は閉店)。24年7月からは「佐伯ポインテ..