2024年10月25~27日に東京・池袋の東口エリアで開催され、16万1000人が来場した大型コスプレイベント『池袋ハロウィンコスプレフェス2024』。同イベントで『週刊少年ジャンプ』のキャラクターに扮したコスプレイヤーたちにインタビューを実施。“衣装やメイクに対するこだわりポイント”を聞いたレポートをお届けします。
コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”
コスプレイベントといえば会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも参加する上での醍醐味のひとつ。2025年も全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも大盛り上がりとなっている。
そうしたイベントに興味はあるもののまだ参加したことがないという方に向けて、本稿では2024年後半に行われたコスプレイベントをプレイバック。取材時に撮影させてもらったレイヤーたちの写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。
ここでピックアップするのは、2024年10月25~27日に東京・池袋の東口エリアで開催された大型イベント『池袋ハロウィンコスプレフェス2024』に参加していた、『週刊少年ジャンプ』や『少年ジャンプ+』掲載作品のキャラクターに扮するコスプレイヤーたち。
劇場アニメの続報が気になる『鬼滅の刃』や、2025年7月よりテレビアニメ第2期が放送予定の『怪獣8号』、さらには『DEATH NOTE』や『To LOVEる -とらぶる-』といった、ちょっと懐かしいタイトルまで、新旧さまざまな人気作品のキャラクターが一堂に集結。中には同じ作品のレイヤー同士で集まり、“併せ”を楽しんでいたグループもいて、それぞれに撮影のための長蛇の列ができていたのが印象的だった。
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「今回のコスプレで一番こだわったのはメイクです。『鬼滅の刃』のキャラクターは、みんな目力が強い印象がありますが、その中でも堕姫ちゃんは特に鋭い目をしているので、目をできるだけ大きく見せるアイメイクをしてみました。それと、堕姫ちゃんならではの華やかな雰囲気も再現したかったので、花魁風の派手なメイクも練習しました」(『鬼滅の刃』堕姫/ありあちゃんさん)

「見ていただきたいのはズボンと腕輪の造形です。ズボンはインナーに生地を巻きつけて、手縫いで制作。試行錯誤を繰り返し、シルエットが解釈一致するように時間をかけて作りました。原作ではくすんだ色だったので、上から塗料スプレーを使い、汚し加工を施したのもこだわったポイントです。腕輪は高級感を出すために、蛇柄生地とレザーを使用して制作しました。中に針金を入れて、自由自在に形を変えられるように工夫しています。
それともう一点、妓夫太郎の体型を再現するためにトレーニングと食事制限を行い、4カ月で20キロの減量(80キロ→60キロ)をしたこともアピールしたいポイントです。推しのありあちゃんとの初併せということで、期待に応えるべくがんばりました!」(『鬼滅の刃』妓夫太郎/つぼっちさん)

「9年ぶりに大好きなミサミサ(弥海砂)のコスプレをしました。こだわったポイントは、地毛で再現したミサミサの髪型です。最初はウィッグで特徴的なハーフツインテールを作ろうとしたのですが、色味と髪質がどうもしっくりこなくて……。こうなったら地毛で再現するしかない!と思い、6時間半と6万円をかけて、肌なじみのいいくすみ系の金髪にしてきました。
メイクやカラコンの色味、衣装&小物の造形は、アニメ版のミサが初めてライト(夜神月)の家に行ったときのビジュアルを参考にしています。ネイルも数時間かけて、キャラの雰囲気に合うように自分で作成しました。これらに加えてポーズや表情も、アニメやマンガを何度も観返して忠実に再現したつもりなので、注目してもらえるとうれしいです!」(『DEATH NOTE』弥海砂/月城せいにゃんさん)

「衣装制作の際はフィギュアを参考にして、帽子のシルエットだったり、胸下&腕部分の飾りの立体感を再現しました。ステッキに関しては造形はもちろん、サイズ感や軽さも重視。持ち運びしやすいよう、分解できる形にしたのもこだわったポイントです」(『To LOVEる -とらぶる-』ララ・サタリン・デビルーク/えくぼさん)

「こだわった点はふたつあって。まずひとつ目は髪型です。針金などを駆使して、原作の特徴的なツインテールを再現しました。そして、ふたつ目は防具の造形です。3Dプリンターを利用して、重厚感のある防具を作成しました」(『怪獣8号』四ノ宮キコル/かにさん)

QJWebでは今後も、全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、レポート記事を作成していく。連載形式で順次アップする予定なので、こちらもご期待いただきたい。
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