「ボリュームのある胸やお尻を自前で再現しました」魅力あふれる『勝利の女神:NIKKE』レイヤーたちに聞いた“コスプレのこだわり”

2024.2.6
(左から)りなしぃさん、星乃まみさん

文・撮影=ソムタム田井 編集=森田真規


2023年最後の大型コスプレイベントでもあった『コミックマーケット103』で、『勝利の女神:NIKKE』のキャラクターに扮したコスプレイヤーたちに、“衣装やメイクに対するこだわりポイント”を聞いたレポートをお届けします。

コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”

コスプレイベントといえば会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも、参加する上での醍醐味のひとつ。2024年も全国各地でさまざまなコスプレイベントが実施予定で、いずれも盛り上がることが予想される。

それらの開催まで待ちきれないコスプレファンに向けて、本記事では2023年下半期に行われた大型コスプレイベントをプレイバック。取材時に撮影させてもらったレイヤーたちの写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。

こちらでピックアップするのは、世界最大規模の同人誌即売会であり、2023年最後の大型コスプレイベントでもあった『コミックマーケット103』に参加していたコスプレイヤーたち。

2日間(2023年12月30日・31日)で27万人が来場し、大盛り上がりとなった『コミケ103』でも、ほかのイベントと同様に『勝利の女神:NIKKE』が人気で、同作のキャラクターに扮したレイヤーが続々と集結。衣装はもちろん、銃や装飾品の造形にもこだわっていた参加者が多く、それぞれに撮影のための長蛇の列ができていたのが印象的だった。

「むっちりとしたスタイルと猫目っぽいルックスに加え、性格も好みのキャラクターなので、『冬コミでコスプレをするならアニスしかいない!』と思って衣装を用意しました。今回のコスプレでこだわったポイントは、“胸の再現”と“ウィッグの造形”です。巨乳が印象的なキャラですが、シリコンなどを使わずに自前で再現できないかなと思って、何時間も鏡を見ながら、あれこれ試行錯誤しつつ再現してみたつもりなんですけど……いかがでしょう?」(『勝利の女神:NIKKE』アニス/星乃まみさん)

『勝利の女神:NIKKE』アニス/星乃まみさん
『勝利の女神:NIKKE』アニス/星乃まみさん

「大きくて魅力的なお尻に惹かれて、ネロのコスプレに挑戦しました。私自身のお尻はそこまで大きくないけど、きれいさには自信があったので、こうしてコミケで披露できてうれしいです。それとウィッグの造形にもこだわったのですが、飛行機で移動する際に形が崩れてしまって……。ウィッグを作り直して、改めてネロのコスプレをお披露目したいです」(『勝利の女神:NIKKE』ネロ/リリさん)

『勝利の女神:NIKKE』ネロ/リリさん
『勝利の女神:NIKKE』ネロ/リリさん

「今年はいろんなイベントで『NIKKE』のコスプレをしてきたので、年内最後の大型イベントでは一番好きなキャラに挑戦したいと思って、こちらの衣装を用意しました。一番こだわったのはウィッグの造形です。アホ毛が特徴的なキャラクターなので、風が吹いても形が崩れないようにしっかり整えてきました。胸の大きさもソーダのチャームポイントなので、できる限り胸を寄せて、自前で再現したところもがんばったポイントです」(『勝利の女神:NIKKE』ソーダ/りなしぃさん)

『勝利の女神:NIKKE』ソーダ/りなしぃさん
『勝利の女神:NIKKE』ソーダ/りなしぃさん

「今回はウィッグの造形にこだわりました。ゲーム画面と照らし合わせながら、髪の長さや外ハネ、カールなどを似せるように工夫しました。そのほかにも、頭の飾りや左太もものラジオ、右太ももの模様など装飾のデザインもがんばって再現したつもりなので、注目していただけるとうれしいです」(『勝利の女神:NIKKE』レッドフード/湊さん)

『勝利の女神:NIKKE』レッドフード/湊さん
『勝利の女神:NIKKE』レッドフード/湊さん

「ミハラには『ちょっと変わった、癖の強いお姉様』というイメージがあったので、その部分を強調して、アイラインはしっかり跳ね上げるように引きつつ、タレ目になるようなメイクを心がけました。それと撮影時はセクシーでかっこいい仕草と表情を意識して、ポーズを切り替える際のモーションもミハラになりきって行いました」(『勝利の女神:NIKKE』ミハラ/あまいてらさん)

『勝利の女神:NIKKE』ミハラ/あまいてらさん
『勝利の女神:NIKKE』ミハラ/あまいてらさん

QJWebでは2024年も、全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、リポート記事を作成していく。連載形式で順次アップする予定なので、こちらもご期待いただきたい。

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ソムタム田井

(そむたむ・たい)ライター兼カメラマン。コスプレ文化の研究家として、『ORICON NEWS』『まんたんウェブ』『WebNewtype』『ファミ通.com』『Movie Walker』など、多数のWEBサイトや書籍に寄稿。コスプレイベントの企画やキャスティングを担当しつつ、世界コスプレサミット『Co..

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