写真を撮ることにこだわりを持つアーティストや俳優・声優による連載「QJWebカメラ部」。
土曜日はアーティスト、モデルとして活動する森田美勇人が担当。2021年11月に自身の思想をカタチにするプロジェクト「FLATLAND」をスタート、さらに2022年3月には自らのフィルムカメラで撮り下ろした写真をヨウジヤマモト社のフィルターを通してグラフィックアートで表現したコレクション「Ground Y x Myuto Morita Collection」を発表するなどアートにも造詣が深い彼が日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
ズレカワミ
仕事帰りにきれいな桃色。
夏の到来を肌で感じながら、暑い時期に咲く花とは思えない可憐な顔に無知ゆえの驚き。
とにかくちょーかわいい。
毎年ベランダで咲いてほしい。
けっして私は学生野球を観戦するおじさんではなく、ただ花を愛でてるほうの“おぢさん”である。
無知ゆえにこの花に名前をつけるとしたら、「ズレカワミ」。
最低のセンス。
こんなことして遊んでいる私は、夏バテしているのだろうか……。
バテモリタ。
んー多肉植物感。
そんなことばかり考えていたら、今日蜂に刺される夢を見た。
ユメササレ。
んーお米感。
無知の遊び。
中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、東啓介、森田美勇人、南條愛乃が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。