主役が早々に熟睡…大悟とHey! Say! JUMP知念が「『ヤギと大悟』の一番大事な分岐点」で下した選択とは?

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『ヤギと大悟』(6月2日放送)

大悟とHey!Say!JUMP知念侑李が昼食をとっていると、早々に眠くなって昼寝をしてしまうポポ。熟睡してまったく動こうとしないポポに、「無理に起こす必要はない」と大悟と知念。彼らも言っていたが、こういう状態になったときにどうするかは「『ヤギと大悟』の一番大事な分岐点」だったように思う。

結局、「あの場におっても次進まんからなあ。かといって無理やり起こすのも話が違うから」とふたりで先に行って雑草を探すふたりロケ『知念と大悟』状態に。あくまでヤギファーストを貫く。そして、ふたりのロケ中、画面にはポポの様子がワイプで挟まれることに。

そんなポポに、地元の人から「2代目じゃなかったでしたっけ?」と都市伝説のような噂が出ていることが可笑しかった。昼寝をした結果、すっかり元気になったポポは合流後、小学校へ。もはや子供たちからのポポへの認知度も高い。

子供たちはいったんホームルームに戻ることになるのだが、なぜかひとりマイペースで戻らず、ポポをなでつづけるいいキャラの子が。「まぁ、先生に怒られるだけなんで」というその子に、「怒られるギリギリで帰ればええ」と大悟。くす玉を引いてポポが誕生日だと知り、「えーー!」と素直にリアクションするのもかわいかった。

『ロンドンハーツ』(5月30日放送)

「格付けしあう売れっ子たち」の「一般男性の今好きな芸人」後編。前編ではマヂカルラブリー野田が予想を発表したが、後編では一般男性のアンケート結果を発表。

野田は自分を1位に予想したが、見事1位を獲得。2位は野田が最下位、ほかの芸人の多くも下位予想したジャングルポケット太田がまさかのランクイン。「本当に……」と言葉にならず泣きそう。

芸人の中では唯一、平子が太田の上位を予想していたという。その平子が3位にランクイン。しかし、太田は平子を最下位に予想していたことが判明。「韓国映画のような」にらみ合いに発展していったのがおもしろかった。平子「お前らが(太田を)10位にした理由が今わかった」とコメント。

4位以下は三四郎・小宮、ザ・マミィ酒井、コットンきょん、ウエストランド井口とつづくなか、思いの外、苦戦したのがモグライダー芝。女性人気高めといえど、カリスマ性もあり上位かと思いきやワースト3に。8位でようやく呼ばれる。実力は認められつつ「鼻につく」というのが、下位の理由のよう。

そして9位はさや香・新山、最下位はみなみかわに。細かな順位は違うものの、太田以外は評価の傾向がおおむね野田の予想どおりだったのがスゴい。野田に「一番、得意分野。これ以上票が集まるテーマはない。で、8位(笑)」と予想されていて、最下位に沈んだみなみかわ。その下位の理由が「見た目も気持ち悪いし……」で始まると、みなみかわ「昭和の人ですか?(笑)」。

普通は救済として挟まれる追加メモでも、「ハゲ、顔が犯罪者、指名手配の写真」と“精神的システマ”も追いつかないルッキズム全開のヒドい言われよう。最後にみなみかわ「2023年ですよ!」と絶叫。

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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2023年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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