ランジャタイ国崎が霜降り明星の漫才をまさかの完コピ。粗品「漫才のリスペクト、エグい」(霜降りバラエティ)

ランジャタイ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『霜降りバラエティ』(4月22日放送)

「ランジャタイと仲良くなろう!」後編。「水中にらめっこ」を経て、最後は「相方シャッフル漫才」。「僕らと霜降りの漫才は通ずるものがある。相方変えてもいけんじゃないか」と国崎。確かに、ツッコミの仕方は大きく違うが矢継ぎ早にボケつづける感じは共通点がある。

「ひとくだりを覚えてきた」という国崎と粗品が霜降り明星の漫才を行うことに。といっても、きっといつものようにすぐにフザけ出し、めちゃくちゃするんだろうなと思ったら、ひとくだりどころか4分近くネタを完コピ。ネタの途中から「すごい!」「完璧!」と感嘆の声を上げるせいや。「びっくりしたぁ、フザケるんじゃないの?」「漫才のリスペクト、エグい」と粗品も驚く。国崎「漫才はイジれない(笑)。やってみてわかったよ。完璧なネタだよ(笑)」。国崎の“まじめ”ボケなんだろうけど、それにしたってスゴい。

これでハードルが上がったせいや。「『M-1』決勝の日に一回だけ見た」というネコの漫才を即興で伊藤とやることに。もちろんコピーとはいかないが、その記憶力と、エッセンスをしっかり抽出し、国崎っぽさを体現する再現力が凄まじい。国崎「なんなら伊藤ってあんなんだったっけ?って(笑)」。

粗品が「仲よくなれるわぁ」と呟いたのが印象的で、ふたりのスゴさと愛情の示し方が如実に表れた「シャッフル漫才」だった。

『クレイジージャーニー』(4月24日放送)

諸星大二郎のマンガ『マッドメン』などに登場する「カーゴ・カルト」の謎を追う佐藤健寿によるバヌアツ旅・後編。「カーゴ・カルト」とは、ニューギニアを中心とするメラネシア各地などに存在する、招神信仰のこと。前編では「カーゴ・カルト」が現地ではジョン・フラム信仰(運動)と呼ばれており、その儀式を撮影。イギリス・フランスの植民地時代、伝統的暮らし・文化を禁止されていたが、第2次大戦中にやってきたアメリカ軍が解放してくれたことがきっかけで信仰が始まったらしい。ジョン・フラムは精霊とも実在の人物ともいわれていて、グリーンポイントという村に最初に表れたそう。後編では、その村を訪れる。

道中でもカヴァと呼ばれる口噛み酒を大事にしている村や、別の村ではイギリスの王室のフィリップ殿下を信仰していたり興味深い話連発。さらにジョン・フラム信仰の聖地や、実際に会ったことがある老婆と対面を果たす。

佐藤が言っていたように、ジョンの教えを守ってカスタムライフをつづけてきたからこそ、こういう(舗装した)道ができた、という矛盾を抱えながら不思議なバランスで成り立っているところに、理屈だけでは説明できない人間の奥深さを感じて観応えがあった。松本「RPGをやり終わったような。エンディングはひとつじゃない感じはしたね」。あと、ドローンを飛ばす佐藤健寿の姿に興奮する村人たちの光景がよかった。

この記事の画像(全1枚)


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

てれびのスキマ

Written by

てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

関連記事

ランジャタイ

「『M-1』決勝に出る」とひたすらふざけまくっていたランジャタイが“正気”に戻った瞬間(てれびのスキマ)

NSCはクビ、ソニーで唯一受けた仕事は子役オーディション。ランジャタイの“奇天烈事務所遍歴”と“壮絶なフリー時代”

ランジャタイ国崎

“地下芸人”は“地下ライブ”で奇跡を起こす(ランジャタイ国崎)

エバース

「ウケるからやるは『M-1』では失敗する」。3位だったエバースは2026年、自分の感覚を信じる【よしもと漫才劇場10周年企画】

豪快キャプテン×ダイタク

ダイタク×豪快キャプテン、認め合うお互いの漫才の魅力「簡単そうに笑いを取る」【よしもと漫才劇場10周年企画】

三遊間×ゼロカラン

三遊間×ゼロカラン、人気投票との向き合い方の正解は?「やっぱり有名にならなあかんな」【よしもと漫才劇場10周年企画】

Furui Rihoが『Letters』で綴った“最後の希望”「どんなにつらい日々であっても、愛は忘れたくない」

Furui Rihoが『Letters』で綴った“最後の希望”「どんなにつらい日々であっても、愛は忘れたくない」

EXILE NAOTOが語る、「勝負する身体」がステージと水面で魅せる“攻めの0.1秒”。大きな影響を与えるオーディエンスのパワーとは【『SG第40回グランプリ』特別企画】

4年目の今、重荷だった「王子様」を堂々と名乗れる。Last Princeが語る、プリンスを背負う勇気と楽しさ

甲斐田晴/ローレン・イロアス/3SKMの撮り下ろし表紙を公開! VTuberのトップランナーたちを徹底解剖【春のQJ×にじさんじ祭り!】

ニューヨーク『Quick Japan』vol.181

ニューヨーク、60ページ総力特集「普通は勝てない?」を考える。バックカバーにはSHUNTO×MANATO×RYUHEI(BE:FIRST)が登場【Quick Japan vol.182コンテンツ紹介】