髙橋海人、長濱ねるが芸人たちと繊細な性質を明かす「買い物するときは店員さんとのタイマン」(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『NEWニューヨーク』

吉住、真空ジェシカ、ザ・マミィ林田、長濱ねる、髙橋海人を招いて「繊細サミット」。

10年来の親友に対しても自分の話がつまらないのに無理に相づちを打ってくれているんじゃないかと心配になるため、ふたりきりになれない髙橋。キンプリのメンバーは自分以外は陽キャなため、「『ビーチボーイズ』の1シーンくらい爆発的な笑いが起こる」と独特の表現。長濱ねるも共感し、仲がよくなりそうな相手に、思ってた感じと違うと思われるのが嫌で「(遊ぶ約束を)ドタキャンされるのがうれしい」と話が広がっていく。

ガクは親に「大人の階段登ったな」と思われるのが嫌で、まだ反抗期を抜け出せず、親に心を開けない。さらに店員の目を気にして、いちご味のお菓子が買えないというガクは「かわいいと思われたいんだろうなって思われるのも嫌」だと言う。それを受け「買い物するときは店員さんとのタイマン」とまたも独特なフレーズで表現する髙橋。髙橋海人の語彙力が光っていた。特に店の話はわかる!と共感しきりだけど、そう書くと繊細だと思われたいんじゃないかと思われるのが嫌で躊躇してしまう。

林田も「好きな店にすぐ行けない」「トイレットペーパーを買えない」だとか、その考え過ぎな理由を明かしていく。そんな繊細な人たちの話にガサツ代表の嶋佐が「難しい人たちだねえ」と思わず失言すると林田「それ一番言っちゃダメですよ! はぁ!?」。

時に、繊細な人たちが、その繊細さゆえ、強く出るところがおもしろかった。

『ランジャタイのがんばれ地上波!』

きしたかの高野、村田大樹、わらふぢなるお・なるお、ネコニスズ・ヤマゲンというこの番組ならではのキャスティングで「年始ブチギレ王決定戦」。まず鏡に向かって自分にブチギレする狂った競技。トップバッターの高野がさすがのブチギレ具合。「気持ちわりぃ顔しやがって! どこも褒めるとこねぇな、オメェの顔はよ! クソジジイ! めちゃくちゃなんだよ、パーツがよ! 合わせちゃいけないパーツばっかり寄せ集めたみてぇな顔しやがって! こんなにハゲてたのか、俺は! 『お笑い芸人でがんばっていきますよ』って言ってこんな顔でがんばっていけるわけねぇだろ、バカ!」と淀みない。

ほかのメンバーもそれにならってか、それが企画趣旨なのか、自分の見た目についてブチギレるなか、村田だけは「お前、ずっとどこおってん!」と違う角度でキレていたのが印象的だった。

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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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