写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。
金曜日はザ・マミィ林田洋平が担当する。『キングオブコント2021』では、準優勝に輝いたザ・マミィの頭脳、林田。そんな彼は、自身のインスタグラムで発信するエモーショナルな写真も話題となっている。林田が日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
|
|
キャンプ場へ
詳しいことはまだ言えないのだが、先日、仕事で川沿いのキャンプ場へ行った。メンバーも内容も最高のロケだったので、是非、続報を楽しみにしていてほしい。
それで、行ったキャンプ場がそれはもうちょうどいい感じに新しくなくてテンションが上がった。
まず受付のある建物の雑多な雰囲気がいい。中をのぞいてみたけど、どれが売り物でどれが売り物じゃないかわからなくてよかった。
それぐらいアバウトなほうが気持ちが楽になるのは、なんでだろう。きちんと整頓されていると、自分まできちんとしていなければいけない気分になるからか。これは自然の中だけの感覚。普段はなんでもできるだけキレイなほうがうれしい。
意味のわからない車が置いてあった。屋根にはスピーカーがついていて、元気なときに何を知らせていたのだろうか。
「川、いいですよ~」
「バーベキューって、楽しいですよ~」
「もろもろアバウトで気が楽ですよ~」
「水着のギャルが数人いますよ~」(その日、実際にいた。うれしかった)
いろんなことを知らせていたのだろう。
最後は火を見た。ロケが終わってみんなが帰りの準備をするなか、少しだけ長く火を見てから帰った。昔からなぜか火を見るのが好きで、火を見ている間は頭の中が空っぽになるからいい。
加賀翔(かが屋)、中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、林田洋平(ザ・マミィ)、森田美勇人が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。
|
|
関連記事
-
-
シティポップだけではこぼれ落ちる80年代前夜のリアルを、スージー鈴木が小説『弱い者らが夕暮れて、さらに弱い者たたきよる』で語り直した理由
スージー鈴木『弱い者らが夕暮れて、さらに弱い者たたきよる』(ブックマン社):PR -
13回面接に落ちた先で出会った運命の相方。かが屋の今につながるバイトでの経験
求人ボックス:PR -
“映画館の上映作が選べるかも⁉下北沢のシネマ『K2』会員コミュニティ「PARTY」で“映画ファンの夢”を叶えよう
株式会社MotionGallery:PR -