写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。
土曜日はアーティスト、モデルとして活動する森田美勇人が担当。2021年11月に自身の思想をカタチにするプロジェクト「FLATLAND」をスタート、さらに2022年3月には自らのフィルムカメラで撮り下ろした写真をヨウジヤマモト社のフィルターを通してグラフィックアートで表現したコレクション「Ground Y x Myuto Morita Collection」を発表するなどアートにも造詣が深い彼が日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
早起きは六文の徳

第6回目は昨年に仕事で訪れた朝の山中湖の写真です。
早朝6時。重た過ぎるまぶたを上げて低過ぎる血圧と戦いながら少し機嫌悪くホテルを出発をしてからものの6分。
曲がり角を曲がると一瞬で眠気が吹き飛ぶほどに美しい山中湖の姿を認識するのに6秒ほど。そのあと遅れてやってきた鳥肌を全身に感じながら慌ててシャッターを切りました。
誰もいない山中湖の朝。
しんと静かで、澄んだ空気の冷たさが鼻の奥を通り、吐いた白い息がゆっくりと漂う空間。
人気のない時間の純度の高さ。
濁りのない自然現象はこんなにも幻想的で素晴らしいのかと東京に住む僕の目は煌めいていました。
起きてから6の数字に縛られた重たい身体はすでに遠い昔のように抜けていました。
早起きは六文の徳でした。笑
今日は『もののけ姫』を観て寝ます。

加賀翔(かが屋)、中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、林田洋平(ザ・マミィ)、森田美勇人が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。
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