写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。
土曜日はアーティスト、モデルとして活動する森⽥美勇⼈が担当。2021年11⽉に⾃⾝の思想をカタチにするプロジェクト「FLATLAND」をスタート、さらに2022年3月には自らのフィルムカメラで撮り下ろした写真をヨウジヤマモト社のフィルターを通してグラフィックアートで表現したコレクション「Ground Y x Myuto Morita Collection」を発表するなどアートにも造詣が深い彼が日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
細部までこだわり抜いた白Tシャツ
第4回目。1枚目の写真は僕のカメラでスタッフが撮ってくれたのですがそれには意味がありまして。
今回も前回に引きつづき、僕がディレクターを務めるプロジェクト「FLATLAND」のお話をさせていただきます。
実は一昨日、「FLATLAND」第2弾となる作品「Natural cotton T-shirt」を発表させていただきました。写真の僕が着ている白Tシャツがその作品になります。
素材感、季節感、色味、シルエットなどいろんな要素を駆使して魅せる“ファッション”というものは自分らしさを表す“最初のこだわり”として楽しんできて、気づいたら僕の部屋の中にあるボトムス類は約40着、シューズに関しては現在50足ほどになるなどいつの間にか服の倉庫と化していました。
そんな自称ファッション系QJWebカメラ部員なのですが、今回かねてからの夢であった“服づくり”に挑戦させていただきました。
四季にわたりほぼすべてのシチュエーションで活躍する白Tシャツ。1枚で主役になれるデザイン性を持ちながらコーディネートの可能性を広げられるちょうどいいサイズ感やくたびれない質感を追い求めてもなかなか辿り着かずさまよっていたのですが、僕の衣装をいつも制作してくれているデザイナーとパタンナーの方々が力を貸してくださり、まさかの制作をすることになりました。
何百種類とある生地から理想の厚みや肌触りなどをこだわって選び、シルエットやデザインを何度も何度も調整してかかること約半年。ようやく完成作品となりました。
撮影ではこのTシャツのポテンシャルを引き出すためにさまざまなコーディネートをほとんど自前の服を用いて挑みました。
親に怒られながらも集めつづけた甲斐がありました。笑
僕はこれまで“着る”ことだけを楽しんできましたが、生きることに必要不可欠な服を“つくる”ことの過酷さと偉大さ。そして無限に広がるロマンの大きさを知り、よりいっそう魅せられた半年間でした。
宣伝のようになってしまいましたが素敵なチームとこだわり抜いてクリエイティブする時間や空間はあっという間で1秒1秒の迷いや悩みが本当に幸せでした。
ぜひよかったら着てください。笑
これからも夢を求めて生きていきたいと強く思えた半年間のお話でした。
加賀翔(かが屋)、中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、林田洋平(ザ・マミィ)、森田美勇人が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。
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