『科捜研の女』出演は『ゴッドタン』での演技力で決まる?(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『あちこちオードリー』

ゲストは阿佐ヶ谷姉妹と野呂佳代。野呂は、AKB48のオーディションに年齢を詐称し写真も加工して応募。実際の面接で「誰だよ」という空気が流れるも、「この子がスタイルよくなって、きれいになっていく過程があったらおもしろいよね」という秋元康の意向で合格したという。秋元からは目をかけられるが、やがて選抜から外され「劇場の番人」のような存在に。アイドルを卒業してからは約2年間、小劇場で活動し、愚痴を吐く日々だったそう。

そんなとき出演したのが『ロンドンハーツ』の「有吉先生のタレントマジ進路相談」。ここで有吉に怒られ、ハネると、「噛み付く人」としてさまざまな番組に呼ばれるようになる。が、中身が伴っていなかったため程なくして呼ばれなくなってしまう。仕事がイベントMCばかりに。そこでダチョウ倶楽部とキスするくだりで話題になり、再び仕事が増え始まる。が、ダチョウ倶楽部に感謝はしつつ、仕事を「キス」で取ったことに自問自答し、「気持ちは死んじゃった」と“闇落ち”したという。このあたりの紆余曲折が野呂の生まじめさを物語っていた。

そんな中で転機になったのは『ゴッドタン』出演。「なんでアシスタントに起用してくれたのか」と問うと、佐久間Pは「『私の落とし方発表会』っていう企画に、アシスタントじゃないときの野呂が出たら、演技力がめちゃくちゃあったのよ、コントの。演技力がすごいあったから、劇団ひとりとかに対応できるんじゃないかと思ってキャスティングした」と。「やっぱ板の上なんだね。劇場の経験、踏み倒してる」と若林。野呂を「板の上で仕上げられた女」と形容。

実は野呂の演技の仕事は、『ゴッドタン』を観たスタッフからオファーが来ることが多いのだという。『科捜研の女』もそうだと言うと、「私も!」と江里子。まさか『ゴッドタン』から『科捜研の女』のラインがあるとは! 確かにあのドラマのぶっ飛んでいる部分は『ゴッドタン』を彷彿とさせる。若林「もしかしたら沢口靖子さん『ゴッドタン』出てくれるかも(笑)」。

『30日後に深みが増すお笑い』

ジョイマンが30日間ちゃんとしたラッパーに学んで、ラップネタに深みを増そうという試み。先生役はACE。基礎を学んだあと、晋平太主催の即興ラップ大会「RAPやろうぜ!」にふたりが出場。「ラップするほう」の高木はすぐに敗れるが、「じゃないほう」の池谷は自分で「何が起きてるの、今?」と戸惑う中、あれよあれよと決勝進出。決勝の相手はMC☆ニガリ。そしてなんと、自虐を混じえた池谷が「ビギナーズラック」で優勝を果たす。さらに自分自身とラップする「精神と時の部屋」修行で自分を見つめ直したあと、コンビでのラップ対決でジョイマンというコンビ自身と向き合う。

そして30日間かけて生み出した新ネタは、高木の脱力ラップに池谷のラップを組み合わせ対決するネタ。これにMCの麒麟・川島は「『今夜はブギー・バック』くらいの名曲じゃないですか(笑)」と賞賛。本当にちゃんと“深み”が増しているのがスゴかった。

が、「ワイルドがわからなくなった」というスギちゃんが、なんでも素手で捕まえる天然食材ハンターのもとで修行したり、ザ・マミィが霊能力者コント「松ノ門」のリアリティを出すために本当の霊能力者のもとで修行したりして、そういうことじゃないという方向にネタ自体が変わって“失敗”しているのも、単純にホンモノから学んだからといってコントがおもしろくなるわけじゃないことを示していて、おもしろかった。


明日観たい番組:『激レアさん特別編「激セマ年表見てみませんか?」』第2弾

『しゃべくり007×人生が変わる1分間の深イイ話 合体SP』(日テレ)錦鯉、池田エライザ。

『激レアさん特別編「激セマ年表見てみませんか?」』(テレ朝)「中国の「挟まってる人」年表」「長渕剛の自由すぎるアレンジ年表」。

『有吉クイズ』(テレ朝)「チョコプラ長田の肩幅Q」「シソンヌ長谷川の自宅&(秘)ゲストQ」。

『ソウドリ』(TBS)流れ星☆vsトットvsタイムキーパー。

『イグナッツ!!』(テレ朝)「昔ばなし勝手に続編選手権・3びきのこぶた」。

『トゲアリトゲナシトゲトゲ』(テレ朝)「オシャレを磨く夜」。

『もう中学生のおグッズ!』(テレ朝)「フジモンさんとよしもとグッズ調査」。

『徹子の部屋』(テレ朝)に藤竜也。

【関連】爆笑問題にハマるきっかけとして最もふさわしかった『あちこちオードリー』

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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