【『THE LAST PIECE』レポート#6】「あれがあったから今の僕がある」クリエイティブ審査を通過したTAIKIが“正解”にさせた4年間の過ごし方

BE:FIRST(ビーファースト)、MAZZEL(マーゼル)に次ぐ3つ目のボーイズグループを誕生させるべく、SKY-HIが主宰するマネジメント/レーベル「BMSG」が始動させたオーディションプロジェクト『THE LAST PIECE(ラストピース/通称:ラスピ)』。
『THE FIRST』『MISSIONx2』に続いて本オーディションでもプロデューサーを務めるSKY-HIは、「あなたの夢を叶える事が今の俺の夢だ」とコメント。さらに、『THE LAST PIECE』は以下のステイトメントを掲げている。
全ての10代と、
かつて10代だった
全ての人へ。
さあ、世界で一番自由で大きな夢を見よう。
2025年8月1日にYouTubeで配信された『THE LAST PIECE』本編Ep.06では、4次審査合宿の課題となったクリエイティブ審査に挑む2チームと、全14名のうち7名の通過者が発表された様子に密着。その模様をレポートする。
目次
Team Cのテーマは「影」
クリエイティブ審査は続く。残るTeam CとEの合宿はどうだったのだろうか。まずは、RUI、YUTA、TAICHI、COTAによるTeam Cの様子が映された。

まずは曲のテーマを決めることに。RUIが「負の感情を置き去るイメージで僕たちはこれから前に進んでいきます、的なことを書けたらいいんじゃない?」と提案すると、賛同したYUTAが「太陽って当たると影が出るよね? その影にある後悔とか挫折だったり」と続ける。テーマは「影」になった。そこには希望も込められている。
次に曲の構成を決めてパート分けしていく。RUI、YUTA、COTAは楽曲制作が早い。1回目の仮レコーディングですでに自分たちのメロディを口ずさんでいた。そんななか、TAICHIだけがうまく作れずにいた。表情は不安げだ。「メロディに集中しすぎちゃうともともとの音が聴けなくなっちゃうので、考えすぎちゃっているのかなと思います」とスタッフに話す。

一方、最年少のCOTAはクリエイティブに積極的に取りかかっていた。2回目の仮レコーディングの時点で、ラップパートを作って披露。SKY-HIから「それもトリッキーでかっこいいんだけど……」とフィードバックをもらい、一歩リードしているようだった。

そんな彼に触発され、ほかの3人も歌詞作りに取りかかる。合宿会場の学校のすぐそばには海がある。メンバーたちはそこで歌詞作りを進めていた。そんななかで、またしてもTAICHIは行き詰まっていた。
悔しい出来事がきっかけで自信がなくなったこともあったという。TAICHIはそうした弱い部分も一緒に背負って次につなげて考えていけるようなメッセージを伝えたいと、この曲への思いを語っていた。

Aile The ShotaとREIKOのサプライズ登場に興奮するRUI
そのあとも教室でクリエイティブを進めるメンバーたち。すると突然ドアがガラガラと開く。メンバーたちが何かと不思議そうに目をやると、そこにはAile The ShotaとREIKOがいた。
SKY-HIが激励のために連れてきたゲストだった。誰よりも喜んでいたのはRUIだ。「What’s up!?」と笑顔を浮かべながらふたりのもとへ。Aile The ShotaとREIKOは、4年前のオーディション『THE FIRST』のクリエイティブ審査で同じチームだった。まだあどけなかった13歳のRUIとともに切磋琢磨してきた戦友でもある。

予期せぬサプライズに興奮するRUIだが、それはAile The ShotaとREIKOも同じだった。もう自信がなさそうなあのころのRUIではない。そのことがすぐにわかったのだろう。こんな微笑ましいやりとりもあった。
REIKO「悩みはある?」
RUI「(自分が)イケメンすぎて困る」
REIKO「ちょっと待ってマジで……(笑)。なんでこうなった?」
SKY-HI「ちょっとうれしいけどね。イケメンになろうともしないし、イケメンって言われるの嫌がるし」
RUI「俺、マジで自信なかったですよね。イケメンって気づいて世界変わっちまった。世界のほうが変わった、俺に対して」
SKY-HI「気づかせ方、間違った可能性あったけど(笑)。おもしろく伝えることでまわりがツッコみやすくしてくれてるんでしょ?」
REIKO「めっちゃマジメだからね」
Aile The Shota「無理しなくていいぞ! RUI!(笑)」
3人にイジられると、RUIは照れ隠しのように変顔をしておちゃらける。Aile The ShotaとREIKOはそのあとの仮レコーディングも付き添い、先輩としてメンバーたちにアドバイス。ただ、RUIに教えているときはまるで兄弟のようだった。

“5歳児の感覚”をつかめずに悩むYUTA
振り付けは、ダンス世界大会でも優勝経験があるYUTAを中心に制作。4日ほどでほぼ完成した。偶然見に来たダンストレーナー・Moneyからも好感触だった。


順調そうにも見えるTeam Cだが、やはりほかのチームのパフォーマンスを見ると焦りを感じてしまうようだ。中間発表のあとで、COTAは「みんなやばすぎて。自分が書いたリリックも好きだったんですけど、このままでいいのかなって思い始めているところです」と話していた。
COTAといえば、3次審査の結果発表の際にSKY-HIにこんなことを言われていた。
「考えすぎるなよ。次はバイブスではち切れるところを見せてほしいです」
ほかの参加者たちは新たな自分を見せようとしている。自分ももっと意外な一面をアピールしたい。そんな欲が湧いてきていた。
一方で、YUTAも悩んでいた。スキルはもうじゅうぶんある。でも、だからこそ天井を突き破ることが難しいこともある。3次審査の結果発表ではSKY-HIにこう言われていた。
「スキルを見せに行く瞬間が目についてしまうときがあるんだよね。(……)5歳になったつもりでパフォーマンスしてほしい」
“5歳児の感覚”とはなんなのか、なかなかつかめずにいたYUTA。しかし、その理由はもうわかっていた。
「見栄ですね。身の丈以上を追求したくなっちゃう。自分自身で表現してパフォーマンスできるようになることが必要なんじゃないかなと思います」
りょんりょん(佐藤涼子)先生のボイストレーニングでもこんな指摘を受ける。
「丁寧に歌うの一回やめて、すごく無邪気にさ、身振り手振り大きくしたら?」
YUTAはミスをなくすことにどうしても集中してしまう。感情に寄り添って歌うことを自分の課題にしていた。そんななか、りょんりょん先生から最も評価が高かったのがRUIだった。
「ブラボー! うまくなってる!」
うれしそうに拍手するりょんりょん先生。さらにこんなことも。
「しっかりした顔になっている。お兄ちゃんたちのところにいたときの顔ではないわよ」
4年前はチーム最年少だったRUIも、今ではチーム最年長も経験している。支えてくれていた先輩たちの思いを継いでリーダーとして成長していた。
SKY-HIの言葉をきっかけに壁を乗り越えるメンバーたち
4回目の仮レコーディング。YUTAはあるフレーズで、SKY-HIから「単純に抜くっていうよりは、少しぶっきらぼうに歌うみたいな」とアドバイスされる。素のような場面が増えれば増えるほど、ふくらませているところが際立つという。YUTAは実践してみることに。
するとSKY-HIは興奮気味に拍手する。
「これはかっこいいぞ! 最高だね。これめっちゃいいよ!」

YUTAも変化しようとしていた。SKY-HIから「脱皮しようとしている瞬間」だと言われると、少し微笑みながら「うれしい……」とぶっきらぼうにつぶやいた。

TAICHIにも変化が。レコーディング中のSKY-HIから言われた言葉がきっかけだった。
「人柄が声に乗っていて、それがめっちゃいいんだけど……自分の歌詞に酔うとか歌声に酔うとか、10%、20%くらいは入ったほうがいいね。すごい謙虚だよね。TAICHIがTAICHIの大ファンになってあげてほしいな」
これを機に、TAICHIの声に対する考え方が変わったという。再度レコーディングすると、まるで芯が入ったかのような力強い歌声に。それはその場にいた全員が拍手してしまうほどの変化だった。SKY-HIからも「壁を越えたね!」と褒められた。

影とともに生きる「光」を表現したパフォーマンス
ついに本番へ。果たして、どんなパフォーマンスになるのか。タイトルは「光」だ。
TAICHIが儚く歌うフレーズが印象的だった。<あの日の君が 押し殺した影も抱いて/触れなくたって 見えなくたって/二人で光を描こう>。続けてCOTAは過去と対峙する自分をラップに表現し、YUTAは自分らしく生きていいのだと甘く伸びやかな歌声で観客に届けていく。
各メンバーにバトンが渡るにつれて盛り上がりがピークに達すると、今度はRUIがリラックスしたムードで“君”との過去を回想していく。影とともに生きていこうとする彼らなりのメッセージが込められた楽曲になっていた。

パフォーマンスが終わると、SKY-HIは歓声を上げて拍手。「一瞬に感じるよね、この曲。素晴らしい」と感想を伝える。さらに今度は参加者全員に向けてこんなメッセージを送った。
「世界で一番売れてる人って、世界で一番応援されてる人になると思う。(……)どれだけ愛されてもいい。愛される資格がめちゃくちゃあるから、好きなだけ愛されに行ってください」
KANONのひと声で決まったTeam Eのテーマ「Love Myself」
最後にISANA、KANON、REN、HALによるTeam Eに密着。ほかのチームと同様、曲のテーマ決めから始める。RENはメンバーの実体験の悩みを歌にしたいという。RENといえば、KANONらとともにデビューを夢見てBMSG TRAINEEとして2年以上レッスンに励んできた。人知れず練習を重ねてきた苦しい日々がある。それはISANAやHALだって同じだ。

そして、KANONのひと声でテーマとタイトルが決まった。
「じゃあ、“Love Myself”じゃないですか?」
次にパートを決めて、メンバーごとにメロディと歌詞を考えることに。ラップパートについて話し合いをすると、まずHALが立候補した。ここまであまり発言をすることがなかった彼が、ここで声を上げたのには理由があった。3次審査の結果発表で、SKY-HIからこう言われたのだ。
「爆発してるなっていう瞬間が少し少なかったのも気になっています。HALにしか目が行かないなっていう瞬間を、もうちょっと作ってくれるとうれしい」

HALは得意のラップで自己アピールしたかった。そんな事情を知ったメンバーたちは一斉にこう言う。
「そんなん言われたらやるしかないよ!」
デビューの座を争っているライバルとは思えないほど、意見を尊重し合うTeam E。そんなチームの雰囲気を作っていたのはムードメーカーのKANONだ。彼は1回目の仮レコーディングでも存在感を示す。
レコーディングのトップバッターとしてSKY-HIから名前を呼ばれると、KANONは仮の段階ですぐに切なく美しいメロディを作り上げる。メンバーたちに衝撃が走った。

「すごくいいメロディがパッと思い浮かぶのがすごいなって」(HAL)
「KANONやばいなって思って」(REN)
「衝撃を受けましたね、マジで。KANONくんさすがすぎるなって思いました」(ISANA)
そんなKANONが歌詞にする“Love Myself”は「『MISSIONx2』からの約3年間」だった。
「最終で落ちてしまったっていう悔しさを胸に、もうすぐ3年が経つんですけど。悔しさだけじゃないんですけど、その間に何を感じてきたかを書きたいなというか。いろんな感情を乗せられればいいなと思います」

翌日、振り付けの制作を開始した。中心となるのはダンスが得意なRENとISANAだ。ISANAのダンスに感動するKANON。実は3次審査のパフォーマンスを見て、いつかISANAと一緒にやりたいと思っていたという。
よく不安そうな表情を見せるISANAだが、ダンスは「自分の中の一番」だと話す。そこだけは自信を失ってはいけないとダンスに磨きをかけてきた。密着されているときも、空き教室でひとり練習に励む姿をスタッフに撮られていた。

自分を信じながらポジティブに疑う
そんな彼らのもとにも、あのゲストたちがやってきた。Aile The ShotaとREIKOだ。
プロの先輩たちによる抜き打ちテストはどうか。メンバーたちは戸惑いながらも、パフォーマンスを始める。するとREIKOから、「いいフックですね、すごく素敵な歌詞。10代後半の子に歌われるとすごく勇気もらえる」とうれしい感想が。続けて、Aile The Shotaがこんなアドバイスをする。
「自分のバースを書いて自信を持つための作業はしたほうがいいかもね。それこそ仲間に聞いたりとか。本番前日にこれ間違いない、イケるわってなるのでもいいから。それまで自分を疑ったりするのも超大事だし」
自分を信じながらポジティブに疑うこと。それは彼らがテーマに掲げている“Love Myself”にも通ずることでもあった。また、SKY-HIからは歌声の追求をするようにとも。自分も知らない長所がまだ出てきていない可能性もある、歌い方はいくらでもあるという。
仮レコーディング2日目。それぞれが仕上げた歌詞とメロディを録音しながら固めていく。HALが自ら志願したラップパートの出来栄えはどうだろうか。キレのある鋭いラップを披露してみせると、Aile The Shotaがひと言。
「うまくね? お前」
SKY-HIは、KID FRESINOのラップのようだという。先輩たちから大絶賛されてうれしそうなHAL。ラップへの自信をつかもうとしていた。

RENもまた自信を得ていた。SKY-HIから“がなり歌い”を入れてみるように提案され、実際にやってみると大絶賛されたのだ。「この声めっちゃ使ったほうがいいかも」(Aile The Shota)、「あれ? 声見つかっちゃうんじゃないの」(SKY-HI)と褒められ、RENは子供のように喜ぶ。どうやら自分のスタイルがわからなくなっていたのだとか。先輩たちから認められたことで、自分にしかできない表現が見つかってきたようだ。

“自分で自分を愛そう”それをどう表現するか
しかし、喜びも束の間。りょんりょん先生のボイストレーニングでTeam Eはこんなことを言われてしまう。
「お客さんからお金をいただいて、お時間をいただいて見せるものではまだないよね」
HALは顔の表情、ISANAは発声について指摘されて苦悩していた。ボイトレ後、ISANAはひとり教室へ。彼は歌に自信がなかった。実は仮レコーディングでも、Aile The Shotaから不安そうな顔をしていると言われている。

りょんりょん先生からの教えを吸収できない自分に焦りを感じていた。3人はしたい表現を吸収していたのに、まだ自分にスキルがないせいなのか……。
ISANAは、浜辺でスタッフにこう語っていた。
「これを乗り越えられずに次の審査に進める気はしないんで。(……)自分自身の表現の魅力があるってことは忘れたくないなって思っています」
ISANAの気持ちは、参加者たちにもじゅうぶん伝わっていた。ライバルたちはチームの垣根を越えて励まし合う。KANON、TAICHI、RAIKI、RYOTOなど、仲間たちがISANAに寄り添っていた。中にはこんな言葉をかける参加者もいる。
「自信がないっていうのは、向上心があるっていう捉え方もできる」(TAIKI)
「自分はダンスしかやってこなかった人生だし、オーディションにも何十回も落ちてる。ここにいるのも不安だし」(KANTA)
“自分で自分を愛そう”──ISANAはパフォーマンスを通して、どう表現していくのか。

それぞれが自分の個性を熟知していたパフォーマンス
ついに本番。Team Eはパフォーマンスを始めた。タイトルはもちろん「Love Myself」だ。
RENの痛みのあるヒリついた歌声に、HALのざらついた鋭利なラップ、それからKANONの微熱を帯びた色気のある裏声、ISANAのキレのあるダンスと柔らかな歌唱のギャップ……それぞれが自分の個性を熟知していた。この表現を手にするまで、いったいどんな苦悩があったのか。そんな背景を想像したくなる、切なさが残るパフォーマンスだった。

SKY-HIは感慨深い表情を浮かべながら拍手を送る。アーティストは自分の感情に合った動きを、みんなの感情の動きにする翻訳家のようなところがある。Team Eはそれができていたという。そして「アーティストであるのと同時に、ミュージシャンって言葉もすごく似合うなと思わせてくれました」と称えた。
最初の通過者として呼ばれたTAIKI
こうして審査は終了。その日の夜、4次審査通過決定会議が行われた。
「まだ決まりきらないところは正直……」とかなり悩んでいる様子のSKY-HI。だが、時間は迫っていた。明日までには決めなければならない。「今だとまだ型にはめることになっちゃうから」「デビューしたいとかデビューするためにはっていうところから一回離れたほうがいい」と、一人ひとりの参加者と向き合い、選定を進めていく。

翌日、いよいよ運命の結果発表へ。再び体育館に集まる20名の参加者たち。クリエイティブ審査を通過できるのは14名だ。
今回はランダムに通過者の名前が呼ばれていく。SKY-HIがまず初めに名前を挙げたのは誰なのか……。



「一番に名前を呼ばせてほしいなと思っている候補者がいます」
SKY-HIがそうして呼んだのは……TAIKIだ。

「素晴らしかったです。クリエイティブに優劣はないので、順位をつけるつもりは本当になかったんですけど、でもあれを見るとさすがに言わせてもらいたいです。あなたがNo.1でした」
TAIKIは、SKY-HIから言われた「命を懸けたパフォーマンスをしてほしい」という言葉に対して、「明日死ぬならみんなが楽しく笑顔になれる曲を作ってから死にたい」という答えにたどり着いた。
SKY-HIは、そうした発想になるTAIKIのアーティストとしての人間力を評価していた。実際にTAIKIがいるTeam Dは心のカギが開いたままで成長していたという。アーティストとして、人間として、どこを取っても、BMSGが理想とするアーティストのかたちだった。
さらに、こう続ける。
「4年前は悔しい思いをさせてしまったと思うし、悔しい思いをしたと思うんだけど、結果としてそこからの4年間のあなたの過ごし方で、それを全部正解にしてみせた。『あれがあったから今の僕があるんです』って言葉はよく聞くけど、今のあなたほど説得力のあることはそうそうないです」
TAIKIは深々と頭を下げると、涙をこぼした。SKY-HIが「あなたは完全に過去の自分に一番かっこいいかたちでリベンジを果たしたと思います」と最後に言うと、TAIKIは声を詰まらせながら感謝を述べる。4年前にデビューできなかったこと、あきらめずに努力を続けたこと、BMSGの仲間やSKY-HIに支えられてきたこと……そして最後にこのように決意を固めた。
「世界をびっくりさせるようなパフォーマンスだったり、この10代やべえぞっていうのを世界に伝えていけたらなと思うので、ここからどんどん成長していきます」

4次審査通過となったGOICHI、TAICHI、KANON、YUTA、ADAM
続いて2人目にはKEIが呼ばれた。審査のたびにSKY-HIが想像していたKEIのアーティスト像を、一歩ずつ上回っていたという。はみ出ることがあったとしてもそれでいい、KEIならばそうしたときにも改善する思考力はすでに持っている、と大絶賛だった。
3人目はGOICHI。SKY-HIは、「目線ひとつで今何を表現したいのか、お客さんに伝えられるような説得力がある」と評価。いい方向に努力できて、いい方向に成長できている、と伝えた。
4人目はTAICHI。「まだいい意味でポテンシャルを発揮しきれていると僕は思っていなかったりするので、次でしっかり見せてくれると信じています」と期待を込めての4次審査通過となった。
5人目はKANON。「トップライナーとして、メロディメイカーとして、アーティストとしてのセンスとして、それを表現するパフォーマンス能力として、文句のつけどころがない」と絶賛。ただ、新しいKANONを見たいともいう。次にどんな姿を見せてくれるのか、SKY-HIは天井を突き破るKANONの成長を楽しみにしているようだった。
6人目はYUTAだ。「自分の中の癖を個性にまで昇華させた」と評価する。加えて代替不可能なアーティストになっているとも。「あなたの力でYUTAっていうアーティストを育てていってほしい」と激励を送った。
7人目に呼ばれたのはADAMだった。SKY-HIはADAMに対して、音楽に対する好奇心や純粋さを感じていた。たしかに課題はまだたくさんあり、デビューまでの道のりは簡単ではない。それでも不可能ではないとも思えたのだという。4次審査通過となったものの、「道のりは簡単じゃない」と最後に繰り返した。

今回の配信はここまでとなった。通過できるのは残り7名。果たして、擬似プロ審査に進めるのは誰なのか。
【『THE LAST PIECE』配信スケジュール】
■Ep.07:2025年8月8日(金)20時~
※公開スケジュールは変更になる可能性がございます
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