写真を撮ることにこだわりを持つアーティストや俳優・声優による連載「QJカメラ部」。
木曜日は、2018年から俳優活動をスタートし、数々の映画やドラマなどに出演する工藤遥が担当。
フィルムカメラを相棒とし、日々の何気ない風景を撮り溜めている。そんな彼女が、日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
ほっと、クール
かき氷が食べたい!
そう思うのは、まだ刺すような日差しが
真上から降り注ぐからでしょうか。
ガリガリ削られた氷にカラフルなシロップを
好きなだけかけていい夏祭り版もあれば、
見た目がとても華やかで、どこを切り取ってもかわいい
おいしいピンス版(韓国語でかき氷という意味らしい)もある。
実家で母が作る、お手製版も懐かしい。
先日、「かき氷が食べたい!」の欲に駆られ、選ばれたのは……
もはや、かき氷にアイスとフルーツが
ところ狭しと乗っている、夢みたいなピンスでした。
さすがにひとりでは食べきれないので
友達とシェアしながら、溶けていくサラサラの氷を必死にすくっては口に運び、
片手にホットコーヒーという矛盾をはらんだ時間も至福。
早く秋が来てほしい、と言いつつ
かき氷でクールダウンする夏も
まだまだ捨て難いなぁ、と思う今日このごろです。
NAOYA(ONE N’ ONLY)、中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ、工藤遥、RUI・TAIKI・KANON(BMSG TRAINEE)、森田美勇人、南條愛乃が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。