写真を撮ることにこだわりを持つアーティストや俳優・声優による連載「QJカメラ部」。
木曜日は、2018年から俳優活動をスタートし、数々の映画やドラマなどに出演する工藤遥が担当。
フィルムカメラを相棒とし、日々の何気ない風景を撮り溜めている。そんな彼女が、日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
ためらう、とき。
フィルムって安くないから、
大事にシャッターを切りたい。
けど、悩んでいる間に撮り逃がすことも多々。
北海道の阿寒湖で撮ったこの一枚。
季節によって、この場所で表情を変えてくれる雄阿寒岳は、慎重にシャッターを切れる。
こちら、我が家の愛犬くん。
当然、ワンちゃんなので意思疎通は難しい。
「写真撮るからじっとしてて〜」なんて、
よっぽど機嫌がいいか、高級おやつでもない限り、聞いてもらえない。
それにプラス、写真嫌いなのでさらに難しい。
なのである程度、勢い任せにシャッターを切る。
そしてこれは、単なる私のミス。
気づいたときにはカメラの裏フタがパカ〜ッて。
これに関しては、自業自得です。
ま! これも味ってことで(?)
どの瞬間も、その時々の私が、
残しておきたいと思って
シャッターを切っているから、
全部まるっと愛着が湧いて好きな写真です。
ただ、フィルムは安くないから
狙いを定めて大事に使います。あは。
NAOYA(ONE N’ ONLY)、中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ、工藤遥、森田美勇人、南條愛乃が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。