小西康陽、個人名義での初のヴォーカル・アルバムを発売

2024.9.30

文・編集=QJWeb編集部


音楽プロデューサー・DJとして活躍する小西康陽が、個人名義での初のヴォーカル・アルバム『失恋と得恋』を10月30日(水)に発売する。

スタジオ録音としては初のヴォーカル・アルバム

小西は、90年代の音楽ムーヴメント「渋谷系」の中心的グループとして、日本・海外のファッション・映画・音楽関係者から絶大な支持を得てワールドワイドに活動。2001月に解散したピチカート・ファイヴのバンドリーダーであり、現在は音楽プロデューサー・DJとして活躍している。

2011年にソロ・プロジェクト「PIZZICATO ONE」を立ち上げ、これまでに『11のとても悲しい歌』(2011年)、『わたくしの二十世紀』(2015年)、『前夜 ピチカート・ワン・イン・パースン』(2020年)という3枚のアルバムをリリース。2022年、誘われるままにギター弾き語りのライヴを行ったことから、「過去の自作曲を自ら歌うこと」に目覚め、以来、さまざまなアンサンブルでステージを展開している。

本アルバムに収録されたレパートリーの多くは、2023年8月に丸の内コットンクラブにて行われた公演『小西康陽・東京丸の内』のために編曲されたもので、ピアノ、ベース、ドラムス、ギター、チェロという5人編成のアンサンブル・メンバーがスタジオに再集結し録音した。

ピチカート・ファイヴ時代のレパートリーを中心に、ほかのアーティストへの提供曲やカバー曲を、小西康陽自身の歌声で聴かせる個人名義でのヴォーカル・アルバム。作詞・作曲はもちろん、アレンジャーとしての類まれなセンスが伝わる作品になっている。

小西康陽(こにし・やすはる)

音楽家。’85年、ピチカート・ファイヴのメンバーとしてデビュー。解散後も、数多くのアーティストの作詞/作曲/編曲/プロデュースを手がける。’11年、PIZZICATO ONE名義で初のソロ・アルバムを発表。’15年、セカンドアルバム『わたくしの二十世紀』を発表。’20年、ビルボードライブにおけるワンマンライヴの模様を収録したライヴ・アルバム『前夜 ピチカート・ワン・イン・パースン』を発表。

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