「元祖サブカル評論家」であり「雑文の巨人」、草森紳一の展覧会が開催

2024.6.3
草森紳一(撮影:大倉舜二草森紳一)

肖像写真撮影=大倉舜二

編集=QJWeb編集部


マンガや美術など幅広い分野で評論家として執筆した草森紳一の足跡をたどる展覧会が開催される。

長年の執筆の足跡をたどる

編集者を経て文筆業となり、マンガ、デザイン、美術、ファッション、広告、写真、建築、江戸、中国文化など、カルチャー全般について長年にわたり執筆を続けた草森紳一。2000年代には『Quick Japan』で連載を担当していたこともあり、「雑文の巨人」とも評された。2008年に70歳で逝去。

展覧会では草森紳一の全著作66冊のほか、草森紳一撮影の写真も50枚ほど展示。平山周吉×南陀楼綾繁によるトークイベントも6月22日(土)に開催される。

<雑力の人 草森紳一:元祖サブカル評論家>展

会場:Readin’Writin’ BOOK STORE
会期:2024年6月12日(水)~23日(日)
トークイベント:平山周吉×南陀楼綾繁/6月22日(土)19:00~21:00(参加費:1000円)

平山周吉
(ひらやま・しゅうきち)1952年、東京都生まれ。編集者を経て、雑文家。著書に、『江藤淳は甦える』(新潮社、小林秀雄賞)『満洲国グランドホテル』(芸術新聞社、司馬遼太郎賞)『小津安二郎』(新潮社、大佛次郎賞)など。編集者時代、草森紳一の『随筆 本が崩れる』なども編集。

南陀楼綾繁
(なんだろう・あやしげ)1967年、島根県出雲市生まれ。ライター、編集者。「不忍ブックストリート」前代表。「石巻まちの本棚」の運営にも携わる。著書に、『町を歩いて本のなかへ』(原書房)『古本マニア採集帖』(皓星社)、編著に『中央線小説傑作選』(中公文庫)など。

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