岡野陽一の発見。アルミホイルと丸いものがあればパチンコは自宅で出来る!外出自粛製作レポ
外出自粛規制が長引きそうだ。パチンコ業界は揺れに揺れている。パチンコ大好きピン芸人岡野陽一はひらめいた。行けないんだったら、自宅に作ればいいじゃないか。
皆様、安心して下さい
皆様、初めまして。
私、プロダクション人力舎というところで芸人をやっております、岡野陽一と申します。
皆様お気付きの通り、皆様が街ですれ違ってもお気付きにならないタイプの売れてない芸人でございます。
恥ずかしながら、外車なら2台、キャベツでいうと5万個買えるくらいの借金があるせいか、よくクズ芸人と呼ばれます。
顔も軽犯罪者の日本代表のような顔をしております。
でも皆様安心して下さい。
私はこういうところに出ても大丈夫な人間です。
爺ちゃんが駄菓子屋をやっていて、昔よく万引きされて嘆いていたので、人様の物を取った事もございませんし、『ろくでなしブルース』を26歳で読んだので人を殴った事もございません。
分かって頂けたでしょうか? 大丈夫な人間なのです。
なので皆様、安心してこの記事を御子様や御親族にお薦め下さいませ。
今回の新型コロナウイルスで暗い気持ちになっている方々、退屈な日々を送っている方々に、少しでもこの糞虫の糞文が暇潰しになれば幸いでございます。
※次の段落から急に言葉遣いが変わりますが、気にしないで下さい。
折角このように私なんぞの文章を載せて頂ける機会を頂いたのに「ございます」で文字数を稼いでいると思われるのが嫌なのでございます。
皆様というよりか、『クイック・ジャパン ウェブ』さんに向けた媚びです。宜しくお願い致します。
早くガスが止まって欲しい!
2020年5月……。異常な事態の真っ只中だ。
常と異なる。
消えるはずのないものが消える。
街からはマスクが消え、消毒液が消え、少し前にはティッシュやトイレットペーパーも消えた。
人間とは愚かな生き物で、こうなって初めて常のありがたさに気付く。
4月1日から居酒屋やパチンコ屋の席で、煙草が吸えなくなる事を悲観して、この世の終わりだと愚痴っていた頃が懐かしい。
パチンコ屋で15万負けた日も、吉祥寺で知らないおじさんに蹴られた日も、真冬にシャワー浴びてる途中に未払いでガスが止まった日も実は全て幸せな日々だったのだ。
今ではライフライン確保の為、お金を払ってなくてもガスすら止まらない状況だ。
あの冬は地獄だと思ったが、今は心からこう思う。
早くガスが止まって欲しい! 頼む! 我が家のガスを止めてくれ! 安倍さん!
しかし、こうなった以上じたばたしても仕方ない。
僕達に今出来る事は家にいる事だけなのである。
こんな科学が発達した時代に、文字で見るとバカみたいだがこれしかないのだ。
ニュース見て、文句を言って退屈に暮らすのも自由だが、どうせだったら楽しい時間が長かった人生でありたい。
目標が出来ると、人間生活に張りが出ると聞いた事がある。僕は目標を立てる事にした。
自粛期間が明けた時に備えていっぱいネタ作ろうかな? 英語ペラペラになるのもいいな。この期間で国家資格取ったら凄いな……。
いろいろ考えた結果、僕は決めた。
よし! パチンコ台を作ろう!
こうして僕の、家にあるものだけでパチンコ台を作る生活が始まったのであった。
ちなみに誰も信じてくれないが、僕は断じてパチンコ依存症ではない。
あれは体が勝手にパチンコ屋に行ってしまう病気だ。
僕は毎回「パチンコ屋に行くぞ!」という強い意志を持ってパチンコ屋に行っているのだ。