『ミセス・アメリカ』『ワンダヴィジョン』…コロナ禍でも日本上陸!2021年の海外ドラマ注目作

2021.1.23

文=池田 敏 編集=森田真規


コロナ禍で全世界的に“ステイホーム”を余儀なくされる人々が増え、家での余暇時間の一翼を担ったのがNetflix、Amazon Prime Videoなどの動画配信サービスだ。

2020年は新型コロナウイルスの流行以前に撮影された作品が仕上げられ、配信されていたが、2021年はどうなるのか。海外ドラマ視聴歴40年超えの評論家・池田敏氏が綴る、2021年の注目作と海外ドラマ最新事情。


2021年、まだしばらくは新作も大丈夫

昨年、新型コロナウイルスの影響を大きく受けたエンタメ業界。しかし、Netflix、Amazon Prime Video、ディズニープラス、Huluなど動画配信方面では、海外ドラマや映画の新作がたくさん見られた。

以前ほど余裕がないわけではないが、日本の映画・ドラマ(あとかつての韓国のドラマ)など、公開や放送までギリギリのスケジュールで作っていたが、編集、VFX、音響などのポストプロダクション(仕上げ)に時間をかけるのが欧米。2019年秋〜昨年初頭に撮影されたものが昨年、リモートワークで仕上げられ、配信された。ちなみに日本のNetflixオリジナルドラマ『今際の国のアリス』も2019年の秋~年末にロケをした。

とはいえ米国でもテレビドラマはまだ時間的にギリギリなようで、30以上のドラマの制作が即中断に。人気のゾンビドラマ『ウォーキング・デッド』はシーズン10最終話の撮影が3月に止まり、全米放送は10月に延期。『ブラックリスト』シーズン7最終話は、なんとアニメの映像まで使って完成にこぎつけた。

The Blacklist 7×19 Sneak Peek “The Kazanjian Brothers” (HD) Season Finale

では、2021年はどうか。まだしばらくは大丈夫、といったところだ。昨年、全米で放送されたり配信されたりした話題作の上陸がつづく。たとえば『ミセス・アメリカ~時代に挑んだ女たち~』(2月6日からWOWOWプライムで放送)は、ケイト・ブランシェット、エリザベス・バンクス、ジェームズ・マースデンら、映画に匹敵する豪華キャストが共演。

MRS. AMERICA Official Trailer (HD) Cate Blanchett

フェミニズムの潮流が世界に広がっていった1970年代の米国、合衆国憲法に男女平等を書き込む修正条項“ERA(男女平等憲法修正条項)”を盛り込むかどうかという対立を再現し、“#MeToo運動”の時代ならではの野心作となっている。

まだまだつづく“動画配信・戦国時代”


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

海外ドラマ評論家_池田敏

Written by

池田 敏

(いけだ・さとし)海外ドラマ評論家・映画ライター。映画誌『月刊スクリーン』(近代映画社)などに寄稿し、WOWOWのアカデミー賞授賞式中継などテレビ番組の監修も。著書は、海外ドラマの初心者からマニアまで楽しめる『「今」こそ見るべき海外ドラマ』(星海社新書)など。

QJWeb今月の執筆陣

酔いどれ燻し銀コラムが話題

お笑い芸人

薄幸(納言)

「金借り」哲学を説くピン芸人

お笑い芸人

岡野陽一

“ラジオ変態”の女子高生

タレント・女優

奥森皐月

ドイツ公共テレビプロデューサー

翻訳・通訳・よろず物書き業

マライ・メントライン

毎日更新「きのうのテレビ」

テレビっ子ライター

てれびのスキマ

7ORDER/FLATLAND

アーティスト・モデル

森⽥美勇⼈

ケモノバカ一代

ライター・書評家

豊崎由美

VTuber記事を連載中

道民ライター

たまごまご

ホフディランのボーカルであり、カレーマニア

ミュージシャン

小宮山雄飛

俳優の魅力に迫る「告白的男優論」

ライター、ノベライザー、映画批評家

相田冬二

お笑い・音楽・ドラマの「感想」連載

ブロガー

かんそう

若手コント職人

お笑い芸人

加賀 翔(かが屋)

『キングオブコント2021』ファイナリスト

お笑い芸人

林田洋平(ザ・マミィ)

2023年に解散予定

"楽器を持たないパンクバンド"

セントチヒロ・チッチ(BiSH)

ドラマやバラエティでも活躍する“げんじぶ”メンバー

ボーカルダンスグループ

長野凌大(原因は自分にある。)

「お笑いクイズランド」連載中

お笑い芸人

仲嶺 巧(三日月マンハッタン)

“永遠に中学生”エビ中メンバー

アイドル

中山莉子(私立恵比寿中学)
ふっとう茶☆そそぐ子ちゃん(ランジャタイ国崎和也)
竹中夏海
でか美ちゃん
藤津亮太