中学生のころから音楽制作をスタートさせ、29歳にして10年以上のキャリアを誇り、4thアルバム『RUN』に収録されていた曲のリミックス集『RUN REMIXES』を9月4日にリリースした音楽プロデューサー・DJのtofubeats。
4月からつづいた連載の最終回である今回は、レーベルでありマネージメント事務所でもある「HIHATT」の経営者という肩書きを持つ彼が、7月に発売された『地下アイドルの法律相談』という本を読んで考えた“契約”についての話です。
初めて契約書を書いたのは17歳のとき
皆さまいかがお過ごしでしょうか? tofubeatsです。昨日(9月8日)は某オンラインフェスでテレビ収録のような豪華な現場でライブしてきたのですが、自分の出ているところ以外はマジで歌番組観てるみたいですごかったです。
そもそも人前でラップとかするのも久々だなと思って帰宅してからスケジュールを見直したのですが、なんと2月ぶりでした。もともとパートタイムラッパーを自称していますが、半年ぶりの出勤ということでさすがに自分のモードチェンジを感じました。「RUN」のリミックスも自分のヴァースは録り直してないし、今年ラップしたのはNOAくんの客演で1ヴァース書いたぐらいな気がします。次に人前でラップするのはいつになるのやら。
今回はQJWeb編集部の方経由で送られてきた、この本について書こうと思います。
![『地下アイドルの法律相談』(深井剛志、姫乃たま、西島大介/日本加除出版)](https://qjweb.jp/wp-content/uploads/2020/09/idol_houritsu.jpg)
『地下アイドルの法律相談』というタイトルですが、実際には自分を含むミュージシャンや、芸能事務所に所属するタレント・俳優、少々専門的な用語ではありますが業務委託契約をしている方々などにも一部適用できる、契約について学ぶ初歩の内容となっています。
そもそも芸能業界というものは外から中が見えにくく、それゆえに基本的には情報の非対称性があるなかで比較的不利な契約を結ぶことが多いと思います(一方で、それは事務所を守るためという側面ももちろんあります。タレント本人と売り上げなどを分かち合うことによって、営業やサポートができるという点は大事なことです)。
自分も初めて契約書を書いたのは17歳だかのときで、親の承認も受けてサインしました。正直こちらからなんらかの内容について修正や確認をお願いできる立場ではありませんでした。今当時の契約書の控えなんかを見て懐かしい気持ちになったり……笑。
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