『Quick Japan』vol.182(2026年2月発売)には、ニューヨークが表紙&「凡才のカリスマ」をテーマにした60ページの総力特集に登場。1年間の密着取材を通して、なぜふたりが多くの人から信頼を集めているのかに迫った。
本特集では、ふたりへのソロインタビューに加え、先輩芸人・永野との対談をはじめ、多数の関係者インタビューが収録されている。ここでは、嶋佐軍団の一員で60歳ながらニューヨークの後輩で、ピン芸人・とん汁無料へのインタビューの誌面には収まりきらなかった完全版をお届けする。

とん汁無料
(とんじるむりょう)ピン芸人。東京NSC24期。嶋佐軍団。50歳でFIRE(経済的な自立と早期リタイア)して、3人の娘を育てながら芸人の道を志す。特技は、投資・資産運用・生命保険・就職面接指導など
目次
楽しい兄貴のような存在
──2022年12月、 『ニューヨーク・蛙亭のキット、くる!』(tvk)への共演がきっかけで嶋佐軍団入りしたとん汁無料さんですが、嶋佐さんの第一印象を教えてください。
とん汁 僕は現在60歳。嶋佐さんとは20歳以上年齢が離れていますが、芸歴的には後輩です。そんな僕にも腰が低く、「丁寧な人だな」というのが第一印象でした。実は当初、嶋佐さんが怖かったんです。ですが、お会いするたびに優しさを感じたので、過剰に気を遣うのはやめました。
──軍団入りして行動をともにする機会も増えたと思います。プライベートの嶋佐さんはどんな方なのでしょうか?
とん汁 器の大きい方ですね。嶋佐軍団で飲んでいるとき、後輩が失礼なことをして、僕らが「除名にしたらどうですか?」と怒ったことがあったんです。でも嶋佐さんは「そういうヤツがひとりくらいいてもいいじゃん。おもしろいよ」とまったく意に介さなかった。僕が軍団長だったら破門にしているくらいなのに(笑)、本当に器が大きい人だなと思いました。
そんな飲み会中には、「お前のお笑いはダメだ」とか「芸人はこうあるべき」なんて話は一切なく、嶋佐さんはただその場を楽しんでいます。年下ですが、楽しい兄貴のような方でもありますね。
絶対にモテるはず
──芸人としての嶋佐さんには、どんな魅力を感じていますか?
とん汁 芸人としての嶋佐さんは「存在自体がボケ」で、周囲がイジりたくなる存在なんですよね。しかも、ボケでありながら「身長が低い」や「モテない」など、イジられたときの返しが的確で早い。僭越ながら僕もイジられる側で通ずるものがあるので、目指すべき人なのかなと思っています。
──参考にされることも多いんですか?
とん汁 学んで技術を盗もうと思うこともあるのですが、嶋佐さんは唯一無二の個性を持つ方なので、自分に取り入れるのはなかなか難しいですね。
……こうして話をしながら思ったのですが、嶋佐さんは飲み代も海外旅行代も全部出してくれる気前のよさがあるし、優しくてかっこいいので、絶対にモテるはずなんですよ。でも、女性の影がどこにもないのが不思議ですよね。「モテないイジり」がネタではなく、どこかリアリティがある。そこも大きなギャップであり、魅力だと思います。

資産運用を勉強してほしい
──この記事は嶋佐さんもご覧になるかもしれません。お伝えしたいことはありますか?
とん汁 芸能界でダントツでお世話になっている先輩なので、感謝の言葉しかありません。僕から言えるのは「これからも見捨てずに、軍団員としていさせてください」ということですね。ニューヨークさんが高く飛べば飛ぶほど、僕も少しだけ高いところに行けるので、そのつないだロープを絶対に切らないでほしいです。これは直接言いづらい本音ですね(笑)。
もちろん屋敷さんにも感謝しています。屋敷さんは、ひんぱんに「とん汁無料」という名前を出してくださるんですよ。ありがたいかぎりです。嶋佐さんに次いで芸能界でダントツ2位でお世話になっています!
──とん汁無料さんは芸人としては嶋佐さんの後輩ですが、人生では先輩です。アドバイスを送るとしたらどんなことがありますか?
とん汁 嶋佐さんもすでに始めていらっしゃるようですが、資産運用を勉強してもいいんじゃないかと思いますね。お笑いと同じく、資産運用も勉強すればするほど実力も知識も上がっていくものだと思うんです。もし、運用のことで相談があれば、いつでも僕に聞いていただければと思います。
ニューヨークはなぜここまで売れたのか?
──最後に「ニューヨークはなぜここまで売れたのか?」、とん汁無料さんの見解をお聞かせください。
とん汁 主に3つの要因があると思うんですよね。1つ目は「幅広いファン層」です。単独ライブを観に行くとわかるのですが、僕のような50、60代の世代から10代まで、本当に幅広い層が観に来ています。そんな方々が大笑いしている姿を見ると、本当に全世代に愛されているんだなと実感します。
2つ目は「多才なエンタメ力」です。テレビではMCもコメンテーターもこなし、ゲスト出演でもしっかり笑いをとる。YouTubeではチャンネルを持っていて、毎回おもしろい。そして、なによりネタですよね。漫才とコントの両刀使いで、時事ネタや世間の関心事をキャッチーに昇華させています。単独ライブは、本番直前までネタを作っていらっしゃると聞きますが、けっして間に合わせではない、質の高いネタばかり。いつも感服しています。僕はネタが弱いキャラ芸人なので、いつかネタ作りについても教えていただきたいです(笑)。
3つ目は「かっこいいのにおもしろい」ところです。ニューヨークさんっておふたりともかっこいいじゃないですか。僕は密かに、全盛期のとんねるずさんのようになるのではないか、と思っています。とんねるず世代の僕から見てもどこか似た雰囲気を感じるんですよ。売れてもストイックにネタと向き合っているニューヨークさんなら、とんねるずさんを超えていく存在になれると信じています。

前回欠席のニューヨーク屋敷&嶋佐軍団・とん汁無料、『Quick Japan』vol.182のお渡し会開催

2月に開催された『Quick Japan』vol.182の発売記念お渡し会では、体調不良によりニューヨーク・屋敷裕政さんが出演を見合わせることとなりました。楽しみにしてくださっていた方にはご心配とご迷惑をおかけしましたこと、改めてお詫びいたします。
多くの温かいリクエストを受け、改めてお渡し会の開催が決定しました。

イベントではQJストア限定で販売されている<『Quick Japan vol.182』ニューヨークの毎日日記セット>を、屋敷とピン芸人「とん汁無料」のふたりから直接手渡しで受け取ることができる。
セットとなる日記は、2025年の1年間、嶋佐和也と屋敷裕政が毎日書き続けたもの。舞台裏の出来事から何気ない日常まで、ふたりのリアルな時間が詰まった一冊となっている。
芳林堂書店高田馬場店ではお渡し会に加え、<『Quick Japan vol.182』ニューヨークの毎日日記セット>を店頭でも数量限定で販売する。リアル書店での取り扱いは、現時点では同店のみとなる予定。
さらに、同店では誌面用に撮り下ろした写真パネルも引き続き展示している。ぜひこの機会に、芳林堂書店高田馬場店へ足を運んでほしい。
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