尼崎ボートレース:PR

数原龍友が地元・尼崎ボートレース場へ。福留光帆父の言葉を胸に人生初の舟券購入【『GⅠ 尼崎センプルカップ』特別企画】

2025.3.30
尼崎ボートレース

文・編集=梅山織愛 撮影=早川雄志 編集=田島太陽


GENERATIONSのボーカルとして全国でライブを行い、熱狂を生んでいるアーティスト、数原龍友。兵庫県尼崎市出身の数原は今回、ボートレース尼崎で3月3日(月)から8日(土)まで開催された、『GⅠ 尼崎センプルカップ(開設72周年記念)』を訪れ、同郷の福留光帆と高木貫太(ストレッチーズ)とともにスペシャルトークショーに出演した。

本稿ではそんなトークショーの模様に加え、数原の初めての舟券購入の模様などをレポートする。

GⅠ尼崎センプルカップ(開設72周年記念)

『GⅠ 尼崎センプルカップ(開設72周年記念)』
ボートレース尼崎で3月3日(月)から8日(土)まで開催される一大イベント。大会名称はボートレース尼崎のマスコットであるアマガエルの「センプル」くん(最寄駅である「尼崎センタープール前駅」に由来)の名前を冠しており、年に一度の大勝負としてボートレースファンから注目されている。これまで渡辺美優紀やゆうちゃみが務めたイメージキャラクターを、今年は福留光帆が務めた。

尼崎_数原龍友
数原龍友(かずはら・りゅうと)
1992年12月28日生まれ、兵庫県尼崎市出身。6人組ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONSのボーカリスト。いとこにはボートレーサーの数原魁(かい)がいる

人生初の舟券購入! 結果は…

3月8日、『GⅠ 尼崎センプルカップ(開設72周年記念)』の最終日に尼崎ボートレース場を訪れた数原龍友。幼少期に祖父に連れられ何度か来たことがあるというが、舟券が買える年齢になってからは今回が初めて。十数年ぶりのボートレース場に、「なつかしい~!」「こんなんやったわ!」と感慨深い表情を見せる。

尼崎_数原龍友
一面が見渡せる控室からさっそくレースを見守る数原

水面が見渡せる控室に到着すると初めて広がる光景に大興奮。スタッフにマークシートの塗り方を教わりながらフィーリングで数字を選び、初めての舟券を購入する。最初のレースは、ビギナーズラック!とはならず。「くやしい~!」と言いながら、この日の5レース目から10レース目までを自分なりに予想していった。

尼崎_数原龍友
自分なりにレースを予想していく数原

数原はこの日、尼崎ボートレース場の公式YouTubeチャンネルでの生配信と、福留、ストレッチーズ高木とのトークイベントに出演。空き時間には、控室からレースを観戦し、「また、ダメや~」「あー惜しい!」と、初めてのボートレースに熱中していた。

トークイベントレポート①福留「数原さん、ファンの方を大事にしたほうがいい!」

7レース目のあとに行われた1回目のトークイベント。各地から集まった数百人のファンの前で、3人が尼崎トークを繰り広げた。

尼崎ボートレース
左からストレッチーズ高木貫太(たかぎ・かんた)、数原福留光帆(ふくとめ・みつほ)

すごい歓声ですね。数原さん、ボートレース尼崎で一番黄色い声を上げさせた人間じゃないですか。一緒に登場した私まで気持ちよくなっちゃいました。

ありがとうございます。

おふたりは尼崎出身ですが、数原さんは地元に帰ったら絶対に行くところはありますか?

アルバイトをしていた「チキチキボンバー」っていう焼き鳥屋さんには行きますよ。昨日も行きました。

(客席から歓声が上がる)

お客さんもそのお店を知っている人が多いようですが、尼崎知識なのか、GENERATIONS知識なのか。

どっちもです(笑)。

でも、今日は地元の方もけっこう来てくれてるみたいですね。僕は尼崎に初めて来たんですけど、改めて尼崎はどんな場所なんですか。

とりあえず、黄色い歓声はない街です(笑)

尼崎にこんな黄色い歓声あるんだというのは、正直僕もびっくりしました(笑)。

そんなことないでしょ。僕も今日、初めて尼崎駅に降りて……。

JR? 阪神?

キレイなほうですか? 汚いほうですか? キレイだったらJRです。

言い方あるやろ。気遣ってしゃべってるのに。

阪神だったけど、僕はキレイに感じましたよ(笑)。

尼崎の人は寛容なので、何を言っても大丈夫ですよ!

続いてボートレースの話題へ。初めて舟券を購入し、かなり楽しんでいる様子の数原だったが、福留から見るとその目線はまだまだのようで──。

本日、数原さんも舟券を買ってると聞きましたが……。

スタッフの方に教えていただいてね。あるあるだと思うんですけど、自分の好きな数字とかフィーリングで選んだり、新聞みたいな数字がいっぱい書いてあるのも見てみたりして。

今のところどうですか?

全敗ですね。

さっきの7レース目「3・2・4」が来て、数原さんは「3・1・4」の舟券を持ってたんですよね。それで裏で「くそー、惜しい」って言ってましたけど、全然惜しくないですよ(笑)。

惜しくないの? 

真ん中か最後かで全然ちゃうんですよ。

詳しく教えてよ。

でも、私も今日は一回も当たってないんで、むしろ教えてほしいぐらいです。

僕らが教えることなんてないですよ。

フィーリング、フィーリング!

福留さん、今日は調子が悪いけど初日はよかったみたいですね。

初日よくて、2日目悪くて、3日目よくて……みたいな感じなので、必然的に今日は悪い日なんです。あ、あとこの間、Quick Japanさんの動画に出させてもらったとき、復帰したてでめっちゃ緊張してて、数原さんに失礼なこともいっぱい言っちゃったんですけど、数原さんのファンの方がめっちゃ優しくて。「福留ちゃんとしゃべってるのが兄貴っぽくてよかった!」みたいに言ってもらえて、すごくいいファンの方ばっかりだなって思ったんです。だからファンの方を大事にしたほうがいいと思う! 今日はこれだけ言いに来たんです!

してますよ! してるからこそ、そうやって優しくしてくれてるんです。

僕も記事を読ませてもらったんですけど、太字で福留「怖い人が来た」って書いてありました(笑)。

数原さんの匂い、嗅いでみてくださいよ、動画でも「ギラついてる人の匂いがした」って言ったんですけど、ほんまですから。

ギラついてます?

(数原の匂いを嗅ぐ)ギラついてる! 抱かれるかと思った。

(お客さんも手で仰ぐ)

やめてください(笑)。

イベント終盤では、以前の対談でも話題に上がっていた毒島選手との対面について、福留が思いを明かした。

初日に私の推しボートレーサーの毒島(誠)選手とこのステージで会えたんですけど、数年前は今、数原さんを見ているファンの方のように、ステージの下で毒島さんを見ていたので、感慨深かったですね。

好きな食べ物とか聞いてましたよね?

和食が好きなんですって♡

なんで毒島さんの話をするときだけ、こんな女の子の顔になるんかな。

数原さんの好きな食べ物はなんですか?

肉!

もうちょっと乙女な顔して聞いてあげてよ。

カルビとかですか?

ハラミ。

ハラミか。ぽいぽい。

毒島さんのときは、「和食を作れるようになります!」って言ってたじゃないですか!

東京帰ってから家で炊き込みご飯炊きましたからね。あと、チキン南蛮も。数原さんのファンの方は今日、ハラミを焼く練習すると思いますよ。

それは料理してるうちに入らないやろ(笑)。

尼崎_福留光帆
イメージキャラクターを務めた福留

トークイベントレポート②ボートレースは終わりよければすべてよし!

2回目のイベントは、9レース目のあとに開催。いよいよ『センプルカップ』も残り3レースということで、このあとのレースの予想にも熱が入り、熱いボートレーストークで観客を沸かせた。

9レース目で人生初の舟券を買わせていただきまして……当たりました!

僕も当たりました!

でも数原さんは最初自分が当たってたってわかってへんくて、裏で私と高木さんが当たった!って言ってたら「僕だけ外れてるやんけ!」って言ってましたよね(笑)。

4レースから買い続けて、ずっと外れてるから、もう外れるもんだと思っちゃってたんですよね。

そうなんですよ。もう一回ちゃんと見たら、僕も当たってたんです。「また外れてるやんけ!」って言ってたら、福留ちゃんに「あっ、(ボートレース場に)おりそう、おりそう」とか言われて

そこらへんにいる人と同じトーンと声のボリュームでしたよ。

しかも、当たってるってなったけど「全然取り返せへん!」って叫んでましたよね(笑)。

全然回収できてません。でも、めっちゃ楽しんでます。

尼崎_高木貫太
初めて舟券を買い、当たったという高木

お昼ご飯は食べましたか?

親子丼を食べました!

そんなんどこにあったん?

あ、気まずっ(笑)。私はYouTubeの配信に出てたので、そっちのブースに……。

僕はカレーいただきました。下で売ってるやつをスタッフさんが買ってきてくれたんですけど、おいしかったし、ボリュームも多くて。それで500円らしいですよ。

カレーもなかったわ……。あ、でも思い出した。自分で「ホルモン食べたい」って言ったから、ホルモンを買ってきてもらってそれを焼きそばに乗せて食べました。レースに集中してて、食べた記憶なかったわ。

どんどんボートレースにハマってますね。

でも、プライベートで数原さんがひとりでおったらちょっと嫌やな(笑)。

イベントの直前には福留の父親と対面した3人。あいさつを交わした程度だったが、胸に刻むべき格言をもらったという。

パパの別れ際の名ゼリフが忘れられへんわ。

「調子どう?」って聞いたら「全然アカン」と。で、「私も全然アカンわ」て言ったらパパが腰をポンポンしながら「終わりよければそれでいいからな」って言って、去っていきました。

カッコよかったな。

だからまだ大丈夫ですよ。

当たらなくて落ち込んでたけど、パパのあのひと言を聞いて、最後に勝ったら今日は勝ちやと。

うちの親からそんな変なことを学ばんといてください。

娘と父親で同じ趣味があるっていい関係ですよね。

今回イメージキャラクターをやらせてもらったので、2日目にプライベートで遊びに来たときに、特別な部屋を開けてもらったんですよ。そしたらお父さんは「親孝行してくれてありがとう」って部屋の隅々まで写真撮ってました。

最大の親孝行ですね。

このイベントのあとに行われる11レース目に向けて、福留からレースをより楽しむためのアドバイスをもらうことに。

1号艇は誰でしたっけ?

観客 河合(佑樹)!

河合さんか……。2号艇は?

(スタッフから出走表が)

……。

舞台に立ってるということを忘れないでください。

ポスターと別人みたいな顔してるで。

お客さんに聞いてみますか。1が逃げると思う人~? いや、1ではないやろ~って人~? なるほど……これです!

ほぼ半々でしたけど。

今回の『センプルカップ』は6日間あるんですけど、1~4日目までの予選で勝ち上がった18人が5日目の「準優勝戦」に進んでいて。そこで上位だった人が最後の「優勝戦」に進んでいるので、「特別選抜戦」である11レース目は敗れてしまった人たちではあるんですけど、「節」では活躍してる人たちなんですよね……。なので、予想が難しいんです。

難しいから、いろいろ教えてほしかったのに。

でも、私の友達は河合さんのインで痛い目には合ってました。

友達がね。

ちなみに3号艇の木下(翔太)選手は僕の同期の芸人のロングアイランドってやつの高校の同級生らしいんですよ。

木下さんか……。でもいいと思いますよ!

そもそも出走表の見方があまりわからないんですけど、どこを見ればいいんですか?

基本的に数字(勝率)はデカければデカいほどいいです。

僕はけっこうモーターの情報を参考にしましたよ。対談のときも言ってたし。

モーターの情報も大事ですけど、前節での成績とかも書いてあるので、そういうところを見たりとか。でも、私みたいに、しこたま負けてる人は私情が入ってきちゃうんですよ。この人にはいい思いをさせてもらったとか、この人には裏切られたで、とか。

歴史を積めば積むほど、買い方に私情が入ってくるんですね。

そうです。でも、尼崎は全国24場ある中でも、1コースが強い場なんです。場によって回りやすさが全然違うんですよ。尼崎は唯一、ターンマークが平行なので。まわりに建物があるので、風の影響も受けにくいので、インが逃げやすいと言われてますよね。

いろいろ条件によって違うねんな。

ボートレースって意外とおもしろいんですよ! 中でも尼崎は初心者の方に比較的おすすめです。

僕もビギナーズラックをもらったんで。

まあ、7.9倍ですからね。

嫌な言い方! 当たってうれしかったのに。

でも、こんなふうに楽しんでくださる方を見るとうれしいですね。尼崎(ボートレース場)は、喜怒哀楽を全部味わえる場所なので。

僕も残りのレースはしっかり勝って終わりたいと思います。

数原さんと初めて対談させていただいたときはボートを一切知らなくて、まさかボートレース尼崎に来て、絶対に勝ってやります!みたいになるとは思ってなかったんですけど、こういう方が増えるとすごくうれしいですね。みなさんもぜひ、ボートレースを楽しんでください。

尼崎_数原龍友

終わりよければすべてよし!

トークイベントのあとは、YouTubeの生配信に出演した数原。ちょうどそのタイミングで、1000勝を達成した和田兼輔選手の「水神祭」が行われるということで、福留や解説の今村豊とともに、和田選手に手を振りながら観覧した。さらに、このあとの11レース目に向け、ボートレースの先輩たちからアドバイスをもらう。

スペシャルゲストとして数原が出演した配信の模様

先輩たちからのアドバイスどおりに舟券を買い、11レース目は観客席に行き、1マークの真うしろで観戦。この日は小雨も降っていたため、外はかなり気温が低かったが、会場は熱気に包まれていた。

いよいよレースがスタート。数原も観客から選手に投げられる優しい?言葉や、尼崎ボートレース場ならではの迫力に驚きながらも、1着と予想した選手を応援する。惜しくも購入した舟券はすべて外れてしまったが、改めて競技としてのボートレースのおもしろさには感心した様子だった。

尼崎_数原龍友
尼崎_数原龍友

『センプルカップ』のラストを飾る「優勝戦」は、福留の推しで1号艇の毒島選手が逃げきると予想。見事、3連単を当てると、福留の父親の名言「終わりよければそれでいい」の精神で、満足げな表情を浮かべて帰っていった。ちなみに毒島選手の優勝に福留は涙。優勝式でも涙を流しながら毒島選手に花束を贈呈していた。

涙を流しながら毒島選手に花束を渡した福留

「喜怒哀楽のすべてを味わえるのが尼崎ボートレース場」。イベントで福留が言ったとおり、大人になってから初めて訪れたボートレース場でそのすべてを経験した数原であった。

尼崎_数原龍友
最終レースを勝利で終えた数原

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梅山織愛

(うめやま・おりちか)1997年生まれ。珍しい名前ってよく言われます。編集者・ライター。自他共に認めるミーハー。チョコレートとかき氷が好き。

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