韓国人スタイリストが語るJO1衣装の制作秘話「11人の個性を活かしつつ、ダンスに集中できるように」

2024.6.15

JO1のメンバーごとに意識していること

・河野純喜
メンバーの中で鎖骨が一番きれいなメンバーだと思います。スタイリングをするとき、Vネックの衣装を着ると彼の魅力がもっと引き立つし、メインボーカルなので特徴的なパートで前に出てくることも多いので、特にコンセプトがはっきり見えるようにすることも多いです。

河野純喜 (C)LAPONE Entertainment
河野純喜 (C)LAPONE Entertainment

・川尻 蓮
体のラインが一番きれいなメンバーだと思います。そのためラインが強調された衣装を一番多く試しています。蓮さんは試着のとき、衣装を着て振り付けの動きの一つひとつをすべて確認するんです。振り付けのディテールや手の動作をする際の指輪など、ポイントを一番気にするメンバーだと思います。

川尻 蓮 (C)LAPONE Entertainment
川尻 蓮 (C)LAPONE Entertainment

・木全翔也
トレンディな衣装を一番よく着こなすメンバーだと思います。衣装をスタイリングするときに、トレンディな要素を一番よく受け取って、本人だけの色で表現してくれるので、私たちがスタイリングするときも新しい試みをたくさんすることができてうれしいです。

木全翔也 (C)LAPONE Entertainment
木全翔也 (C)LAPONE Entertainment

・大平祥生
独特なアイテムを一番よく着こなすメンバーなので、衣装をスタイリングするとき、個性的なアイテムをよく活用できていると思います。彼は普段から衣装に関心を示してくれますし、私服もとてもかっこよく着こなしていると思うので、祥生さんの私服ファッションも参考にしてスタイリングしています。

大平祥生 (C)LAPONE Entertainment
大平祥生 (C)LAPONE Entertainment

・金城碧海
どのコンセプトもすべて着こなせるメンバーだと思います。そのため、私たちがスタイリングをするとき、最も挑戦的なコンセプトを一番多く融合させていると思います。碧海さん本人も私たちがどんな衣装を持ってきても、その衣装に対してよく受け入れてくれるようで、シナジー効果がよく活かされています。

金城碧海 (C)LAPONE Entertainment
金城碧海 (C)LAPONE Entertainment

・豆原一成
私たちがJO1を担当してから、まめ(豆原)が成人になったので、以前の末っ子のようなイメージよりはもう少し大人な雰囲気を出そうとたくさん努力しています。最近筋トレを始めてラインにも変化ができたので、体のラインが見える衣装をたくさんスタイリングするようになりました。

豆原一成 (C)LAPONE Entertainment
豆原一成 (C)LAPONE Entertainment

・川西拓実
ステージの掌握力に優れたメンバーだと思います。そのため体のラインを隠す衣装よりは衣装のある一部分にポイントを与えて、拓実さんのパフォーマンスがステージでもっと輝くようにスタイリングすることを意識しています。

川西拓実 (C)LAPONE Entertainment
川西拓実 (C)LAPONE Entertainment

・佐藤景瑚
モデルのようなフィジカルを持つメンバーなので、さまざまなスタイルに挑戦しています。 フィジカルがいいので、どんな衣装でもよく着こなしてくれますね。時には一番シンプルな衣装を着てもらうし、時には一番華やかな衣装をスタイリングして、私たちのチームのコンセプトをしっかり見せてくれるメンバーだと思います。

佐藤景瑚 (C)LAPONE Entertainment
佐藤景瑚 (C)LAPONE Entertainment

・與那城 奨
一番男性的な印象が強いメンバーなので、スタイリングをするときはノースリーブなど腕が引き立つ衣装をたくさん試みています。ムダが多い衣装よりはボディラインがよく出るシンプルな衣装を選んで、奨さんのスタイルの長所を最大限活かすようにしています。

與那城 奨 (C)LAPONE Entertainment
與那城 奨 (C)LAPONE Entertainment

・白岩瑠姫
瑠姫さんは王子様のようなイメージが浮かぶメンバー。派手な衣装やジュエリーもよく着こなすので、衣装と同じくらいアクセサリーにもたくさん気を遣っています。ユニセックスなスタイリングも得意なため、そういう要素も衣装に溶け込ませています。

白岩瑠姫 (C)LAPONE Entertainment
白岩瑠姫 (C)LAPONE Entertainment

・鶴房汐恩
汐恩さんは男らしいラップパフォーマンスを担当することが多いので、ハンドマイクにポイントを与える衣装を意識し、主に手袋をスタイリングしています。顔も小さいので、帽子をスタイリングしたときはどれもよく似合うし、コンセプトに合わせたすべての衣装をよく着こなしてくれます。

鶴房汐恩 (C)LAPONE Entertainment
鶴房汐恩 (C)LAPONE Entertainment

limsuli/Leejaehee
(イム・ソリ/イ・ジェヒ)JO1の多くの衣装を制作しているほか、ARTMS、woo!ah!、XGなどのグループ、さらに韓国のソロアーティスト、俳優などの衣装制作を担当
@stylist_limsuli
@heeyaaa__

6月5日(水)発売の『Quick Japan』vol.172では、40ページ以上にわたってJO1の総力特集「時代を変える11の夢」を実施。「Go to the TOP」に迫る合計3万字以上となるソロインタビューのほか、『オルタナティヴR&Bディスクガイド』の著者・つやちゃんによる8TH SINGLE『HITCHHIKER』を含むシングル全8作のディスクレビュー、さらにメンバーソロフォトカード入りとなる。さらに『Quick Japan』の公式ECサイト『QJストア』では、通常の表紙とは別パターンの特装版表紙の販売も。

『Quick Japan』vol.172 表紙(JO1)
『Quick Japan』vol.172 表紙(JO1)
『Quick Japan』vol.172 限定版表紙(JO1)
『Quick Japan』vol.172 特装版表紙(JO1)
【通常版】『クイック・ジャパン』vol.172 【特装版表紙】『クイック・ジャパン』vol.172

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岸野恵加

(きしの・けいか)ライター・編集者。ぴあでの勤務を経て『コミックナタリー』『音楽ナタリー』副編集長を務めたのち、フリーランスとして2023年に独立。音楽、マンガなどエンタメ領域を中心に取材・執筆を行っている。2児の母。インタビューZINE『meine』主宰。

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