芸人たちが“アイドルソング”を歌う人気ライブ『俺のラブソング!』11組が見せた本気のパフォーマンスをレポート
神保町よしもと漫才劇場で初の2日間フェスイベント『神劇祭(じんげきさい)2023』が行われ、2日間にわたって所属芸人が勢ぞろい。
本稿では2日目の1公演目として行われた『俺のラブソング!autumnフェス~ネタ終わりにそのままヤスが選んだ歴史あるアイドルグループ達の曲縛りで歌うライブ~』の模様を写真と共に紹介する。
劇場がライブ会場に
『俺のラブソング!』は、ナイチンゲールダンスのヤスが事前に指定した“歴史あるアイドルグループ縛り”の楽曲を出演芸人が本気で歌う音楽ライブ。今回は、ナイチンゲールダンス、シンクロニシティ、軟水、ピュート、めぞん、インテイク、令和ロマン、金魚番長、狛犬、定点計画、兄弟の11組が本気で練習してきたパフォーマンスを披露した。
各組がネタ終わりに歌を披露するライブということで、客席にはいつもと違い色鮮やかなペンライトやネームうちわが。そんななか、最初に登場したのは狛犬。プロのヘアメイクによって、いつもと違うオールバックスタイルとなった坂口トラックに櫛野も思わずツッコむ。『結婚式』を題材にした漫才のあと、ふたりは嵐の「Summer Splash!」を披露。観客とコールアールアンドレスポンスを行うなど、トップバッターとしてじゅうぶんな盛り上がりを見せた。
ふた組目はピュート。漫才のツカミではアイドルのような振る舞いをした狛犬をイジっていたが、いざ、歌のパートに入るとふたりもA.B.C-Zの「Vanilla」で会場に甘い歌声を響かせる。さらに、間奏では独特なフリーダンス?も披露した。
つづいての軟水は、ここまでのふた組とは違いネタパートではコントを披露。そしてオチのセリフを言うと、関ジャニ∞の珠玉のラブソング「大阪ロマネスク」のイントロがスタート。中には「今日も誰かがめぐり逢う~♪」という歌詞に合わせて、手振りを行う観客の姿も見られた。
4組目はシンクロニシティ。元KAT-TUNの田中聖の写真を見せてメイクしてもらったというよしおかに対して、西野諒太郎はピンタンパンのむとパンのようなビジュアルに。そんなふたりが漫才後、披露したのはKAT-TUNの「喜びの歌」。当時の田中のように、よしおかが力強く「止まらねぇ!!」とシャウトすると、大きな歓声が上がった。
ここからはショートブロックとして、兄弟、定点計画、インテイクの3組がネタと持ち歌の1番までを披露。歌唱に向けて頭がいっぱいだったのか、ネタでは甘噛みがつづいた兄弟・体制。しかし、そのあとの歌パートではNYCの「NYC boys」で堂々としたダンスも見せた。一方、歌唱力で観客を沸かせたのは、NEWSの「Fighting Man」を歌った定点計画。それぞれの歌声を活かした美しいハーモニーを響かせた。最後のインテイクが歌ったのは、なにわ男子の「ちゅきちゅきハリケーン」。「ちゅきちゅきポーズ」もしっかり決め、本家にも負けないかわいらしさを振りまいた。
人気コンビ4組の登場に会場もヒートアップ
後半はめぞんからスタート。めぞんらしさあふれる漫才のあと、歌ったのはKis-My-Ft2のさわやかなラブソング「キミとのキセキ」。吉野が「マジで、最高のライブにしような~」と煽ると、観客もペンライトを振って応えた。
漫才でも大きな笑いを起こした金魚番長は、King & Princeの「koi-wazurai」を披露。サビで古市勇介が完コピしたダンスで魅せると、箕輪智征は「練習誘えよ、お前」とひと言。最後はふたりそろって新生キンプリを彷彿とさせる背中合わせのポーズで決めた。
10組目に登場したのは令和ロマン。ふたりが歌ったKinKi Kidsの「欲望のレイン」は、ふまけん(中島健人&菊池風磨)などジャニーズの中でもさまざまな人気コンビがカバーしてきた名曲だが、ふたりならではの力強い歌声で、また新しい魅力あふれる「欲望のレイン」を響かせた。
トリを飾ったのは、もちろんナイチンゲールダンス。漫才後、ヤスが自ら選んだSexy Zoneの「君にHITOMEBORE」をSexy Zoneさながらに歌って踊る。さらに、曲中の決めゼリフ「好きなんだよ、マジで」をヤスがバッチリ決めると大きな歓声が。また、客席に降りて観客とハイタッチをしたり、バラを投げるなど、これでもかとファンサービスを詰め込む。そして最後は、ヤスにつづいて中野なかるてぃんも会場に投げキス。本人も驚くほどの歓声が上がった。
11組のネタ&歌の披露後は、出演者全員でV6の「Darling」を大合唱。あの“カウコン”のような光景が広がる。さらに出演者が観客の近くまで行き、大盛り上がりのまま公演は終了した。
この模様は10月1日(日)まで配信で視聴可能。さらに、舞台のそれぞれ右側・左側の出演者のみにフォーカスしたカメラ映像「推しカメラ」も導入されているため、好きなメンバーを追いながら視聴することも可能となっている。
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『神劇祭2023』
2023年9⽉23⽇(土)~9月24日(日)
【オンライン配信チケット】
・2日通し券:10,000円(税込)
・1日通し券(9月23日):6,500円(税込)
・1日通し券(9月24日):5,000円(税込)
・各公演個別チケット購入:10月1日(日)12:00まで
視聴:10月1日(日)19:00まで関連リンク
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