ウタやヤマト、女体化ローなど『ONE PIECE』コスプレが人気!【『コミケ101』レポート】

2023.1.24
(左から)あやめ@あぷりこっとさん、永瀬えまさん、華蛇さん

文・撮影=ソムタム田井 編集=森田真規


2022年12月30日、31日に東京ビッグサイトで行われた『コミックマーケット101』に集結したコスプレイヤーたちの写真&コメントをお届けします。


終映間近の『ONE PIECE FILM RED』コスプレでも人気爆発!

2023年1月29日をもって、ついに終映を迎える『ONE PIECE FILM RED』。興行収入193億円、観客動員数1400万人突破という驚異的な記録を誇る本作は、上映以降、コスプレ界隈でも人気が爆発。ヒロインのウタに扮するコスプレイヤーが急増したことも記憶に新しい。

世界最大規模の同人誌即売会であり、大型コスプレイベントでもある『コミックマーケット101(略称:コミケ101)』にも、同作のキャラクターに扮したコスプレイヤーは大勢集結。会場内の各所に撮影のための長蛇の列ができていたのが印象的だった。

ちなみに屋外に設けられた撮影エリアをのぞいてみると、『ONE PIECE』以外にも『チェンソーマン』や『BLEACH 千年血戦篇』『僕のヒーローアカデミア』『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』、さらには2022年12月に公開されて大ヒットを記録している『THE FIRST SLAM DUNK』といった、新旧さまざまな『週刊少年ジャンプ』作品のキャラクターたちも勢ぞろい。中には同じ作品のキャラ同士でのツーショット撮影や、複数名での“併せ”を楽しむグループの姿も見られた。

本記事では、そうしたコスプレイヤーたちの写真を掲載。それぞれの衣装に対する“こだわりポイント”と併せて紹介していく。

「こだわったのは、赤髪と白髪のウィッグをそれぞれ半分に割って、縫い合わせてひとつのウィッグにしたところです。後頭部のループの部分もきれいに見えるように、まずは発泡スチロールで形を作って。そこに髪の毛を巻いて完成させました」(『ONE PIECE FILM RED』ウタ/あやめ@あぷりこっとさん)

『ONE PIECE FILM RED』ウタ/あやめ@あぷりこっとさん
『ONE PIECE FILM RED』ウタ/あやめ@あぷりこっとさん

「こだわったのはタトゥーシールの位置ですね。少しでもズレると不自然な印象になるので、家で鏡を見ながら、ベストな位置に貼ってきました。コスプレをするのは4年ぶりなのでまだ勘を取り戻せていないんですけど、やっぱりこうしてイベントに参加するのは楽しいですね」(『ONE PIECE』トラファルガー・ロー[女体化]/永瀬えまさん)

『ONE PIECE』トラファルガー・ロー(女体化)/永瀬えまさん
『ONE PIECE』トラファルガー・ロー(女体化)/永瀬えまさん

「力強い目元にしたくて、アイメイクをがんばりました。ピンセットでまつ毛をまとめて、アニメのキャラクターっぽく仕上げたのもこだわったポイントです。それとウィッグはうしろ髪をガチガチに固定して、ウタちゃんの個性的な髪型を再現してみました」(『ONE PIECE FILM RED』ウタ/みするさん)

『ONE PIECE FILM RED』ウタ/みするさん
『ONE PIECE FILM RED』ウタ/みするさん

「スポーツジムに通い出してから『筋肉を活かしたコスプレをしたい』と思うようになって早いうちから『冬コミではこのキャラのコスプレをしよう』と考えていたものの、調整が間に合わなくて、ムチムチのままでの参加となりました(笑)。もともとは丸顔でたれ目なんですけど、テーピングでつり目にして。輪郭も少しシャープにしたところがこだわりポイントです」(『僕のヒーローアカデミア』ミルコ/南里さん)

『僕のヒーローアカデミア』ミルコ/南里さん
『僕のヒーローアカデミア』ミルコ/南里さん

「ロングウィッグなので、毎回の手入れがなかなか大変でして……。まずは角を外して、ウィッグの部分だけをしっかり洗って、その上でもう一度取りつけて、しっかりとセットしてから持ち運ぶようにしています。耳にかかる部分のセットが意外と難しくて、そこで毎回、苦戦している感じですね」(『チェンソーマン』パワー/ICOさん)

『チェンソーマン』パワー/ICOさん
『チェンソーマン』パワー/ICOさん

こうして大盛況のうちに終了した『コミケ101』につづき、2023年も『ワンダーフェスティバル2023[冬]』(2月12日に幕張メッセにて開催)や、『AnimeJapan 2023』(3月25日、26日に東京ビッグサイトにて開催)など、コスプレが楽しめる大型イベントは多数控えている。

果たしてこれらの会場では、どのような作品のコスプレに人気が集中するのか? そうした点にも注意しながら最新のアニメやコミック、ゲームなどをチェックしておき、会場で答え合わせをするのもおもしろそうだ。


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ソムタム田井

(そむたむ・たい)ライター兼カメラマン。コスプレ文化の研究家として、『ORICON NEWS』『まんたんウェブ』『WebNewtype』『ファミ通.com』『Movie Walker』など、多数のWEBサイトや書籍に寄稿。コスプレイベントの企画やキャスティングを担当しつつ、世界コスプレサミット『Co..

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