フィギュアスケーターとK-POPアイドルの共通点
15歳にして今シーズン負けなしのワリエワは、北京オリンピックでいい意味で一番の注目株になるはずだった。残念なことに、ワリエワは今、昨年12月のロシア選手権で提出した検体から禁止薬物が検出されたとしてドーピング疑惑の真っ只中にいる。検査結果がまだ出切っておらず処分が確定できないため個人戦出場が認められたが、厳正な調査の結果潔白と判断されるのを祈るしかない。とはいえ、現段階ではドーピングが確定してはいない以上、確定するまでは私も北京開幕前と同じように応援しようと思う。
どうあがいても勝てない強さから、ついた異名は「絶望」。めちゃくちゃかっこいい。あどけなさが残る顔立ちからは、神秘的でミステリアスな雰囲気が漂う。TWICEのポジションでたとえるならば、絶対的エースでセンターのナヨンだろう。あと、3人娘の中で末っ子なので、ワリエワがほかの2人にかわいがられているのを見るとほっこりする。
シェルバコワは、ひと言で表すならば「可憐」。線が細くて儚げで、思わず「妖精さんですか?」と聞きたくなる美しさ。愛嬌たっぷりの面倒見がいい優等生だ。そして、ディズニープリンセスのような外見とは裏腹に、ここぞというときにやってのける集中力がある。TWICEでたとえると、サビを任されることが多く、愛嬌担当でもあるサナだろう。「大丈夫だよね」と思わせてくれる不思議な安心感がある。個人的に「憧れの選手は浅田真央」と公言している点もポイント高い。
独創的なプログラムが得意なトゥルソワは、氷上で圧倒的な存在感を放つ。男子顔負けの構成で滑る天才ジャンパーで、スケオタの間では「先輩」呼びが浸透している。クールビューティーな美人系で、年下なのに先輩と呼びたくなるラスボス感がある。一方で、メディアの前ではにかみながら恥ずかしそうに話す姿がとってもかわいい。TWICEだと、メインダンサーのモモ。いや、ガールクラッシュのジョンヨンも捨てがたいな……。でもやっぱり、大サビ前に踊るだけで、見た人の心に強烈なインパクトを与えるタイプなのでモモで。
高い芸術性が求められるフィギュアスケートは、選手の自信とナルシシズムが前面に出るスポーツだ。自分のことが好きじゃないと演技も努力もできない。さらに、プログラム全体の完成度も重要視される。これは厳しい世界で生きるTWICEたちK-POPアイドルにも共通していることではないだろうか。そんなフィギュアスケート界でトップを競い合う3人だからこそ、私は魅了されつづけているのかもしれない。
スポーツにしろアイドルにしろ、私は誰かを推すのが楽しいし、誰を推したっていいと思っている。3人まとめて“箱推し”するのもよし、“最推し”を決めて心奪われるもよし。推しを決めれば、テレビの前はもうアリーナ席だ。オリンピックという最高峰の舞台で華麗に舞う推しの神演技を信じて、声援を送りながら観戦するのはきっと楽しいはず!
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