「元・社長、現・地下芸人」の神宮寺しし丸。46歳。類を見ない肩書を持つ彼が、学校や職場などでさまざまな悩みを抱え、生きづらさを感じている皆さんが少しでも生きやすくなるような「生き方説明書」なるものを綴る連載コラム。
今月は、誰もが心の内では気になっているであろう「男芸人と女性」のお話。
芸人はモテるのか?
「女遊びも芸の肥やし」は一昔前。合コンではしゃぐ芸人の話も聞かなくなりました。SNSを恐れて地下に潜っているだけかもですが(笑)。それでも「芸人はモテる」とよく耳にします。果たして本当でしょうか?
【芸人の結婚一覧】
明石家さんま×大竹しのぶ
石橋貴明(とんねるず)×鈴木保奈美
木梨憲武(とんねるず)×安田成美
内村光良(ウッチャンナンチャン)×徳永有美(フリーアナウンサー)
ガダルカナル・タカ×橋本志穂
ヒロミ(B21スペシャル)×松本伊代
清水圭×香坂みゆき
木村祐一×辺見えみり
大竹一樹(さまぁ~ず)×中村仁美(フリーアナウンサー)
名倉潤(ネプチューン)×渡辺満里奈
深沢邦之(Take2)×田中美佐子
陣内智則×藤原紀香
遠藤章造(ココリコ)×千秋
田中直樹(ココリコ)×小日向しえ
藤井隆×乙葉
劇団ひとり×大沢あかね
井戸田潤(スピードワゴン)×安達祐実
東貴博(Take2)×安めぐみ
出川哲朗×阿部瑠理子(元レースクイーン)
田中裕二(爆笑問題)×山口もえ
ビビる大木×AKINA
古坂大魔王×安枝瞳
庄司智春(品川庄司)×藤本美貴
矢部浩之(ナインティナイン)×青木裕子
濱口優(よゐこ)×南明奈
渡部建(アンジャッシュ)×佐々木希
中田敦彦(オリエンタルラジオ)×福田萌
陣内智則×松村未央
あべこうじ×高橋愛
日村勇紀(バナナマン)×神田愛花(フリーアナウンサー)
バカリズム×夢眠ねむ
山里亮太(南海キャンディーズ)×蒼井優
こうして一覧で見ると改めて凄いですね。お笑い芸人の奥様は大沢あかねさんを筆頭に美女ばかり。はい、筆頭は大沢あかねさんで間違いございません。既に離婚された方もいらっしゃいますが、リベンジとばかりに二度目のランクインをされている方も。
特筆すべきは、年齢差は18歳、身長差は17cm(奥さんの方が高い)でも話題になった出川さんです。
出川さんは当時「抱かれたくない男」の代表のような存在でしたが、レースクイーンの奥様と結婚しております。
最近では、山里さんの結婚も驚きでした。「モテない男」のイメージが強かったところに蒼井優さんですから。
結婚はしてなくても、江頭2:50さんも実はめちゃくちゃモテると芸人間の噂で聞きます。それはYouTuberとしても人気者となった最近のことではなく、『めちゃイケ』に出始めた頃から。あのキャラクターですが綺麗好きで、江頭さんとすれ違うと良い香りがしてそのギャップがたまらないのだとか。
なので、ルックスや芸風に関わらず売れたらモテる。「売れてる=面白い」「面白い=モテる」となるのでしょう。あと、売れていれば当然経済力もあります。
しかし、売れている芸人がモテるのは、今更言うまでもなく周知の事実。ここからが本題です。
「売れてない芸人でもモテるのか?」
「芸人はモテる」という言葉の前提として、「芸人=面白い人」。「面白い人=モテる」というのがあります。これはつまり「売れていない芸人=面白くない人」「面白くない人=モテない」が成立してしまうのではないか?これが成立しないのです。
売れてなくても「芸人」という職業には引きがあります。
例えば合コンしよう!となったときに、相手の男性陣が「会社員」より「お笑い芸人」のほうが引きがある。ざっくりと言うと「商社マン」「消防士さん」「早稲田大生」(慶應大生には負けます。実際負けたことがあります)くらいの引きはあるのかと。
なので、芸人をやっていれば合コンや飲み会の場へ誘われることは多々あります。もう辞められたのですが、ある先輩芸人が「芸人辞めたくないなぁ。だって合コン呼ばれなくなるじゃん」と真面目に悩んでいたのを覚えています。
このように芸人をやっていれば女性との出会いの数は多くなります。しかし「それってモテてるのではなく、数打ちゃ当たるじゃない?」と思う方もいるかと。それがそうとも言えないのです。
面白くなくてもモテる「コンパ芸人」とは
芸人としてまったく面白くなくても、合コンとかでやたらモテる「コンパ芸人」というのがいます。
コンパ芸人は、本業であるお笑いの舞台でやるネタなど目もくれず、合コンでウケるネタだけを日々研究している人です。
この人種はお笑いより女の子が好きです。だったら素人の飲みサーの人達だって負けてないのでは?となりますが、そこは腐っても芸人さん。舞台で培った声量や小手先の技術を合コンの席で遺憾なく発揮するのです。
なにより「俺はこんなことやる為に芸人になったのか?」といった自己嫌悪の類を一切持つことなく、舞台以上に楽しそうに輝いてみせます。そこは素人ではなかなか真似のできない領域です。
しかし、コンパ芸人も今や絶滅危惧種となっています。コンパ芸人の高齢化が進み、もはや「芸人」という職業による引きなど通じないほどジジイ化しています。
ジジイの合コンほど悲惨なものはないです。見た目だけ若作りして合コンに行っても、芸名をググられて年齢がバレる。その流れでYouTubeでも検索されて、ネタのつまらなさと再生数の低さにドン引きされる。さらに売れてないから金もない。「割り勘で」なんて言ったら通報されることでしょう。
万、万、万が一、天使のような女の子がいて、お持ち帰りできたとします。
ホテルに行く金もないジジイが向かうは自宅の小汚いワンルーム。天使ちゃんはガタガタと震え始めます。
「シャワーでも浴びなよ」と言って案内されたのは薄汚れたユニットバス。
天使ちゃん「ぎゃーーー!!!やっぱムリ!!!!」。
ということからして、売れていなくても芸人はモテるが、ジジイはキツい。20代なら売れていなくても「夢を追う青年」ということでまだ許されて来ました。しかしこれが30代。ましてや40代になってくると「夢を諦められないオジサン」となります。
これ、芸人だからまだぼやけてますが、野球で例えると「俺は巨人で四番を打つ!」と言って庭でバットを振り続けてるジジイです。これはもうモテるモテないなんて話ではなく、ただのヤバい人です。
【芸人が喋らないネタはガチ】
芸人と言えば女の子と遊んでいるイメージがありますが、そもそもこれもごく一部。若手俳優さんのほうがよっぽど遊んでると思います。
芸人が遊び人というイメージは、テレビやラジオで言っちゃうからかと。若手俳優さんはそこ絶対口割らないです。芸人には色恋ネタを隠すことをヨシとしない文化があります。逆に芸人が喋らない色恋ネタは本当にヤバいやつなんだと思います。
なので、芸人さんがテレビやラジオで「あれ?あの話題に触れないなぁ」と思ったらそのネタは本当にヤバいやつかと(笑)
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