売れていなくてもアイドルや女優を落とす「金星芸人」の手口
売れてないのに、アイドルや女優さんといった、いわゆる「金星」をゲットする「金星芸人」というのがいます。
これは滅多に出てこない希少価値の高い人種です。現在第7世代が活躍するお笑い界ですが、各世代ごとに一人いるかいないかくらいでしょう。
普通の芸人は「売れてアイドルや女優を抱きたい!」と考えるものですが、金星芸人はこう考えます。「売れてなくてもアイドルや女優を抱きたい!」と。性欲の強い金星芸人は「売れる」のを待ってられないのです。「売れてなくても一応芸能界にいるのだからなんとかならないか」と動き出します。
まず金星芸人はアイドルや女優に辿り着くために、まず、売れてる若手俳優(男性)に近付こうとします。
同性なら近付いても怪しまれないだろうと。しかし、売れていない芸人の周りにアイドルや女優さんに繋がりそうな売れている若手俳優なんていません。そこで、売れていない舞台俳優に目を付けるのです。そして、その交友関係を芋づる式に辿って徐々に若手俳優へ近付きます。そしてうまく若手俳優の懐に入り込み仲良くなります。
金星「普段、誰と飲んでるんですか?」
俳優「○○ちゃんとかかなぁ」
金星「えぇ~!楽しそうですぅ~!今度僕も呼んで下さいよぅ~!盛り上げますから~!」
てな具合で、遂に目標であったアイドルや女優さんに辿り着くのです。
しかし、そこで口説き落とせるのか?
金星芸人は落とします。売れていない舞台俳優からアイドルや女優さんに辿り着くまでに鍛え抜かれた「人たらし」の能力は半端じゃないです。その「人たらし力」で金星芸人はアイドル、女優さんを必ず落とすのです。
【芋づる女子】
芋づる式に辿って目標に到達するのは金星芸人だけではありません。
売れない若手芸人等から辿って、お目当ての売れっ子芸人まで辿り着く一般女性さんもいます。僕の聞いた中で一番凄かったのは、街の電気屋さんとの飲み会から、最終的に明石家さんまさんとの飲み会まで辿り着いた女性です。
皆さんも街で電気屋さんを見かけたら、ちょっと覗いて仲良くなっておきましょう!

連載「神宮寺しし丸の“生き方説明書”」は、毎月1回の更新予定です。