視聴者と友人関係を築いた5人の愛すべきキャラクター
5人は韓国国内トップのソウル大、しかもその頂点に立つ医学部出身だ。過熱する受験戦争に問題提起をしたドラマ『SKYキャッスル』では、ソウル大医学部合格のため、家一軒購入できるほどの費用を払い、娘に敏腕受験コーチを雇う教育ママまで登場した。
韓国社会では5人はエリート中のエリートで、医師としてもとびきり優秀。その5人があるきっかけで、同じ病院のVIP病棟で働くことになる。多忙なスケジュールも難しいオペも癖のある患者の対応もそつなくこなし、患者やその家族、同僚への思いやりと気遣いも忘れない。
そんな超人的な5人だが、仲間内で集うときは素の表情に戻り、子供っぽい振る舞いを見せる。研究室にデリバリーしたサムギョプサルやキンパをがっついて食べたり、酔っ払ってカラオケで大騒ぎしたり。そのギャップもまた、たまらないのだ。
シーズン2の初回放送では、終盤に近づくころにようやく5人全員が集まるシーンが登場した。
ピカピカの新車を運転し、得意げなチェ・ソンファ(チョン・ミド)。「うぉ〜!!!」新車を目にして一斉に歓声を上げ、顔を綻ばせる4人。イ・イクジュン(チョ・ジョンソク)がいきなり車内のビニールカバーを剥がし、ソンファが「取っておいたのに」と怒る。
いつも後部座席の真ん中が指定席のアン・ジョンウォン(ユ・ヨンソク)は「自分も助手席に座りたい」とふくれっ面で文句を言い、しょっちゅう母親に電話するママボーイのヤン・ソッキョン(キム・デミョン)にキム・ジュンワン(チョン・ギョンホ)が呆れ顔でため息をつく。
このシーンを観た瞬間、「またこの5人に会えた!」と旧友に再会したかのようなうれしさがじわじわと込み上げてきた。ネット上でもあちこちで喜びの声が上がっており、多くの視聴者が、まるで友人に抱くような親しみを彼らに感じているのがわかる。
シーズン1の12回を通して、5人と視聴者の間に現実の友人同士のような関係性が築かれていったのだろう。毎回それぞれの人柄が伝わるエピソードが満載で、回を重ねるごとにより深く彼らに魅了されずにはいられなかった。
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