過去に目を向ければ意外な発見がある。望月昭秀・文、田附勝・写真『蓑虫放浪』(国書刊行会)は、そんな発見に満ちた評伝だ。 幕末から明治時代をエネルギッシュに生きた知られざる絵師・蓑虫山人の生涯は、俳優の井浦新が「シンパシーを感じる大先輩が100年以上前にいた!」と推薦コメントを寄せるほどに魅力にあふれている。まさに注目の一冊といえるだろう。 キーワードは「縄文」 「——そんなにすごい人なんですかね」。愛知県名古屋市にある長母寺の住職は、著者に向かってそう呟いた。長母寺はこの評伝の主役となる人物、
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過去に目を向ければ意外な発見がある。望月昭秀・文、田附勝・写真『蓑虫放浪』(国書刊行会)は、そんな発見に満ちた評伝だ。 幕末から明治時代をエネルギッシュに生きた知られざる絵師・蓑虫山人の生涯は、俳優の井浦新が「シンパシーを感じる大先輩が100年以上前にいた!」と推薦コメントを寄せるほどに魅力にあふれている。まさに注目の一冊といえるだろう。 キーワードは「縄文」 「——そんなにすごい人なんですかね」。愛知県名古屋市にある長母寺の住職は、著者に向かってそう呟いた。長母寺はこの評伝の主役となる人物、
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