2025年7月よりテレビアニメの第2期がスタートした『ダンダダン』。本稿では、コスプレ界隈でも人気の高い本作のキャラクターに扮したコスプレイヤーたちに注目し、インタビューを実施。“衣装やメイクに対するこだわりポイント”を聞いたレポートをお届けします。
コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”
コスプレイベントといえば会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも参加する上での醍醐味のひとつ。昨今ではほぼ毎週末、全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも好評を博している。
そうしたイベントに興味はあるもののまだ参加したことがないという方に向けて、本稿では都内で開催された大型コスプレイベントをプレイバック。取材時に撮影させてもらったレイヤーたちの写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。
ここでピックアップするのは、7月よりテレビアニメの第2期がスタートした『ダンダダン』のキャラクターに扮したコスプレイヤーたち(写真は『コミックマーケット105』にて撮影)。
2024年10月~12月にかけて第1期が放送していたころより、コスプレ界隈でも人気の高い『ダンダダン』。2025年に入ってからも『ワンダーフェスティバル』や『AnimeJapan』『ニコニコ超会議』など、コスプレも楽しめるイベントには毎回必ず同作のキャラクターに扮したレイヤーが参加しており、撮影のために長蛇の列ができているさまをよく見かける。
また、綾瀬桃や白鳥愛羅といった人間のキャラクターだけでなく、ターボババアやセルポ星人といった作中に登場する怪異(妖怪や宇宙人など)のコスプレで駆けつけるレイヤーもちらほらいて、大型のイベントでは同作のキャラクター同士で集まり、“併せ”を楽しむグループの姿も見られた。
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「今回コスプレをしたモモ(綾瀬桃)は表情のバリエーションが豊かなキャラクターなので、その再現にこだわりました。表情の作り方だけでなくメイクもいろいろ試して、再現度を高めたつもりです」(『ダンダダン』綾瀬桃/りさまるさん)

「コスプレではウィッグの造形にこだわりました。立ち上げや束感が必要な箇所の再現は難しかったものの、なんとかかたちになったんじゃないかなと思っています。ただ写真を見てみると、角度によっては、もうちょっと直したいな……と感じる部分もあったので、そのあたりを調整してリベンジしたいですね。それともう1点、今回はメイクにもこだわっていて。愛羅のぱっちりとした目元を再現するために、いつもより束感のある長めのつけまつげをつけてみました」(『ダンダダン』白鳥愛羅/ひよとくんさん)


「こだわった部分は、アクロバティックさらさらに変身したあとの髪型とお面です。特徴的な髪型ですが、ただ上に長いだけだとおもしろ味がないと思って、ポーズを取ったときに奥行きが出て、迫力や動きが増すように造形を工夫。お面はアクロバティックさらさらに変身した直後のシーンに合わせて、顔が半分出るよう、削り出しを工夫しています。個人的に一番有名でかっこいいと思うシーンを再現するために、ヨガで体を柔らかくして、体幹も鍛えました。もともと表現することが好きで、体も柔らかかったので、私らしいコスプレができたんじゃないかなと思っています」(『ダンダダン』白鳥愛羅/C:hoSさん)

「こだわったポイントは星子おばあちゃんのウィッグです。どうがんばっても“3次元でもあり得るナチュラルな髪型”には見えないので、2次元らしさ全開で、忠実に髪型を再現することに力を注ぎました」(『ダンダダン』綾瀬星子/桃吉さん)

QJWebでは今後も、全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、レポート記事を作成していく。連載形式で順次アップする予定なので、こちらもご期待いただきたい。
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